善戦者不怒ブログ

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金沢健一「音のかけら」川越市立美術館

2010-08-24 09:51:22 | アート
彫刻家、金沢健一が87年から始めた「音のかけら」をテーマとしたパフォーマンス。
金属の立体作品としてフロアに置かれた「音のかけら」。



円形の金属は細かく切断されている。それぞれの切片は固有の形状を持つが、それだけではなく固有の「音」も持っている。金沢のパフォーマンスは金属棒を手にあちこちを叩いて音を出すことから始まり、「音のかけら」の切片をも叩いてさまざまな波長の音像をクリエイトしていった。



さらにパフォーマーを増やして、さまざまな音のかけらを融合した音響世界が繰り広げられた。





「音のかけら」の上にボールを転がすと、叩くのとはまた違った金属音が生み出される。

鉄板の上に砂を撒き、鉄板を振動させることで共鳴による図形を描く「クラドニ図形」も披露。





数年前に埼玉県立美術館でパフォーマンスをしたときは、「演奏という意識はない」というようにおっしゃられていたと記憶しているが、このパフォーマンスでは音楽を創造しながら演奏しているようにも感じ取れた。機会があれば、このあたりを聞いてみたいものだ。

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