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白頭山

2012年08月28日 15時13分14秒 | 地理

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白頭山【地理】
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白頭山

(はくとうさん、朝鮮語:백두산 ペクトゥサン Paektusan・簡体字:白头山)
中国吉林省と北朝鮮両江道の国境地帯にある標高2,744mの火山。
別名、長白山(ちょうはくさん、簡体字:长白山 チャンパイシャン)。
(wikipedia)


 

 

中国吉林省と北朝鮮両江道の国境地帯にあるこの山は、古くは「不咸山」「白山」「太白山」と呼ばれた[要出典]。このうち「白山」「太白山」は中国でも朝鮮でも後世までこの山の別名としても使われた。李氏朝鮮の時代には「太白山」と呼んでいた。白頭山という名称の起源は不明である。

満族の満州語ではゴルミン・シャンギヤン・アリン(Golmin Šanggiyan Alin、「どこまでも白い山」)と金 (王朝)の時代より使われ始めた。

清朝では長白山(ちょうはくさん。中国語:长白山/長白山 チャンパイシャン、Chángbáishān)と漢訳され定着している。同じく領土地域に含まれる朝鮮民主主義人民共和国では「金日成将軍の歌」など、長白山(チャンパクサン、Changpak san、朝鮮語:창바이 산)の名称を長らく用いてきたが、近年では白頭山を使うのが一般的になってきている[要出典]。


現在も実効支配の領土地域ではないが、韓国は「長白山」呼称は中国による侵略の残滓であるとして国際的な呼称問題運動を展開して摩擦を起こしてきた[1](また領有権について歴史認識問題も発生している(#領有問題)。その結果、近年では「長白山」より「白頭山」の名称が先に記述されたり、世界各国でアルファベット表記のPaektusan、Baekduが採用されるにいたって、後手にまわった中国や香港、台湾で反発の声があがり、「長白山」の名称を積極的に使うように各地で巻き返し運動が展開されている[2]。

 

地質学的特徴[編集]

山の中央部は、地下のマグマの上昇圧力により、毎年3mmずつ上昇を続けている。また、黒曜石の産地でもあり、朝鮮半島北部の旧石器時代から新石器時代の遺跡で出土する石器に用いられる黒曜石の産地は白頭山であることが多く、既に黒曜石を介した交易が存在したとされている。


天池

 


 冬の山頂の天池

 


長白瀑布
頂上には天池(ティエンチ)と呼ばれるカルデラ湖がある。満州を潤す松花江、および中国と北朝鮮の国境である鴨緑江・豆満江はこの山を源と発している。天池は周囲12kmから14kmで水深の平均は213m、一番深い部分は384mとなっている。10月中旬から6月中旬までは天池は氷に覆われる。

天池の周りは2,500mを超す16つの峰が取り囲んでいる。その最高峰は将軍峰であり一年の8ヶ月は雪に覆われている。

天池から北に出る川があり、出てすぐのところで落差70mの滝長白瀑布を形成している。
山麓

 


 長白山の北麓
山麓は、朝鮮側は朝鮮半島の摩天嶺山脈などの高原地帯、中国側はなだらかな傾斜が東北平原まで続く。中国側の山麓では、朝鮮人参の中国版とも言える長白山人参(又は中国産朝鮮人参)が栽培され、日本などに輸出されている。この他、中国側では様々な薬草が栽培されている。

気候[編集]

白頭山の気候は非常に移り気である。山頂の年平均気温は摂氏マイナス8.3度である。夏の間は18度に届く時もあるが、厳冬期はマイナス48度にまで下がる時がある。1月の平均気温はマイナス24度、7月の平均気温は10度であり、一年のうち8ヶ月は気温はマイナスに下がる。山頂の平均風速は秒速11.7m、12月には平均で秒速17.6mの強風となる。平均湿度は74%。


火山活動[編集]

近代的な火山研究が始まったのは1900年代以降で活動歴の解明は進んでおらず、研究者により様々な年代の噴火説が出されている。周辺国の歴史記録書に白頭山の火山活動を示唆する記述がある[3]。
日本紀略によれば、893年。
三国史記によれば、917年。
李氏朝鮮時代の『朝鮮王朝実録』には、1413年、1597年、1668年に火山活動が有ったと解釈出来る記述があるが、実際に噴火したのは、1597年と1702年で有るとする説もある[3]。
1597年10月6日から8日にかけての噴火では、噴火に伴い発生した地震の震動がソウルでも感じられた[4]。

 

 

 

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