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IMF前専務理事が軟禁解除後初の外出―仏では政界復帰見通しが急浮上
2011年 7月 3日 10:40 JST
ニューヨーク市内のホテルで女性従業員に性的暴行を加えた容疑で起訴されている国際通貨基金(IMF)の前専務理事・ドミニク・ストロスカーン被告は1日夜、自宅軟禁が解除されてから初めて外出した。
トライベッカのタウンハウスを出るストロスカーン夫妻(2日)ニューヨークの高級住宅地トライベッカ地区にある滞在先のタウンハウスから姿を見せたストロスカーン被告は、わずかに微笑みを浮かべながら夫人など数人とともに車に乗り込み、アッパー・イースト・サイドの高級イタリア料理店に向かった。夫妻は2日午後にも外出した。
ニューヨーク州の裁判所は1日、ストロスカーン被告から暴行を受けたとされる女性の供述が一部嘘だったことを検察側が認めたことを受けて、同被告の自宅軟禁を解除していた。同被告は容疑を否認している。
一方、フランスでは、ストロスカーン被告の訴追が取り下げられる可能性が高まったとして、同被告の政界復帰の見通しが急浮上、大きな衝撃が走った。
ストロスカーン被告の複数の支持者は1日、同被告が政界に復帰すると確信していると述べた。ストロスカーン被告は逮捕前、大統領選への出馬を正式には表明していなかったものの、世論調査では、最大野党・社会党の最有力候補とみられていた。
社会党トップのオブリ第1書記は1日、ストラスカーン氏が「この悪夢」から一刻も早く解放されることを願う、と述べた。
社会党では来年の大統領選に向けた予備選の立候補受け付けが6月28日から始まっており、オブリ第1書記はすでに名乗りを上げている。立候補の受け付けは7月13日に締め切られるが、オランド前第1書記は締め切りの延期もあり得るとしている。社会党の大統領候補は10月に決まる。
http://jp.wsj.com/World/node_261022
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