CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

23-234「春に散る」(日本)

2023年09月16日 00時20分57秒 | 日本映画
ヤモリかお前は
 不公平な判定で負けたことをきっかけに渡米し40年ぶりに帰国した元ボクサーの広岡仁一と、同じく不公平な判定負けで心が折れていたボクサーの黒木翔吾。飲み屋で出会って路上で拳を交わしあい、仁一に人生初のダウンを奪われた翔吾は、彼にボクシングを教えてほしいと懇願する。
 最初は断る仁一だったが、かつてのボクシング仲間である次郎と佐瀬に背中を押されて引き受けることに。仁一は自信満々な翔吾に激しいトレーニングを課し、ボクシングを一から叩き込んでいく。
 やがて世界チャンピオン・中西との世界戦が決まるが。(「作品資料」より)


 アメリカから久しぶりに日本に戻ってきた老いた男。

 居酒屋の外でチンピラにからまれるが、一発で相手をノックアウトする。

 その男は元ボクサーの広岡仁一とわかり、その戦いを見ていた黒木翔吾が、仁一にボクシングの教えを乞う。

 最初は断っていた仁一であったが、翔吾の熱情に折れ、ボクシングを教えることにする。

 こうして二人のトレーニングが始まるが、その先には様々な困難が待ち構える。

 仁一は心臓を患っており、いつ病状が悪化してもおかしくない状況。

 更に、翔吾は世界タイトル戦前に眼の負傷が発覚し、顔を打たれたら失明してしまうかもしれないという状況になる。

 どうしても戦うという翔吾に対し、試合を中止するように訴える仁一。

 果たして、それぞれが持つものを賭けて、仁一と翔吾は世界タイトル戦に挑むのか。

 世代が違う男たちが、考え方が違い、ぶつかり合いながらも同じ夢へと突き進んでいく展開。

 翔吾のファイトによって、見ている者たちが熱くなっていく。

 もちろん世界タイトル戦には挑戦するのだが、そのファイト・シーンは、気分を高揚させるような音楽もなく、リアルに繰り広げられる。

 タイトル戦の決着で終わりではなく、その後にももう一ドラマがある。

 惹き込まれるドラマであった。

{/baseball//5

監督:瀬々敬久
出演:佐藤浩市、横浜流星、橋本環奈、坂東龍汰、松浦慎一郎、尚玄、奥野瑛太、坂井真紀、小澤征悦、片岡鶴太郎、哀川翔、窪田正孝、山口智子
於:TOHOシネマズ池袋

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