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蟲蟻紋妖

いろいろやっていましたが、
ある日画像がプロバイダ夜逃げで消滅。
文章のみでちまちまやっていきます。

2005-11-10 21:26:53 | Weblog
はじめのおことわり:
「かったるいので写真は後日」

 という訳で伊那です。すっかりお馴染みですが、お馴染みでない方には
何を言ってるかさっぱりわからんでしょう。平たく言うと蟻が超います。
ロードレーサーで伊那まで、なんて夢があるじゃないか、などと
勝手に思っていたのですがやはり夢で、結局はコスチュームのみ
バリバリの決戦用という変態が高速バスに乗りました。

 そして今回は新兵器「吸虫鬼-勝手に命名-」(kuroyagi氏作)を装備して、
いざ戦地へ。大口径ながら強力な吸引力を誇り、活性炭フィルタで蟻酸を
カット。しかもサイクロン式なので蟻へのダメージが少ないという
ハンズ大賞よりすげえ逸品です。
 
 今回のミッションは、ムネアカオオアリのコロニーを多様な規模で
できる限り多く採集して後日調査、というものです。要約すると、
朽ち木破壊→蟻ワーオ→ズルッズルッ→テレーン
という具合になります。
 
 僕に関して言えば、1500匹くらいのを当ててしまい、かつ、
全てを吸いきり完了。どのくらい吸ったかといえば、後日の写真で
煽り殺されるような画像を貼ります。というか、見るな!

 どうも初期コロニーか巨大コロニーしか出てこないようで、
2~3年目のワーカー50~200のやつが出ません。2日目も同様。
このとき土生さんがナタで足をHITしてしまい骨がこんにちはしたので
終了という結末でした。刃物のすごさは異常。

 話は飛びますが伊那といえば野趣溢れる肉です。今回は
イノシシだったはずですが、濃い旨味と歯ごたえがうまい、最高。
伊那の半分は肉でできています。

 学術的?な話題も少し。日本アリ学界のサイトがオープンしました。
今すぐに入れ!僕も勿論入ります。アリ仲間。わらわら。楽しい。
googleでまだ出ないようなので聞いておきます。というか、教えて偉い人。

 最近のトレンドはトゲアリのようです。分からない人にとっては
発狂しているとしか思えない話題ですが、トゲアリがアツいです。
なぜトゲアリなのか?ということに関してはまず、トゲアリいいよねー
的な発言以降、各地で独立でトゲアリの女王が取れまくり開始という
シンクロニシティがありました。それはそれとして、トゲアリの
生態というのは、他のオオアリ系のコロニーの女王に忍び寄り
噛み付いて汁を喰らい、いつしか新女王として成り代わりコロニーには
徐々にトゲアリのワーカーが増えていくという寄生種です。これが
観察系の人には大変受けがよいようで、「何時間見ても飽きない」とか
「気がついたら上司が不倶戴天のような電話をかけてきた」など
良かったり悪かったりですが、僕はログをテキトーに読んでいたのと
トゲアリなんぞ身近にいる訳ねーべや、という感じでスルーしてたら
伊那で5匹脱翅雌を貰いました。これでトゲオーナーです。
貰ったのは3つが乗っ取り完了のやつで、越冬からの産卵及び
子育てからの初ワーカーが激アツの仕様です。

 のこる2匹というのが、トゲ脱翅雌2匹×ムネアカ有翅雌2匹という
意味の分からないカップリングを実験的に組んだものです。すなわち、
メスアリであれば節操なく噛みにいくのか?という疑問に基づく
ケースでありますが、なかなか振る舞いは面白いことになっています。
すでに首噛みは確認されてます。今後に期待のパッケージですな。

 皆さん、ついてきているでしょうか。くどいようですが
写真は後日です。これ書いたらあれ描いて酒飲んで寝ます。

 あとはクシケのコロニーを貰ってきました。アシナガに似ていて
僕の好きな種類です。ちなみに今後やってみたいのは
・レマニ女王付き
・アメイロオオアリ
・サクラアリリベンジ
・クサアリ系の超大量飼育
・エゾアカの人工蟻塚の改良
・ロードで一日で水戸往復
あたりです。まあ、ぼちぼちいきましょう。
あ、トゲズネハリアリも貰ったんだった…
こいつなに食うんだ…

オチですが、帰りのバス車内で眼鏡を紛失したので明日作りにいきます。


完全幼虫

2005-10-03 14:21:20 | Weblog
という訳で宍塚の採集です。僕は集合場所を間違えて
土生さんからたまごっちさんの携帯を訊いて、あやしい電話を
かけてみたりと苦戦。それでも合流できました。
その頃には皆さんシリアゲやイトウやミカドを適当に
出してまったり破壊、いや採集活動に勤しんでおられました。
イトウの脚って赤いんですね…


いきなり逆光ですがムネボソと女王。
トビシワより少し大きいような感じってことで適当。


やっぱり出ますヒメ。綺麗なんだけどなー。
飼育するとしたら田舎の庭に3重箱作って逃げるの前提で
管理とかしたら面白いかもです(投げやり)


