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岸田外相の訪ロを延期 米欧と協調重視

2014年04月17日 20時29分00秒 | 保管記事


 

  記事の紹介です。


岸田外相の訪ロを延期 米欧と協調重視、米大統領来日に配慮

     2014/4/17 20:29

  政府は17日、4月下旬に予定していた岸田文雄外相のロシア訪問の延期を発表した。同行予定だった経済ミッションの派遣も取りやめる。ウクライナ危機を受けて対ロ圧力を強める米国や欧州連合(EU)との連携を重視すべきだとの判断に傾いた。ただ、今秋に予定しているプーチン・ロシア大統領来日をにらみ、ロシアとの対話の継続も探っている。

  16日夜、岸田外相や、数時間前に米国から帰国したばかりの斎木昭隆外務次官ら外務省首脳が首相官邸に集まった。安倍晋三首相への報告は「オバマ米大統領来日の調整状況」が表向きの理由だったが、政府関係者は「日本の対ロ外交方針への米国の反応を説明する会議だった」。この場で訪ロ延期が固まり、米国にも延期方針を伝えた。

  もともと外相訪ロは4月下旬にモスクワで予定されていた主要8カ国(G8)外相会合にあわせて計画していた。ロシアがウクライナ南部クリミア半島編入に動いたことから外相会合は開催が見送られたが、日本は外相の訪ロの可能性を引き続き探っていた。

  最終的に延期を決めたのは、米欧とロシアの対立が深まる現状を踏まえたものだ。クリミアに続き東ウクライナへの関与も強めるロシアに、米欧はさらなる追加制裁の構えをみせる。米国からは先月以降、たびたび「日本もロシアに厳しい対応をとるべきだ」とのメッセージが伝わっていた。

  とりわけ23~25日にはオバマ氏の来日が控えている。24日の日米首脳会談はウクライナ情勢への対応で連携を確認する見通しだが、「その直後の外相訪ロは、オバマ氏のメンツを潰すことになる」(外務省幹部)。米国だけでなく、主要7カ国(G7)の協調にもヒビが入りかねないとの懸念も強かった。

  外相訪ロにギリギリまでこだわったのは首相の意向がある。訪ロはプーチン氏の今秋来日に向けた準備との位置づけ。完全に見送りとなれば、プーチン氏の来日の可能性も断たれ、立ち上がりつつあった北方領土交渉の進展が見込めなくなる。官邸は先週段階で経済ミッションの派遣は断念していたが、外相訪ロの最終判断は先送りにしていた。

  岸田外相は17日、外務省内で「延期の直接の理由は日程の都合だ」と記者団に説明。同時にプーチン氏の来日について「首脳間で確認しており、それは変わらない」と実現にこだわりをみせた。外務省が報道発表文で延期の理由を「日程上の都合」と記したのも、ロシアへの配慮がにじむ。

  「外相訪ロはプーチン氏来日に向けて必要だ。タイミングはまた調整していく」。外務省幹部はこう語り、領土交渉に強い意欲を示す首相の意向を踏まえて引き続き訪ロの時期を探る。ただ、米欧と対立するロシアにとって日本との対話はG7にくさびを打つ狙いが透ける。米欧との協調と対ロ外交のはざまで、首相は再び難しい判断を迫られる。
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFS17038_X10C14A4PP8000/

 

  記事の紹介終わりです。

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