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シティバンクは何故倒産寸前に追い詰められたのか2009/01/13 20:07
復讐するは我にあり、汝にあらず。
シティーの過激な勧誘、客を犠牲にしてでも追及する過激な儲け主義は有名だ。しかし、私が知ったのは、ずーっと後になってからだった。残念ながら、その前に私は資産運用上、非常に危険な目に合わされた。英国系のHSBCやオランダ系のINGが、決して勧めなかった投資不適会社の債権を甘い言葉で勧誘され、合計250万ドルも買わされたが、その全てが風前の灯火だ。アイスランドのKaupsing銀行、GM,フォード、アジアのいろんな会社の債権・・・・。
東京のシティバンク の PB(プライベートバンキング)部門が、札幌の住まいに勧誘に来たのは平成12年の頃だった。二人のPBのスタッフがやってきた。私は、その頃、年齢的にも体の健康面でも、札幌の厳寒がこたえる様になってきていたので、運用先として予定していたシンガポールに近い国で比較的安全な常夏の国に移住しようと考えていた。シンガポールに住むのは安全面で100%良いのだが、その場合毎年の利益に25~30%の課税がかかる(そして日本では55%以上もの鬼のような高累進課税がかかる)。
私が、この時 シティにPBの口座を開設しなかった幸運は、たまたまシンガポールのHSBCにも講座開設の訪問をお願いしていたからだった。二つの銀行の訪問者は、その勧誘の仕方に、天と地の違いほどもあることが勘の鈍い私にも分かった。
HSBCはシンガポールから、二人の行員が何度も何度も足を
運んでくれた。一方シティーはなるべく短期に客を落とす戦略で、彼等の攻め方は非常に激しく、親切心も上辺だけのものに見て取れ、ハゲタカのような本音がその親切心の下に見え隠れしていた。
イロイロあって結局、HSBCなどに決め口座を開設したのだが、・・・実際に運用し始めたのは3年もたってからだった。それまで彼等は待ってくれた。
以来、シンガポールでHSBCなど欧州系の二つの口座で資産運用をしていた私に転機が訪れたのは、影響がはっきり出始めていたサブプライムローン問題浮上の頃だ。二つの欧州系のPBはその頃、なぜか有望な会社の債権を紹介してくれなくなった。
私は、愚かにも Ito&Tayというサイトでシンガポールに住む日本人のオフィスの所在地を知り、訪問した。5万円の支払いの約束で彼はシティバンク・シンガポールの玉木氏を紹介。私は、その手際のよさに若干の懸念を感じたが、結局口座を開設した。彼の勧められて、上記の欧州系のPB銀行から私の資産を担保にドル融資を受け、それをシティに送金、新たな運用を開始したのだったが・・・。
その新投資の数ヵ月後に迎えた結果は、冒頭に示したような、惨憺たる結果だ。
フォード、GMの債権は買ったとき払った140万から現在、30万に下落、特にGMはジャンク債に成り下がった。アイスランドの、
Kaupsing銀行の50万は、現在1%の価値しかない。アジアの会社だけが、現在30%程度の価値があり、未だ回復の望みがある、そんな酷いものを、プロの玉木氏は私に買うように勧めたのだった。シティは手数料の高さと、行員へのリベートの高さで有名だから、気をつけたほうが良いと先の欧州系のPB行員から教えられて目が覚めたが、既に投資してしまった前記の額は後の祭り。欧州系から借りて、それ以外にも勧められて買ったものも、大幅に値下がりした。欧州系が勧めて買った物は、平均30%の値下がりで済んでいるのに、玉木氏に進められたものは、平均70%も値下がりした。そのため、借金の額に、担保の債権の額が(下落によって)近づき、破産寸前、断崖絶壁の数センチまで追い詰められた。
その後、欧州系のスタッフの指導で、いろいろ命がけの手を打ったので、危機は脱することが出来たが・・。肝心の玉木の方は
その危機以来、なんのアドバイスもなかった。悪いPB銀行は、リベートなど自分等の利益だけを考えて、客を犠牲にしかねない。もし、客が破産しても、次の客を探せばいい、という考えなのか?
10年前、シティバンクPB在日支店が、客に不当な損害を与えたとして、財務省の金融庁から閉鎖命令を受け、なくなったのも当然といえば当然のことだ。いま、シティは倒産の危機にある。
http://nnanami2.iza.ne.jp/blog/entry/867744/
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■ 2009年7月9日
「我が郷は足日木の垂水のほとり」 はじめました。
本稿はその保管用記事です。
■ 2010年3月2日
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