ライオンがパンツを履くか
幼少期から怪物が見えてしまうレイは、母親から疎まれ妄想症として入院させられる。入院中に母親は行方不明となり、レイは怪物のことを誰にも話さなくなるが、怪物を見かける機会は日に日に増えていった。
そんなある日、バイト先のスーパーが氷漬けになり、氷の山から獰猛な雪男が出現。雪男に襲われるレイを間一髪救ったのは、喋る折り紙を連れて不思議な武器を携えた男モンだった。モンは格闘の . . . 本文を読む
独り言を見られた
ある朝、ロサンゼルスのアパートに暮らすエイデンが目覚めると、テレビで緊急放送の文字が映し出される。外では人々が逃げ惑い、近くに飛行機が墜落。アナウンサーは、あるウィルスの蔓延を伝えていた。
その感染者は目から血を流し、叫び、人を襲うのだという。彼らは食べることも、語ることもしない。あるのは“激怒”と“攻撃”の感情のみ。想像を絶する孤独と恐怖、そして絶望がエイデンに襲いかかる。 . . . 本文を読む
父の目が怖かったんです
アナウンサー志望の女子大生・聖山環菜が、父親を刺殺した容疑で逮捕される。事件はメディアでも大きく取り上げられ、取り調べで環菜が語った“動機はそちらで見つけてください”という挑発的な言葉も注目を集めることに。
そんな中、公認心理師の真壁由紀が、この事件のルポルタージュを依頼され取材に乗り出す。一方、国選弁護人として環菜の弁護に当たるのは、由紀の夫・我聞の弟で、由紀の大学時 . . . 本文を読む