goo blog サービス終了のお知らせ 

中鉄雑記帳

中国と鉄道(実物・模型)に関するあれこれ。

東西線脱線横転事件

2007-02-28 08:49:25 | 鉄道関連
1978年2月28日、営団地下鉄(現:東京地下鉄)東西線で、
南砂町ー葛西間の荒川橋梁を走行中の下り電車が突風に煽られ
後ろ2輌が脱線、最後部の2輌が上り線路上に横転するという事故が発生しました。
トラス橋だったため、車輌の川への転落は免れましたが、
地下鉄が鉄橋の上で風による転覆というニュースは、
当時の世間に「何で?」という感じを抱かせました。

同橋梁は風の影響が強いため、風速監視がされていましたが、
事故発生当時は運転規制が必要なほどの風は吹いておらず、
突発的な竜巻によるものとも言われています。
発生時間が夜9時半過ぎと遅かったこともあって、
幸い20数名の負傷者が出ただけで済みましたが、
例によってマスコミはステンレス製の軽量車体が原因とか、
犯人追求に血道を上げていました。

この時は、竜巻による走行中の鉄道車両への影響は滅多に無いものとして、
不可抗力で終ったようですが、
一昨年と昨年、倍近い自重の鋼製車輌が竜巻により脱線し、
羽越本線の事故では犠牲者まで出るに至ったことは
記憶に新しい出来事です。

最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (妙典民)
2020-06-10 17:27:53
竜巻が車両に、ましてや走行中に直撃するなんて恐ろしいことです。
返信する

コメントを投稿