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CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

24-321「最後の乗客」(日本)

2024年10月21日 00時19分19秒 | 日本映画

後って、ないかもしれませんよ

 とある港町。タクシードライバーたちの間では、深夜に人気のない歩道に現れるという女の噂がささやかれていた。

 ある夜、いつも通りタクシーのハンドルを握って閑散とした住宅街を流していた遠藤は、噂となっている歩道で1人の女性を乗せる。車を発進させた直後、路上に小さな女の子と母親の2人が飛び出してきて、その母娘も仕方なく同乗させることに。行き先はなぜか両者とも同じ「浜町」だった。

 奇妙な客と秘密を乗せたタクシーは、目的地へ向かって走りだすが。(「作品資料」より)

 

 ある港町でタクシードライバーをしている遠藤。

 深夜、客待ちをしている際、同僚からある噂話を聞かされる。

 深夜に海沿いの道を走らせていると、若い女性客が乗ってきて〝浜町〟まで行き先を告げる。

 しかし、浜町に到着すると、その女性客は消えている。

 そんな話を聞いた後、遠藤が最後の客を拾おうと海沿いの道を走らせていると、女性が手を挙げる。

 その女性を乗せる遠藤だが、サングラスをかけ、マスクをしている彼女に、先程の噂話もあり、気になってしまう。

 噂話からすると、遠藤が乗せた若い女性客は幽霊なんでは、と思わされる。

 更に車の前に母娘が現れる。

 車が動かなくなり、立ち往生することになる4人。

 やがて、そんな4人の真実が明らかになる。

 果たして4人が辿り着く先とは。

 やはり幽霊は登場するが、ホラーというわけではない。

 東日本大地震に対するレクイエムと、いつ何時大切な人と別れてしまうことになるか判らないという悲しみが描かれているヒューマン・ミステリー。

 55分という中編作品であるが、ストーリー展開も興味深く、面白い1本であった。  

/5

監督:堀江貴

出演:岩田華怜、冨家ノリマサ、長尾純子、谷田真吾、畠山心、大日琳太郎

於:池袋シネマ・ロサ


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