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心筋炎 Myocarditis

2011年03月18日 22時30分00秒 | 言葉の説明

心筋炎 Myocarditis【言葉の説明】 心筋炎 Myocarditis

 

 

心筋炎(しんきんえん、英: myocarditis

心筋炎(しんきんえん、英: myocarditis)は、感染症、中毒あるいは原因不明の心筋の炎症性変化。無症状のものから発熱、頻脈、呼吸困難などの臨床症状を示すものまである。特に急性心筋炎(acute myocarditis)は、特異的所見に乏しい上に急性の転帰をたどることから、臨床上重要である。大動脈解離やクモ膜下出血、急性喉頭蓋炎などとともに診断に苦慮する疾患のひとつとされている。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BF%83%E7%AD%8B%E7%82%8E


原因

ヒト
細菌、ウイルス、クラミジア、マイコプラズマ、真菌、寄生虫などの感染によって発症する例が多く、なかでもピコルナウイルス科のコクサッキーB群ウイルスが心筋炎の原因になりやすいと言われている。ヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染症やC型肝炎ウイルスの感染も心筋炎発症の原因となる。また、感染症以外にも、薬物や代謝障害、免疫異常、妊娠なども原因となる。[1]

心筋炎の原因となるもののうち、感染性のものとしては、ウイルスとしてコクサッキーB群ウイルス(最多)、脳心筋炎ウイルス、犬パルボウイルス、口蹄疫ウイルス、犬ジステンパーウイルス、ヘルペスウイルス、オーエスキー病ウイルス、豚生殖器呼吸器症候群ウイルス、悪性カタル熱ウイルス、ブルータングウイルスなど、細菌としてListeria monocytogenes、Actinobacillus equuli、Haemophilis somnusなど、原虫としてトキソプラズマ、トリパノソーマなどがある。


症状と所見

急性心筋炎は、無症状の場合もあるが、多くは感冒様症状 (かぜ症候群) や消化器症状などの前駆症状を伴う。前駆症状の1〜2週間後に、胸痛、心不全症状、ショック、不整脈などの症状を呈する。

上述のとおり、心筋炎は特徴的な所見に乏しい疾患であるが、かろうじて特徴を見いだせるのが心電図である。心筋炎の急性期には、ほとんどの症例で完全房室ブロック(II, III度)、陰性T波、ST変化、心室性期外収縮(PVC)などの異常が見られる。また、これらに比べると稀ではあるが、心室頻拍(VT)、異常Q波、心房細動(AF)などが見られることもある。

非特異的ST変化はほぼ全例に認められる。R波減衰、異常Q波は、ほぼ半数に認められる。
また、心筋細胞の障害をきたすことから、一般生化学検査においては心筋逸脱酵素(CPK, AST, LDH)が上昇する。トロポニンTは迅速診断キットがあり、早期から異常を呈し、心筋特異的物質であることから、診断に特に有用である。BNP,NT-proBNPは心機能の把握に有用である。

心エコーでは、軽度の内腔拡大と心膜液貯留のほか、左室の壁運動低下と駆出率の著明な低下、壁肥厚などが認められる。


治療

現在はそれぞれのウイルスに対しては抗ウイルス薬を投与する他には、対症療法(PCPSや利尿剤など)とステロイド系抗炎症薬・γグロブリン投与しか選択肢がない状況である。

 

 

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