CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

24-229「怨泊 ONPAKU」(香港)

2024年08月03日 00時57分30秒 | 香港映画

襟巻の狐の顔は別に在り

 香港で不動産関係の会社のCEOを務めるサラは、恋人との別れの後、東京で不動産開発用の土地を購入する計画を立てていた。

 東京で彼女を迎えた不動産業者は、かつて別れた恋人だった。予約したホテルはアメリカ大統領の突然の東京訪問のために宿泊できなくなり、老婦人が営む民泊を利用することに。

 古びた民家の一室で不安な夜を過ごすサラだったが、やがて部屋の中で女を痛めつける男の不気味な光景を目にし、その部屋の床下から朽ちた遺体が発見される。捜査を担当する刑事は、この家が住民失踪の連続猟奇事件に関わっていることを突き止める。

 そしてサラとこの家には、ある因縁のつながりがあった。(「作品資料」より)

 

 香港から東京にやって来た女性が民泊を利用したことから恐怖に陥る様を描いた、日本を舞台にした香港製オカルト・ホラー。

 香港で不動産会社のCEOをしているサラは東京にやって来る。

 折しも大統領が緊急来日をしており、ホテルが取れず、民泊をしている古びた一軒家に泊まることになる。

 その夜、サラは恐ろしい夢を見て怯え、部屋で誰かが殺されたと言う。

 彼女を東京で案内する不動産業者の男性と共に部屋の下を調べる。

 畳をめくり、床板まで勝手に剥がしていいのかと思ったが、そこに白骨死体を見つける。

 一度はその家を出るサラであったが、再び舞い戻ることになる。

 そこからサラは体調も崩し、悪夢とも幻影ともつかぬものを見て、恐怖に陥る。

 民泊には他にも泊まっている人物がいるが、それが実在の人間なのか霊なのか判らなかったな。

 サラが見る映像から、やがてその家がサラと因縁があるらしいことが判ってくる。

 果たしてサラの運命はどうなるのか。

 警察による捜査なども展開されるが、なかなか行き着く先が読めなかったな。

 結局これは霊の話ではなかったのかな。

 判り辛い話ではあったが、異様な雰囲気が興味深い作品だった。

/5

監督:藤井秀剛

出演:ジョシー・ホー、ローレンス・チョウ、高橋和也、黒川智花、酒向芳、菅原大吉、白川和子

於:池袋シネマ・ロサ


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