ツキヨタケは、ハラタケ目ホウライタケ科のツキヨタケ属に属するキノコの一種である。
日本を中心として極東ロシアや中国東北部にも分布し、晩夏から秋にかけて主にブナの枯れ木に群生する。子実体には主要な毒成分としてイルジンSを含有し、そのひだにも発光成分を有する。シイタケやムキタケ、ヒラタケなどと誤食されやすく、摂取した場合には下痢や嘔吐といった中毒症状から、まれには死亡例も報告されている。
(wikipedia)
確かに椎茸(シイタケ)に似ていると言えば、茶色の色が同じに見える。とてころが、軸がちがう。
上の映像は、市販のシイタケ。
たしかに、右上の個体は、柄が端によって付いている。しかし、よく比較してみれば、柄の長さが、ツキヨタケでは決定的に短い。そして、シイタケでも、貧弱な個体では、柄が短いものもある。その時の識別法が、裂いて付け根に、シミがあるかどうか。
おもうに、紛らわしいのは食べないこと。
キノコ本来の特性が出ていないのは、美味しくもないし。
右がわのふたつは、柄の部分で裂いて割ったもの。シイタケは中心に柄がある。ところが、ツキヨタケは、端に偏っている。また、柄も短い。そして、柄と傘の付け根の部分に、裂けば判るのだが、シミがある。画像の個体は、やや老菌で、シミが進み陥没してしまっている。
山道の路肩によけられた、たぶん橅の倒木に、びっしりと生えていた。左奥のは若いツキヨタケ。右手前のは、やや老菌か。傘の大きさは、20センチを超えているのもあった。ここまで大きなコロニーは、異様に大きすぎて不気味でもある。夜になったら、どのように光るのだろうか。