中鉄雑記帳

中国と鉄道(実物・模型)に関するあれこれ。

船の科学館

2011-09-10 23:19:40 | Weblog
お台場にある船の科学館が設備老朽化のため、
今月いっぱいで休館だそうです。

屋外駐車場に展示してあった二式大艇が
鹿屋へ行ってしまったときはずいぶん寂しい
思いをしたものですが、
今回は屋外展示の羊蹄丸が譲渡先が見つからない場合、
解体ということになるそうです。

譲渡の申し出は結構あるらしいのですが、
条件としては日本国内での係留ということで、
海外への転売はされないのが救いですが、
国内での保存先が見つからないときは、
それこそ解体されていまいます。

青函連絡船の客貨船仕様としては3代目に当たる
渡島丸形7隻の海峡の女王たち。
ネームシップの渡島丸、青函連絡船ご当地の
函館ドックで建造された松前丸、連絡船終航直前まで
運用されていた大雪丸は、海外に第二の働き場所を
求め日本を去って行き、消息不明。
渡島丸形最終船で唯一フィンスタビライザーを装備した
十和田丸は日本国内でクルーズ船に改造されたモノの、
わずかな期間で再転売され行方不明。

現在は、函館に摩周丸、青森に八甲田丸、そして
船の科学館に羊蹄丸を残すのみですが、
そのうちの一隻が消えてなくなってしまうのは、
非常に残念なので、是非とも国内の博物館等で
保存展示の道があるよう祈っています。