CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

18-020「アンデッド刑事(デカ) 野獣捜査線」(アメリカ)

2018年01月20日 13時50分58秒 | アメリカ映画
それにしても、英語字幕が邪魔だ
 近未来のロサンゼルス。複雑化と凶悪化を極める数々の犯罪に対抗するため、ロサンゼルス警察は、究極の警察官を誕生させた。それは、何度刺されても、何回轢かれても、そして何発撃たれても、次の日には何事もなかったかのように凶悪現場に戻り、犯人を追撃するスーパー・コップ、ダウンだった。
 その宿敵は、あらゆる凶悪犯罪を牛耳る極悪集団“フォーチュン500”。
 今ここに、ダウンとフォーチュン500の壮絶な戦いが幕を開ける!(「KINENOTE」より)


 ロス市警に所属する不死身の刑事、ダウンの活躍を描いたバイオレンス・アクション。

 何となく、邦題だけ見るとコメディかと思ったりしたが、実際は結構シリアスで、暴力に彩られたバイオレンスであった。

 原作はグラフィック・ノベルということで、納得。

 導入部はそんなグラフィックで描かれ、内容紹介をしている。

 
 犯罪者が横行する近未来のロスで、それに対抗するためロス市警で秘密裏に研究され、誕生したのが不死身のオフィサー・ダウン。

 不死身というのは、撃たれても刺されても死なないということではなく、もちろん死んでしまうのだが、ある力によって生き返るというもの。

 何事もなかったように、翌日犯罪現場へと向かい、また無茶な戦いを始める。


 ロスの犯罪を牛耳っているのが、フォーチュン500という組織であるが、本作ではその中の一人、マザー・ブリスターと、組織が雇った禅マスター・フラッシュが相手。

 人体破壊も厭わない戦いが繰り広げられ、血飛沫満載のバイオレンス描写になっている。


 ダウンを復活させる力が、大勢のダウン症等の患者が発する念動力であったり、マシンガンをぶっ放すシスターたちが登場したりと、ちょっとギリギリの表現もあったりする。

 ハードなバイオレンス・シーンで楽しませ、逆にコメディ要素はほとんど皆無だったな。


 ダウン自身は殺され、復活し、また犯罪者と戦うということの繰り返しで、多少は気持ちの苦しみも表されたりしているが、そんなダウンの苦しみを伝える役割となるのが、新人警官のガブリエルとなっている。


 血と暴力で彩られたバイオレンス。
 スッキリするような話ではなく、肉体的にも精神的にもダウンの痛みが伝わってくるような苦しさを感じる作品だったな。

/5

監督:ショーン・クラハン
出演:キム・コーツ、タイラー・ロス、ローレン・ルナ・ベレズ
    ソナ・イヤンベ、アリソン・ローマン、メドウ・ウィリアムズ
於:ヒューマントラストシネマ渋谷

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