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CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

18-017「カンフー・トラベラー 南拳」(中国)

2018年01月14日 23時12分59秒 | 中国映画
山河を抱き、月日をまとう
 2147年。異星人の侵略により、人類は絶滅の危機に瀕していた。あらゆる兵器は無力で、世界各国は次々と陥落、残された拠点は遂に中国西部の軍事基地のみとなった。
 絶望的な状況下、作戦会議でひとつの提案がなされる。
 あらゆる武器が無効である以上、徒手で戦うべきではないか、すなわち“カンフー”だ。戦闘ロボットたちにカンフー技をプログラムしてエイリアンと戦わせるのだ。ただし、問題は、手本となるべき拳法が伝承されず、すでに廃れていること。
 そこで、1体のロボットを清朝時代にタイムトラベルさせ、最強と言われた南拳の伝説の達人に弟子入り、その奥義を記録してくるという破れかぶれの作戦が開始されるが。(「KINENOTE」より)


 エイリアンの侵略に苦しむ2147年から、戦闘ロボットにカンフー技をプログラミングするため、過去に1体のロボットが送り込まれる。

 SF映画でありながら、本格カンフー・アクションを合わせたという、ちょっと奇想天外な話。


 清朝時代に南拳の達人がいるということで、そこに1体のロボットと、そのメンテナンス役として一人の女性が送られる。

 人間の外見を持つロボットが、清朝時代で師匠や周囲の人々の様々な感情に接していくうちに、南拳プログラム充足の任務以外に動き出すようになる。

 師匠はある理由でもう弟子は取らないと明言しており、そのためその一番弟子らに教わろうとするのだが、その一番弟子らが、謎の男に襲われ、殺されてしまったりする。

 まるでロボットの南拳習得を邪魔しようとするような、その男の正体は何者なのか。

 
 2147年のエイリアン襲撃による人類の危機という設定であるが、基本的にはロボットが送られた清朝時代での物語が展開される。

 果たして、ロボットは南拳をマスターし、そのプログラミングを未来へと送ることができるのか。

 タイムトラベルを出来たといえども、元の時代には戻れないという片道切符。

 感情のないはずのロボットが、南拳マスターのために感情プログラムを入力されたことによって起こす行動や、タイムトラベルをした女性の切ない想いなども描かれており、荒唐無稽な話ではあったが、なかなか面白い作品にはなっていたな。


 元々中国では動画配信サイトが製作し、動画配信のみで公開されていた作品らしく、劇場公開は日本が初めてらしい。

 更にエンドロール後に映像もあり、それは続編の予告映像。

 果たして、日本でも続編公開してくれるのかな。

/5

監督:チャン・シエンフォン
出演:タイガー・チェン、ワン・チー、イエ・ユンフェイ
於:ヒューマントラストシネマ渋谷


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