CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

24-146「バジーノイズ」(日本)

2024年05月12日 00時30分23秒 | 日本映画

早く行くには1人で、遠くに行くにはみんなで、と言うけど

 マンションで住み込みの管理人をしながら、自分の頭の中に流れる音楽をPCで形にし、部屋でひとり奏でることに没頭する青年・清澄。

 人と関わることをせずシンプルな生活を送る彼に、上の階に住む女性・潮が挨拶をしてくる。失恋したばかりだという彼女は、毎日清澄の部屋から漏れ聞こえてきた彼の音楽を楽しみに聴いていたと話す。

 自分の音楽を誰かに聴かせようなどと思っていなかった清澄だったが、潮が何気なく投稿した演奏動画によって、彼の世界は大きく変わり始める。(「作品資料」より)

 

 コミックを実写映画化した青春音楽ストーリー。 

 人と関わらず、1人で音楽の打ち込みをしている清澄。

 そんな清澄の音楽を聞いて心震わせた潮は、清澄の音楽を他の人にも聞いてほしいと思い、彼の音楽をSNSに上げたりする。

 そんな潮の行動に最初は拒否反応を見せていた清澄だが、やがてバンドを組むまでになる。

 しかし、彼の音楽が認知されると清澄は好むと好まざるなく関係なく1人で音楽を作る状況となる。

 1人でやっていると楽だろうし、他人と関わっていると嫌な思いもすることもある。

 清澄もかつてはバンドを組んでいたようだが、今は1人で音楽を作ることに没頭している。

 そんな清澄を変えるきっかけを作ったのが潮。

 清澄と潮はお互い惹かれているように感じるが、ラブストーリーまでには至らなかったな。

 潮は清澄の音楽が好きで、彼の音楽を応援するが、彼が前に進んでいく程寂しさを感じ、清澄の前から消えてしまう。

 気持ちは判らないでもないが、それこそ独りよがりと言えなくもなかったな。

 何かに打ち込むのは1人がいいのか、仲間がいた方がいいのか。

 ストーリーとしては、仲間と共に行うことの素晴らしさを表していたな。

 音楽産業はこういうものなのかと思うような話でもあった。

/5

監督:風間太樹

出演:川西拓実、桜田ひより、井之脇海、栁俊太郎、円井わん、奥野瑛太、天野はな、駒井蓮、櫻井海音、馬場園梓、佐津川愛美、テイ龍進

於:TOHOシネマズ池袋


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