CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

21-090「クルエラ」(アメリカ)

2021年06月13日 21時46分58秒 | アメリカ映画
私が母親を殺した
 親を亡くした少女エステラは、ファッション・デザイナーを目指してパンクムーブメント吹き荒れるロンドンへとやって来る。
 そしてロンドンで最も有名な百貨店リバティに潜り込んだ彼女は、やがて伝説的なカリスマ・デザイナーのバロネスに出会うと、その斬新な発想力と度胸の良さを買われ、彼女の下で働き始めるのだったが。(「allcinema」より)


 ディズニー「101匹わんちゃん」のヴィラン、クルエラに焦点を当てた作品。

 「マレフィセント」「ジョーカー」など、最近、ヴィランを主役とする作品が多くなっているな。

 「101匹わんちゃん」の話をよく知らないので、クルエラについても、その名を聞いた記憶はなかったな。

 幼い頃、母親を亡くし、孤児となってしまったエステラは、同じく孤児のジャスパーとホーレスと共に泥棒を生業として暮らしていく。

 しかし、服のデザインに興味のあるエステラは、ロンドンの有名な百貨店に就職し、そこでカリスマ・デザイナーのパロネスに見い出され、ファッション・デザイナーとしての才能を開花させていく。

 しかし、母親の死の直接的要因がパロネスにあることを知った彼女は、パロネスへの復讐心を燃やし始める。

 クルエラがヴィランとなるまでの過程を描いた作品ということであったが、前半は孤児となりながら、ファッション・デザインへの情熱によって、カリスマ・デザイナーに見い出され、やがてその才能を開花させていくという、苦しい環境ながらのサクセス・ストーリーという感じ。

 しかし、母親の死にパロネスが関わっていたことを知ると、エステラは復讐心を燃やし、自らクルエラと名乗り、パロネスをファッション界の女王から引きずり落そうとする。

 ヴィランとなるクルエラであるが、パロネスの方もかなりの悪党という感じなので、何となくクルエラの正義の鉄槌を期待する感じ。

 クルエラは、母親の復讐を果たすのか、しかもどのような手段で、というところが気になる展開。

 結構、アッと驚かされる真実なども孕んでおり、面白い作品であった。

 ファッション界を舞台としているので、二人のヴィランが身に着けるファッションも煌びやか、またシックで見応えあるものであったな。

 最後には、一応「101匹わんちゃん」に繋がるエピソードも差し挟んでいる。

/5

監督:クレイグ・ギレスピー
出演:エマ・ストーン、エマ・トンプソン、ポール・ウォルター・ハウザー
   マーク・ストロング、ジョエル・フライ、エミリー・ビーチャム
   カービー・ハウエル=バプティスト、ジョン・マクリー
於:シネプレックス幕張

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