
あんた子供いる?
小さな市役所で、人知れず亡くなった人を埋葬する「おみおくり係」として働く牧本。故人の思いを大切にするあまり世間のルールより自分の考えを優先してしまい、周囲に迷惑をかけてばかりいた。
そんなある日、新任局長・小野口が「おみおくり係」の廃止を決定。身寄りなく他界した老人・蕪木の埋葬が「おみおくり係」での最後の仕事となった牧本は、蕪木の身寄りを探すため彼の友人や知人を訪ね歩き、やがて蕪木の娘・塔子のもとにたどり着く。
蕪木の知られざる思いとともに彼の人生をたどるうちに、牧本自身にも少しずつ変化が起こり始める。(「作品資料」より)
2013年製作、イギリス・イタリア合作映画「おみおくりの作法」を原作としたヒューマン・コメディ。
市役所で〝おみおくり係〟として働く牧本は、人の話を聞かない、空気が読めない、自分で決めたルールで突き進むという、ちょっと周囲にいると迷惑に思うかもしれない男。
そんな牧本の〝おみおくり係〟廃止の決定が下され、牧本は最後の仕事を遂行する。
ちょうど牧本の暮らすマンションの向かいに住んでいた蕪木孝一郎が亡くなり、彼の身寄りを捜して、葬儀に参列してもらうよう働きかけようとする。
蕪木の知り合い、友人、そして娘たちに会って、様々な話を聞いていく牧本。
そんな牧本の姿が描かれるが、牧本がどうも話を察知出来ず、更に言われたことを取り違えて答えるなど、そのやり取りに笑わされる。
蕪木がかつて同棲していた女性から、「子供いる?」と聞かれた時の牧本の答え。
そして、刑事である神代が、蕪木が刑務所に入っていた時の面会記録を持ってきた時のやり取りなどは、かなり笑ったな。
それでも、扱っていることがことだけに、しんみりさせられることもあれば、泣かされることもある。
そうして蕪木の話を聞いているうちに、どこか牧本にも気持ちの変化が起きていたよう。
しかし、その変化が思いも寄らぬ出来事を生む。
個人的には、この出来事が必要だったのかなと思ったりもするが、作品としては、笑い、泣かされ、そして考えさせられる話で、興味深いものだったな。



/5
監督:水田伸生
出演:阿部サダヲ、満島ひかり、宇崎竜童、松下滉平、でんでん、松尾スズキ、坪倉由幸、宮沢りえ、國村隼
於:TOHOシネマズ日比谷
小さな市役所で、人知れず亡くなった人を埋葬する「おみおくり係」として働く牧本。故人の思いを大切にするあまり世間のルールより自分の考えを優先してしまい、周囲に迷惑をかけてばかりいた。
そんなある日、新任局長・小野口が「おみおくり係」の廃止を決定。身寄りなく他界した老人・蕪木の埋葬が「おみおくり係」での最後の仕事となった牧本は、蕪木の身寄りを探すため彼の友人や知人を訪ね歩き、やがて蕪木の娘・塔子のもとにたどり着く。
蕪木の知られざる思いとともに彼の人生をたどるうちに、牧本自身にも少しずつ変化が起こり始める。(「作品資料」より)
2013年製作、イギリス・イタリア合作映画「おみおくりの作法」を原作としたヒューマン・コメディ。
市役所で〝おみおくり係〟として働く牧本は、人の話を聞かない、空気が読めない、自分で決めたルールで突き進むという、ちょっと周囲にいると迷惑に思うかもしれない男。
そんな牧本の〝おみおくり係〟廃止の決定が下され、牧本は最後の仕事を遂行する。
ちょうど牧本の暮らすマンションの向かいに住んでいた蕪木孝一郎が亡くなり、彼の身寄りを捜して、葬儀に参列してもらうよう働きかけようとする。
蕪木の知り合い、友人、そして娘たちに会って、様々な話を聞いていく牧本。
そんな牧本の姿が描かれるが、牧本がどうも話を察知出来ず、更に言われたことを取り違えて答えるなど、そのやり取りに笑わされる。
蕪木がかつて同棲していた女性から、「子供いる?」と聞かれた時の牧本の答え。
そして、刑事である神代が、蕪木が刑務所に入っていた時の面会記録を持ってきた時のやり取りなどは、かなり笑ったな。
それでも、扱っていることがことだけに、しんみりさせられることもあれば、泣かされることもある。
そうして蕪木の話を聞いているうちに、どこか牧本にも気持ちの変化が起きていたよう。
しかし、その変化が思いも寄らぬ出来事を生む。
個人的には、この出来事が必要だったのかなと思ったりもするが、作品としては、笑い、泣かされ、そして考えさせられる話で、興味深いものだったな。




監督:水田伸生
出演:阿部サダヲ、満島ひかり、宇崎竜童、松下滉平、でんでん、松尾スズキ、坪倉由幸、宮沢りえ、國村隼
於:TOHOシネマズ日比谷
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