CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

20-153「KILLERMAN キラーマン」(アメリカ)

2020年09月20日 08時33分38秒 | アメリカ映画
腐ったデカの首を持って来い
 モーと相棒のスカンクは、裏社会の汚れた金を扱う腕利きの資金洗浄屋。組織のボスから大きな仕事を任されて喜んだのも束の間、欲をかいたスカンクが、預かった金を増やそうと怪しげな麻薬取引に手を出してしまう。
 案の定、取引の現場を警察に踏み込まれ、2人は逃走。しかし、その途中で車が派手にクラッシュし、モーは意識を失ってしまう。やがて目を覚ますモーだったが、すべての記憶を失っていた。
 警察から追われ、組織に脅される中、ついに敵の手に落ちるスカンク。モーは失った記憶の片隅に微かに残る相棒への友情を信じ、すべての落とし前をつけるため、危険な賭けに出るが。(「KINENOTE」より)


 裏社会の汚れた金の洗浄を行っていたモーとスカンク。
 スカンクの叔父であるペリコの金の洗浄を依頼されるが、途中で中止の連絡が入る。

 スカンクをその金を使って麻薬取引で儲けようと考えるが、取引の最中に警察に踏み込まれ、金と麻薬を持って逃走する。

 そんな二人の逃走と戦いを描いたクライム・サスペンス。

 モーは逃走途中の車のクラッシュによって記憶を失ってしまい、置かれた状況を把握出来ぬままにスカンクと共に逃走する。

 警察に追われることになるのだが、その追っている警察官というのが、実は汚職警官で、証拠として押収していた麻薬をモーたちに奪われ、それを取り返すため、そして金を奪うために2人を追う。
 麻薬と金のためには手段を選ばぬ強暴さを持っている。

 更に、2人が陥った状況に怒りをたぎらせる組織のボス、ペリコも二人の行方を追う。

 そんな危険な状況に陥ったモーとスカンクの行き着く先がどことなるのか。

 記憶喪失というハンデを負ったモーの運命と行動も気になる展開。

 クライマックスからは眠気も吹き飛んでしまうような激しい暴力シーンのオンパレード。
 物語の行方と共に緊迫感が上がる。

 タイトルの"キラーマン"という原題は、モーが復讐のために激しい殺しを行っていく男になっていくので、そんなタイトルかと思ったら、最後に思わぬ真実が明らかになり、タイトルの意味が判ってくる。

 先行き気になる展開の一本であった。

/5

監督:マリク・ベイダー
出演:リアム・ヘムズワース、エモリー・コーエン、ズラッコ・ブリッチ
   スラージ・シャルマ、ダイアン・ゲレーロ、ニコラ・シュレリ
於:ヒューマントラストシネマ渋谷

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