シベリアカタアリ。女王入りコロニーが出たんでしたっけ。
僕は別の機会に狙うとしましょう。


たこ糸に蜜をつけて延々と延ばしたあべさん発案のベイトトラップ。
なんか黄色いのが来てます。
そういえばアシナガがいましたがろくな写真がないので割愛。


えー、なんでしょう。
っていうかストロボがあんまり働かないんだもの…
みんな暗いなあ。


アメイロケという見解。タルクついてます。


この木にはシリアゲとヨツボシとミカドが共存していて
ばらした途端に戦争が始まるというやばい代物でした。
さて誰でしょう。


出ましたウロコ。前に見たやつとは下半身が違うような
イメージですが謎です。
女王はいませんでした。


アメイロケはでかかったです。うーむ。
雄翅蟻はいました。


そんな訳で往復100kmの旅と肉体労働の一日でした。


ほくろマヨネーズ

2005-09-15 22:10:14 | Weblog
例によって平和、なのかな…
撮影してないのはカメラを売却したのとは関係なく、
単なるさぼりです。

今年の夏は自分にとって初めての、アリウムではない
環境での飼育だったので探り探りの連続でした(継続中ですが)。
まあデータを取らないのが身上という時点でかなり
終わっていますが、今後も適当にやっていきます。
なんか体当たり撮影くらいしかキャラが残ってないような。
それはさておき。

アカヤマ混成コロニーは調子いいです。餌はゼリーとアリ蛹。
綺麗好きなのか環境がたまたまいいのか、汚れが
進行せずに順調な仕上がりです。数は知りません。
このゼリーですがビッダーズで売っていた茶色のやつで、
土生さんのクリーム色が性能良かったから茶色なら
もっと性能いいだろう、という猿のような理由で
500個と、猿のような個数を飼いました。
餌派なのにバリエーションをつけようとしないこの姿勢。
だって給餌楽ちんなんだもの…
ちなみに、一番食いがいいのはうちではムネアカです。

クロヤマ、ツヤクロはなんか適当にやっているようです。
こいつらの容器はすぐ結露するんですが、おそらく
石膏の練りや水分の関係で孔が荒いんでしょうね。

ヨツボシもマイペースにワーカー4体と幼虫みたいなの数個。

ミカドの食いが悪い!環境なのかなー。かつての
大食いっぷりがみられず低調です。ゼリーも
少ししか寄って来ない。食わないよりゃいいけど。

クロオオは僕が餌こぼして石膏が汚れて以来さっぱりです。
というかとっとと引越し引越し。

トビケは女王が腹パンパンでかつてのムネアカ女王を
彷彿とさせます。その割に産卵は少ないですが。
なかなかワーカーでかくならんです。餌少なかったかな。
やっぱり大きく増える時期は毎日餌を取り替えて
バンバンがよろしい、というのが自分の結論です。

アシナガは安定しておもしろおかしくやってます。
動きがまったりしていて、飽きません。

エゾアカはとりあえず減らさないのを第一目標に
やっていまして、産卵は見られません。
実はツヤクロよりも振動に鈍感になっており、
ある意味環境適応したのかもしれませんが、
産卵を放棄しているようにも見えます。

アミメは今頃大量産卵を開始。ゼリーで
バンバン増やす予定です。

トビシワも勝手に増えてます。勝手に増えてくれ。

ヤマヨツはわかりません。放置。

レマニ君はまだ生きてます。女王ほしいいい。

水上スカイダイビング

2005-09-01 21:26:05 | Weblog
また写真さぼり。いや、北志賀で思ったのは
望遠マクロで取ったのを伸ばすよりも
普通のレンズに4倍のやつを付けて寄った方が
くっきり撮れるんですよね。リングライト売って
スピードライトを買うという選択肢が…

大雑把な使い方をしていたので土生さんゼリーが
早くもなくなってしまい、今頃使い勝手の良さが
分かってきた今日この頃。自分でああいうゼリーの
パッケージって作れるのかな…
まあ、まだ冷凍幼虫あるし、いいか。
アシナガで面白いのは、ゼリーを与えると
メラミンの滓に染み込ませて、それを輸送して
みんなで吸ったりします。

エゾアカに麻繊維をさらに短く切ったものを
性懲りもなく与えてみました。営巣しません。

なにげにレマニが一匹だけでまだ生きています。
繁殖さえ攻略できれば気温23℃の条件下でも
いけるんじゃないでしょうか。
どこで女王を採取するんだという話になりますが…

ツヤクロとアカヤマも一応幼虫がいます。
アカヤマの方は異様なまでに密集して団子状態。
女王は埋もれて見えません。

ミカドの初期コロニーが思わしくありません。
ワーカーが出てもその場で死んでしまいます。
容器内環境悪いのかな…

蠍火

2005-08-25 09:35:47 | Weblog
今年も北志賀高原に行ってきました。ここは蟻を始めるまで気にして
いなかった、ちょっとしたエリアがあります。


