銭日和・凛日和

銭の名前は、ルパン三世の銭形警部から付けました♪

京・発症した時を振り返ってみた

2018-08-09 10:37:03 | 京の環軸椎亜脱臼・不安定症(頸部神経・炎症性の麻痺)+前庭疾患
この病気が再発して、すぐにはこの病名を思い出せずにいた
それは、発症して約9年
何事も起こらずに、平和に過ごせてきたからだ

それに発症時は軽度の症状で、すぐに良くなったから
難しい病名や説明が、日々の生活の中で薄れていってしまっていた

コルセットを付けている事を、人に説明する時など
同じような神経症状が出る病気で「頸椎椎間板ヘルニア」がある
そんなような症状がでると言うと説明がスムーズだった

何度も説明してるうちに、自分の中でも記憶がすり替わって
「頸椎椎間板ヘルニア」??と勘違いしてしまう時期もあって
再発した当初、気が動転してる時期なんかは
頸椎椎間板ヘルニア?!と思ってしまったりした



落ち着いて冷静になって、色んな事を考えり思い出したりした
そして病名も思い出したよ(~_~;)

記憶を遡って、京が1歳と2カ月半くらいの時だった
二週続けてドッグランで遊んで、その夜に目の異変に気付いた

ドッグランでの遊び方が激しかったからか?
その前の週に、追いかけっこしながら池(湖?)に落ちたのが原因なのか?
どちらも影響してるんだろう

京は初め 顔面神経痛のように顔の片側の麻痺だった
目がバシバシっと痙攣したり、開かなくなったりした

その時のブログは『京・顔面神経痛?! 』という題で書いている
顔の片方だけがぴくぴくと動いて、ひきつれる状態を
「片側顔面痙攣(かたがわがんめんけいれん)」っていうんだって

以前のブログでは病名は書いてなく、さらっとした感じの記事だ

その時にも書いてるけど
首のつけねから目の近くまで走っている神経(迷走神経)の
異常が原因で痙攣がおこるらしい

首の付け根の部分の椎間板の損傷
あるいは外耳炎や中耳炎などの病気が原因で迷走神経が傷ついたり
炎症をおこすとこの症状があらわれるそうだ

その時がまさに、外傷性の環軸椎亜脱臼になった時で
症状は軽度で、片側顔面痙攣だった

そしてすぐにコルセットで固定する治療が始まった

コルセットをはめて、首の後ろを保冷剤で冷やしたら
すぐに痙攣は治まった
そう、魔法のようにあっという間に治ってしまった感じだった

コルセットをはめて冷やすだけ
病院では炎症止めなどの注射なんかもあったけど
最初は連続して数回病院に通って、後は定期的に通院のみ

まったく普通の生活だった
お散歩もじゃれあったり遊んだりするのも、いつもと同じにできていた
症状が軽くて良かった~と思ったのを思い出した

定期的に通院してた時に、先生から病気の説明があった

今、症状は治まっている、しかし再発するかもしれない
コルセットでの治療では完治はできない
セカンドオピニオンで大学病院に行きますか?とも言われた

ただ、大学病院に行って手術しても、成功する確率は半分くらい・・
たとえ手術が成功しても麻痺が残る可能性もある
最悪、手術中や術後すぐに死亡する例もある

我が家では銭も凛もコルセットを持っている
それは、何かしら少し症状がでてたりした時に作ったものだ
でも、銭と凛はすぐに外す事が出来た
たまに使うけど、少し調子が悪い時や予防的に使う位だ

きっと京もすぐに外せるんじゃないか? そう思った

今、普通の生活ができていて、お散歩も遊ぶ事もできる
軽度で、コルセットをはめたらすぐに良くなった程度の症状では
かなり難しい手術で、最悪 死んでしまうかもしれない手術に
踏み切るという考えはできなかった

銭父と相談して、手術はしないことに決めた


コルセット治療を初めて2カ月で、コルセットを外せる時期が来た
銭と凛はそれでコルセットを外す事ができたんだけど
京は外してしばらくすると顔に痙攣が出た

何度か試してみたけど、やはりコルセットを外すと顔が痙攣する
京はコルセットを外せないんだ 

京の症状は顔面の痙攣のみ
コルセットを外したり、再発しても
きっと同じ症状が出るのだろうと思っていた

でもコルセットさえしていれば、普通どおりの生活が送れていた
ランでも飛んだり走ったりして遊ぶ事が出来た

首の筋肉が衰えてしまうかもしれないが、再発しないためにも
コルセットをしていれば大丈夫。という思いがあった


きっと何度かコルセットを外して痙攣が出た時点で
銭や凛と、京の症状の重さは違うんだ。と気付くべきだったのかもしれない
それは今思う事で、その時はそういう考えには及ばなかった