今ポニーが欲しいぞ
美しさが優先され、美しい者だけが権力を握る近未来。醜悪な容貌や障がいゆえに迫害され、虐待を受けてきた7人からなるテロリスト集団「アクション・ミュタンテ」は、社会に復讐を誓い、誘拐や略奪、殺人を繰り返していた。
ある時、大富豪オルホの娘パトリシアの誘拐を企てた彼らは、パトリシアの結婚パーティに潜入し、居合わせた客を皆殺しにしてパトリシアを宇宙船へ拉致。
身代金の引き換え場所である惑星に向かうのだが。(「作品資料」より)
1993年製作、日本では1994年に公開されたSFアクション。
日本初公開時の邦題は違うものだったらしいが、今回4K版にてまた違う邦題でリバイバル公開され、そちらで初鑑賞。
フリーク集団のテロリスト、アクション・ミュタンテがある富豪の娘を結婚式の最中に誘拐、その場にいた者たちを惨殺する。
そして誘拐したパトリシアの身代金を手に入れるため、ある惑星のバーに向かうアクション・ミュタンテの一団。
しかし、その途中で思わぬ事態が巻き起こる。
テロリスト集団ということであるが、その犯行の様子は間が抜けていて、笑いを誘うもの。
リーダーが刑務所から出所すると、大富豪オルホの娘を結婚式で拉致することを計画、実行する。
そして身代金の受け渡しのため、ある惑星のバーを指定し、そこへ向かうが、リーダーはある計画を立てており、更に誘拐されたパトリシアも思わぬ感情を持つようになる。
一つの誘拐を巡って、その顛末のドタバタを描いた作品。
結構バイオレンス描写もあり、痛々しいシーンもあったりする。
リーダーとパトリシア、そしてちょっと狂気を見せるオルへ、更に地元民も絡んでのクライマックスの戦闘。
笑いを誘うようなシーンもあったが、全体的には今ひとつ入り込みにくい作品だったかな。
/5
監督:アレックス・デ・ラ・イグレシア
出演:アントニオ・レシネス、フェルナンド・ギーエン、フレデリケ・フェデール、アレックス・アングロ、フアン・ヴィアダス、サテュリアーノ・ガルシア、カラ・エレハルデ
於:新宿シネマカリテ
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