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CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

17-302「キラー・セッション」(フランス)

2017年10月24日 01時19分25秒 | フランス映画
すべてか無か、諦めるわけにはいかない
 ある冬の日、フランス南西部のある小さな村に怪我をした男が逃げ込んでくる。一軒の家に身を隠す彼は、組織を抜け出してきた殺し屋だった。
 しかし彼のもとに最強最悪の殺し屋が差し向けられ、村は戦場と化す。(「KINENOTE」より)


 フランスの片田舎で取引をしようとしていたコロンビア人たち。
 しかし、約束の場所へやって来ると、いきなり何者かに襲われ、殺されてしまう。

 そして殺した男は逃げようとするが、負傷していたため、近くの農家に侵入し、住民を人質にして立てこもる。

 コロンビア人たちは取引を台無しにされ、その事情を調べ、犯人を見つけ出すため、非情なアジア人の殺し屋を送り込んでくる。

 アジア人の殺し屋は独自の調査を行い、事情を知っていそうな者たちに非情な尋問を行いながら、徐々に犯人、そして彼が立てこもる農家へと近づいていく。


 このアジア人の殺し屋がかなり非情。
 残酷な拷問、痛みを与えながら、必要な情報を得ようとする。

 ナイフで肉片を切り取っていくのだが、もちろん生きたままで。
 さすがに残酷なシーンであったが、相手が女性でも容赦なしというところが、殺し屋としての現実感があったな。

 コロンビア人を殺した男は、農家に立てこもるが、必ずしも非情という感じではなく、その家族を思いやるところもある。

 判らないのは、この男の素性、バックボーンにほとんど言及されなかったこと。
 コロンビア人を殺した理由も結局ハッキリしなかったような。

 全てが「しかたないんだ」の一言で片付けられている。

 そんな男に徐々に近づいていく非情なアジア人の殺し屋。

 更に、その農家に対しては、何人かの住民が嫌がらせをしており、ある理由からその住民たちが農家に怒りを募らせる。

 クライマックスは、殺し屋たち、怒りを募らせた住民、そしてもちろん事件を捜査する警官たちも絡んでの対決。

 ただ、そのシーンは以外にあっさりだったな。


 スッキリとしない部分もあったが、アジア人の殺し屋の残酷さが際立ち、その殺し屋が迫ってくる様は緊張感があり、どのような展開となるのか興味深い作品だった。

/5

監督:エリック・ヴァレット
出演:トメル・シスレー、テレンス・イン、パスカル・グレゴリー
於:ヒューマントラストシネマ渋谷


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