岩淸水

心を潤す

三条ノ滝

2011年03月25日 07時45分00秒 | 言葉の説明

 

三条ノ滝【岩淸水・言葉の説明】 三条ノ滝 尾瀬

  2018 05 26 撮影。

 

三条ノ滝は、水量が多い。というか、雪溶け時季はなおさらなので、なのかとも思う。積雪期の滝の様子は、どうなのかとも想像してみるが、近くの渋沢温泉小屋が積雪の威力で、圧壊した。その記録を見れば、とても一般の観光客が、積雪期に行けるところでは、無いのだと観念する。編者が、30歳前半の頃、一度訪ねた。もう 40年も昔のこと。なので記憶は定かではない。鳩待峠から入山したのは、確かだとおもうが、そのまま直行したのか、あるいは東電小屋に宿泊して、翌日に行ったのか。そして今度は、70歳になる直前に、二度目の滝見・撮影となった。御池に車を於いて、燧裏林道からのアプローチ。途中、いくつかの湿原を見ながら。分岐の標識をすぎた辺りから、急な坂道を降りることとなる。

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滝を見るには、鑑瀑台に降りる。鎖などの設置された、急な階段をいくつか降りる。絶好の撮影ポイントは、一番下の鑑瀑台の隅。此処しかない。なので、大概の写真は、同じような構図となってしまう。
隣の日光国立公園にある華厳の滝と、やはり比較してしまう。水量は圧倒的に、三条ノ滝が勝っている。高さも一説によると、100メートルでこちらが勝っている。ところが、竜宮小屋に宿泊して、山と渓谷社の尾瀬紹介ビデオを観た。此処では高さ、90メートルと紹介してあった。自分も、これは、100メートルは無いなと思っていた。しかし、高さが、100メートルで、97メートルの華厳の滝に勝っている。その気分は、大切にしたい。
とにかく、あの谷を降りて、測量するには、とてつもなく大変なことだ。

ヨッピ川が、沼尻川など多くの支流を集めて、東電小屋とか温泉小屋の辺りで、只見川と呼ばれるようになる。日本海側の尾瀬と、太平洋側の日光戦場ヶ原とでは、積雪の量が段違い。是が三条と華厳の水量の差なのか。とにかく、巾は 30メートルはある。是には異論はない。直瀑の様にも見えるが、よく観ると、三つに分かれている。そう言えば謂えるのか。亦、渇水期には、推量が減って、三筋に別れるとも。

それで、鑑瀑台にある、古い説明板には、謂われが記してある。

    

温泉小屋に行く手前に、平滑の滝がある。大岩に上って鑑賞する事となるが、こちらの滝も、全容を観るのは困難だ。とにかく此処は観光地ではなく、登山ルートにある滝だと、思うしかない。観光バスで団体で来るような、場所ではないので、観光開発は出来ない。やはり秘境の滝として、温存されるべきなのかも。

  2018 05 26 撮影。

平滑の滝は、奥日光の竜頭の滝と同じように、斜面を流れ落ちる。この激流が比較的平らな、河床の岩盤を滑めて行くので、その様を滝と呼んでいる。 憾満ケ淵  も強いて謂えば、似たような激流。だがこちらは、淵と名前につけて呼んでいる。 

 

 

 

 

 

憾満ケ淵 Kanman-ga-fuchi Abyss 憾満ケ淵 Kanman-ga-fuchi Abyss 日光国立公園

 

尾瀬【岩淸水・言葉の説明】 尾瀬

 

 

 

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