CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

20-134「モルグ 死霊病棟」(パラグアイ)

2020年07月21日 15時58分21秒 | パラグアイ映画
自分でまいたタネは、自分で刈り取ること
 警備員のディエゴは運転中に恋人と電話で話をしていて、誤って人を轢いてしまう。気が動転したディエゴは逃げるようにその場を立ち去るが、自宅に戻ってからも気持ちが落ち着かない。
 その夜、ある病院の夜勤警備の臨時の仕事が入る。交代する警備員から病院内の説明を聞くと、深夜の病棟の見回りという簡単な仕事だった。
 しかし、監視モニターに何かが映り、廊下から物音が聞こえる。気になったディエゴがそれを確かめに行くと、辿り着いたのは院内の死体安置所だった。(「KINENOTE」より)


 運転中、人を轢いてしまい、そのまま逃げ出したディエゴ。
 その夜、病院での夜勤警備の仕事が入ったディエゴは職場へと向かうが、その病院の死体安置所で思いも寄らぬ恐怖を味わうこととなる。

 ディエゴが1人で警備をしていると、ふと何かが後ろを通り抜けたり、監視カメラに謎の人物の影が映ったりと、この手のホラーとしては常套な展開から始まる。

 監視カメラに映っていた謎の影は、ディエゴが駆けつけてみると、しっかりディエゴの言葉に対応し、その人物は霊なのか、それとも現実の人間なのか、曖昧なところ。

 しかし、怪しい行動を取ることに変わりなし。

 そんな中、ディエゴは死体安置室に閉じ込められることとなり、そこから怒涛の恐怖を味わうこととなる。

 カメラが左右に何度も振れると、何かが出てくるのではないかと恐怖心を煽る。

 そして突然、目の前に迫ってくる異形の存在。

 実際に、ディエゴを傷つけかねないほどに迫ってくる。

 しかも死体安置室には、ディエゴが轢いた男の遺体も安置されているという状況。

 その遺体が、この恐怖に絡んできているのかなと思わされるが、なかなかその兆候は見えない。

 果たして、ディエゴはこの恐怖から逃れることが出来るのか。

 唯一、言葉を交わす謎の男の正体も今ひとつハッキリしないところがあったが、何モノだったのだろうか。

 その正体らしきものは、ラストに明かされはするが。

 ホラーとしては常套的な恐怖で始まり、クライマックスは怒涛の恐怖を味わわせるもので、緊迫感ある作品ではあったな。

/5

監督:ウーゴ・カルドゾ
出演:ウィリ・ヴィジャルバ、マリア・デル・マル・フェルナンデス
   アベル・マルティネス、パブロ・マルティネス
   アルド・フォン・ノブロッホ、ラウル・ロテラ、フランシスコ・アヤラ
於:ヒューマントラストシネマ渋谷

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 20-133「ゲット・イン」(フ... | トップ | 20-135「キラーソファ」(ニ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

パラグアイ映画」カテゴリの最新記事