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CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

25-111「早乙女カナコの場合は」(日本)

2025年04月01日 00時03分04秒 | 日本映画

それにしても、やけに小石が多いな

 男勝りで過剰な自意識から素直に甘えられない不器用な早乙女カナコ。大学進学と同時に友達と2人暮らしをスタートさせた彼女は、入学式で知り合った演劇サークルで脚本家を目指す長津田とそのまま付き合うこととなった。

 就職活動でカナコは念願の大手出版社に就職が決まるが、3年の付き合いとなった長津田は口ばかりで脚本を最後まで書きあげることはなく、大学を卒業する気もなさそうな状態だった。カナコと長津田の口ゲンカが絶えない日々が続く中、カナコは内定先の先輩・吉沢から告白される。

 編集者になる夢に向かって着実に進んでいくカナコと長津田の生き方に、徐々にすれ違いがうまれていく。(「作品資料」より)

 

 大学入学時に出逢った長津田啓士と恋に落ちた早乙女カナコ。

 それから3年後、カナコは目指していた大手出版社への就職が決まるが、長津田は卒業をする気も就職する気もなく、書くと言ってる脚本も書かない。

 呆れ返りケンカが絶えない2人であるが、長津田には女子大の新入生、麻衣子が、カナコには大学の先輩で就職先でも世話になった吉沢がアプローチをかけてくる。

 更に研修中のカナコが教えを乞う先輩、慶野は吉沢の元恋人。

 複雑な関係の中、それぞれが葛藤や悩みを抱える姿が描かれる。

 どうしようもないダメ男、長津田を忘れられないカナコはどちらかと言えばちゃんとし過ぎる程の女性。

 うまく行かないように見えるのだが、お互い忘れられない関係。

 麻衣子や吉沢、慶野もそれぞれ悩み、葛藤があり、主人公の2人のみならず自分を見つめ直す。

 果たして彼らの関係、そしてカナコと長津田の関係はどうなるのか。

 時はそれから6年も経ち、決着するかと思ったら。

 それぞれの想いや関係がうまく描かれ、面白いラブストーリーだった。

 カナコが出版社に勤めるということで、大好きな作家、有森樹李と会うシーンがあるが、有森樹李を演じていたのはのん。

 「私にふさわしいホテル」でのんのペンネームの1つが有森樹李であったが、同一人物か。

 カナコを演じた橋本愛もカリスマ書店員で出演していたが、さすがに早乙女カナコではなかったか。

 両作の原作小説の作者が同じだという繋がりなんだろうな。

/5

監督:矢崎仁司

出演:橋本愛、中川大志、山田杏奈、根矢涼香、久保田紗友、平井亜門、吉岡睦雄、草野康太、のん、臼田あさ美、中村蒼

於:シネ・リーブル池袋



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