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事業選定の便宜、東京医大理事長が依頼か 文科省汚職
2018/7/5 9:33
文部科学省の私立大支援事業を巡る受託収賄事件で、同省官房長だった佐野太容疑者(58)=受託収賄容疑で逮捕、4日付で大臣官房付=に事業選定で便宜を依頼したとみられるのが東京医科大の臼井正彦理事長(77)であることが5日、関係者の話で分かった。東京地検特捜部は臼井理事長が捜査に協力していることなどから同理事長を在宅のまま捜査している。
関係者によると、臼井理事長は2018年2月に佐野容疑者の息子が同大学を受験した際、入試の点数を加算し、合格させる不正行為にも関与した疑いがあるという。臼井理事長は1960年に東京医大に入学。眼科学が専門で、同大主任教授や大学病院長を経て08年に学長、13年に理事長に就任した。
また東京医大が16年度、文部科学省が大学の看板となる研究の推進などに補助金を出す「私立大学研究ブランディング事業」に申請し、選定されなかったことも判明。特捜部は17年度の再申請の際、競争が激しい選定審査を有利に進めようとして、臼井理事長が佐野容疑者に働きかけたとみて調べている。
文科省などによると、同事業は16年度にスタート。同年度は予定選定数の30~40校に対し198校が申請した。東京医大も申請したが、選定されなかった。
捜査関係者などによると、東京医大は17年度の再申請での選定を目指して準備。臼井理事長は会社役員の谷口浩司容疑者(47)=受託収賄ほう助容疑で逮捕=を介して佐野容疑者と知り合った。選定審査での有利な取り計らいを依頼したとされる17年5月は、翌月に申請締め切りを控えた大詰めの時期だったという。
東京医大の17年度の申請テーマは「先制医療による健康長寿社会の実現を目指した低侵襲医療の世界的拠点形成」。がんなどの病気が進行する前に予防したり、早期発見したりするための新たな検査法の開発などを「ブランド化のコアとして推進する」などとうたっていた。
17年度は予定選定数50~60校に対し188校から申請があり、17年11月に60校が選定された。東京医大も選定され、同年度は3500万円の助成を受けたという。特捜部は、17年度に東京医大が選定されるに至った経過についても詳しく調べている。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO32634190V00C18A7CC0000/
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■ 2009年7月9日
「我が郷は足日木の垂水のほとり」 はじめました。
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