柳川ナベと云う名は、どうも江戸が起こりらしい。
どぜうを巧く喰わせる、柳川屋があって繁盛した。
それで泥鰌鍋は、柳川と呼ばれるようになった。
もちろんこの魚は、柳の下に棲んでいる。
それでこの柳川というのも、姓からくるのではなく取って付けた屋号であろう。
シマドジョウという泥鰌の近縁種がいる。
これには様々な地方名がある。うっかりと、其れを語ればお里が知れる。
カンナメ、キンキラ、スナサビ、ゴマドジョウなど
スナサビ(シマドジョウ)※スナサビとは地方名(栃木)です。
水のきれいな川の中上流の砂泥底に生息している魚です。
当店で一番人気があり、スナサビを食べる目的で遠方から、たくさんのお客様がいらっしゃいます。
大変貴重な魚で、特に今年は気温、水温共に低くスナサビ漁も大変厳しい状態が続いておりますが、二代目より受け継いだ伝統漁法により、日々努力しています。 ( 佐貫観光やな魚辰 )
いつも憎たらしい経済記事とか、戦争 の話を書いているが、左近尉にだってあどけなくも可愛らしい少年時代があったのだ。子供の足で、10分ほど歩いてゆけば、従兄弟の家がある。この屋敷は小高い里山の東山麓にあって、その東側に川が流れている。家業は百姓なのだが、立派な納屋を見れば、川漁師かとも思われるほどの、舟とか漁具がしまってある。そこの棚を見上げれば、下にのせてあるような、「ウケ」という竹製の漁具が何百と、整頓されて保管してあった。家には竹林があって、冬などの農閑期には、孟宗竹とかを切ってきて、それで魚取りの道具をつくるのだ。竹を割って、細い竹籤(タケヒゴ)をつくる。それをシュロ縄で編んで、蓙のようにする。それをくるくると丸めて、別につくった輪っかで補強すれば、れいのウケのおおよそができる。その輪っかの部分に、魚が戻れないような、カエシをとりつける。
この辺りまでは遣ったことはないが、ウケになる前の簀の子を、アグリという子供用の漁具にすることも出来る。
よく是をもって、小魚をとって遊んだものだ。
花崗岩の砕けて出来た、少し赤みががった砂が堆積してある、浅瀬などにシマドジョウがいたものだ。
下はマドジョウ
分 類
界 : 動物界 Animalia
門 : 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
綱 : 条鰭綱 Actinopterygii
上目 : 骨鰾上目 Ostariophysi
目 : コイ目 Cypriniformes
科 : ドジョウ科 Cobitidae
属 : シマドジョウ属 Cobitis
種 : シマドジョウ C. biwae
学 名
Cobitis biwae
Jordan and Snyder, 1901
和名 シマドジョウ
参考サイト
2012 10 08 蕎麦の道 【岩水】
2012 08 27 風評被害 【岩水】
2012 08 19 韓国経済を 終わらせる 【わが郷】