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沸く漁業者、消費者と温度差 商業捕鯨再開

2019年07月02日 11時52分53秒 | 保管記事

 

  記事の紹介です。

 

 沸く漁業者、消費者と温度差 商業捕鯨再開

 2019 07 02

 国内で三十一年ぶりとなる商業捕鯨が再開した。鯨肉の鮮度向上が見込まれ、基地のある「クジラの町」は伝統食の再起に期待する。ただ捕獲の頭数や対象は制限され、供給量の拡大は望みにくい。消費者や小売業者の関心は広がりに限りがある。

       2019 07 02 沸く漁業者、消費者と温度差【保管記事】

 

 ■操業効率化

 一日午前、北海道釧路港。「クジラを大切に利用する文化を育んできた。文化が次の世代に継承されることを期待する」。約百人を集めた出航前の式典で、水産庁の長谷成人長官は商業捕鯨再開の意義を訴えた。

  従来の調査捕鯨では、クジラの重さを量るため血抜きをせずに水揚げしていた。これに対し、商業捕鯨では船上ですぐに血抜きをし内臓を取る作業をするため、鯨肉の鮮度が向上する。大きい個体を選んで捕獲もできる。日本小型捕鯨協会の貝良文会長は「脂がのったおいしいクジラを提供できる」と力を込める。

  沖合操業を担う共同船舶(東京)の吉村清和生産チームサブチームリーダー(44)は「クジラが生息する所をピンポイントで狙うことができるので効率的な操業ができる」と、運航面での利点を挙げる。海域全体をコースに従って動く必要がある調査捕鯨に比べ、コスト削減が見込めるためだ。

 

 クジラ専門店も盛り上げに躍起だ。「樽一(たるいち)新宿本店」(東京)は六月二十八日に再開を祝うイベントを開き、竜田揚げをサービスした。来店した横浜市の男性会社員(63)は「クジラは小さい時からよく食べていたので大好きだ」と歓迎した。

 ■危機感隠さず

  しかし鯨肉の取扱店が増えるかどうかは見通せない。大手スーパーのイオンは、全体の約3%に当たる約百店舗で刺し身やベーコンなどの鯨肉を販売している。「需要は落ちてきている」(広報)として、セールや取り扱い規模の拡大は予定していない。

 一九六二年度に二十三万三千トンに上った鯨肉の国内消費量は、国際的な捕獲規制が響き、近年は五千トン前後と低水準が続く。釧路港と同じく商業捕鯨を再開した山口県下関港で捕鯨船の出航を見守っていた会社員の女性(40)は「自分の周りでクジラを食べている人はあまりいない」と捕獲後の売れ行きを心配していた。

  商業捕鯨の年間捕獲上限は計三百八十三頭。最近の調査捕鯨で捕獲された六百頭前後を下回る。最も供給量が多くなりそうなニタリクジラは独特の風味があるとされる。

  鮎川捕鯨(宮城県石巻市)の菊田憲男執行役員(65)は危機感を隠さない。「一般の消費者に受け入れられるかどうかは未知数。事業として成り立つよう販路を拡大しないといけない」
https://www.chunichi.co.jp/article/front/list/CK2019070202000307.html

 

  記事の紹介終わりです。

 

 

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