CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

19-046「コントロール 洗脳殺人」(カナダ)

2019年02月13日 01時15分38秒 | カナダ映画
薬の量が少ないと異常が現れ、多すぎると支配される
 最愛の息子を亡くし、辛い日々を過ごすローレンと夫のラッセルは、都会の喧噪を離れ、安全で静かな郊外で新たな人生を送ろうと決める。
 そんな2人に不動産会社が紹介したのは、誰もが憧れるモダンで先進的なセキュリティ・システムを兼ね備えた高級マンション。入居を決意した2人は、すぐに引っ越す。だが、やがてローレンは不可解な現象と恐ろしい幻覚に悩まされることに。
 周囲に相談するローレン。だが、彼女自身の精神的な障害が原因ではないかと、誰も取り合ってくれない。
 そんな時、彼女の前に1人のジャーナリストが現れるが。(「KINENOTE」より)


 ローレンが最初、悪夢や幻想にうなされており、早速何か洗脳を受けているのかと思った。

 実際は、子供を亡くし、そのため精神的に不安定になっており、セラピーにも通っている状況。

 そんなローレンの気分を変えるため、最先端で豪華なマンションへ引っ越すことに決める夫のラッセル。

 しかし、そこでローレンは、不思議なノイズ音を聞いたり、突然映り出すTVの映像を目にする。

 そんな現象が続き、頭を悩ますローレンであるが、ラッセルを含め誰も取り合ってくれない。
 一人で調べ始めるローレンは、闇の噂を取材するバーノンと知り合い、彼の力を借りて真実を暴こうと奮闘する。


 冒頭は、ローレンが幻想や悪夢を見るようなシーンが続くだけで、こともなかなか起こらず、ホラーなのか、それともサイコ・サスペンスなのか、話の向かう先が判らない。

 ようやくサブリミナルや低周波、超音波などが人間の思考をコントロールするという話が出てくる。

 そして、それが軍事機密として行われているというような旨も。

 果たして、誰が何のために行っているのか、そもそも本当に洗脳しようとしているのか、実はローレンの精神の崩壊の表れなのか。

 バーノンも何かほのめかすようなことは言うのだが、ハッキリとしたことは言わないし、彼自身何をしようとしているのか、その目的も判りづらかったな。

 しかも、最後はそんな結末とは。

 黒幕の目的もややインパクトが弱かったし、手段自体もまどろっこしかったな。

 時折、ホラーっぽいシーンを挿入して驚かせたりするが、結局SFサスペンスだったということか。
 やや物足りなさを残した作品だった。

/5

監督:ロブ・W・キング
出演:クリスティーナ・リッチ、ジョン・キューザック、ブレンダン・フレッチャー
於:ヒューマントラストシネマ渋谷

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