一見するとただの芝生と針葉樹の空間ですが、実はここが
エゾアカの群生地になっています。立ち止まると危険です。
バンバン上がってきます。


ぶどうを与えると早速寄って来るエゾアカ。


この空間は本来バーベキュー場として使われていたのですが、
草むらとの境界に敷かれた石が並べられていることで、
蟻塚を作るのにいい条件である「枯れ芝」「針葉樹の落葉」「大石」
が揃っており、好き放題になっています。20数mにわたって
蟻塚が連続しています。
なお、知っている限りでは10年前から存在しています。








で、めくります。とにかくたまらない状況になります。


内部はこんな感じに。幼虫や裸蛹があるので
つい寄って見たくなりました。寄る場合は覚悟とか少し要ります。


この間、蟻酸噴射浴びっぱなし。このレベルになると
エゾアカの蟻酸は硫黄っぽい残り香を放つというのが身体で分かります。


レンズにも蟻酸がかかるので撮影後はすみやかにメンテしましょう。


少なくとも万単位で生息していると思うのですが、どうでしょう…


一段落して、別のエリアに移って石をめくったらクロヤマ女王。
ワーカーはまだいませんでした。同規模のクロオオなんかもいて
遅い奴は遅いんだなぁ、と。
そういえば形がミカドっぽくて胸と腹部の一部が赤い有翅雌が
いたんですがあれはなんなんでしょう。持って帰る途中で
死んでしまいました。後で写真上げます。仕事がなけりゃ…


なんかつるつるしたアリ。ルリですか。


ここいらのクロオオもでかいです。森に入るとムネアカもいます。


頭を隠すアズマオオズ。うちのはその、全滅してしまいまして…



クシケっぽい連中。たまたま女王が写ってます。ダニだらけ。


胸が赤いケアリ。見るのは初めてです(たぶん)。


この手のはさっぱり知りません。

主に雑炊

2005-08-20 01:37:15 | Weblog
相変わらずさぼってますが、明日から北志賀に行くので
またまたさぼります。その前にある程度の報告など。

この間の給餌はほとんどしていませんが、これといって
特に何だのというのはないです。エゾアカは
ごっそり減ったりしないものの単調に死にます。
まれに女王も含まれます。やはりストレスでしょうか。
ジョイントする容器にあらかじめ餌を入れておいたのは
失敗でした。カビまくっているのに撤去できません。
アホです。
サイザル麻繊維による蟻塚促進計画は失敗のようです。

ヨツボシに初ワーカー出ました。繭はあと2つあります。
明るい場所で見掛けると光沢がきれいで好きです。

ミカドは繭から大量に出てきてから少しして、
ジョイントした2容器内でサテライトしてます。
厳密にサテライトなのかは分かりませんが、
見た目サテライトです。

ツヤクロも繭からわらわら出てきています。
産卵した様子はありません。
アカヤマが半分ほど混ざっており、どちらも
数匹死んでいます。こうしてみると
クロヤマは頑丈な部類なんでしょうか。
とはいえレマニさんも健在ですが。
群が大きくなるとそう見えてくるだけなのかな。
ちなみにクロヤマはワーカー4で幼虫が少しいます。
こんなもんでしょう。

クロオオはワーカーが1桁に減ってしまいました。
一度ダニが湧いたのが原因かもしれません。
うちのトラブルは大抵餌をこぼしたのが悪化すると
いうパターンです。
プラ板の上でアオカビが芝生のようになっています。
アミメの容器に放置してある昆虫ゼリーなどは
かなりやばくなっていますが、一部のアミメが
溜まり場にしているので鬱陶しくて現在に至ります。

さて、5時起床なのですが…
起きてから餌をやることにします。

練乳マン

2005-08-16 01:18:58 | Weblog
サーバーが直ったようです。大して撮ってはいないのですが、
とりあえず…

アカヤマ脱翅雌がわらわら。


ツヤクロさん。リングライトもばっちり反射です。


シワクシケ。なんだか黒くて一回り小さいのもいましたが、
謎のようです。


ばっちり見えません。産んでる最中のムネアカ。


産んだ後のムネアカ。撮り直そう…


まさに卵塊。


レマニさん。脚が赤銅色で綺麗です。


レマニとアカヤマの混成コロニー。



エゾアカのコロニーを複数管理している訳ですが、
女王の数とワーカーの数、それに繭の数のバランスが
どれも違います。結果、立ち振る舞いがそれぞれ
異なっているように思います。具体的にどうなのかは
いまいち分からないのですが、たとえば卵食の
頻度に差が出てくるような感じなどです。

日暮里サイバークロス

2005-08-14 01:19:11 | Weblog
画像を置いているサーバーの調子がおかしいようで
ログインできないので写真がありません。
プロバイダは沈黙してるし…
待っているうちに記憶もなくなってしまうので
書けるものは書いておこうと思います。

伊那にて採集に参加させて頂きました。
悪路をひた登った高地と、前回の竹林です。
結果、
・エゾアカ3コロニー
・ムネアカ1コロニー
・ミカド2コロニー
・アカヤマ1コロニー
・ツヤクロ1コロニー
という具合です。帰り道の峠には
レマニ(ヤマクロヤマアリ)がおり、なんとなく
1匹捕獲しました。アカヤマとの混成だったので
今思えば数匹まとめてアリウム(orアリ伝説)に
入れたら巣穴の観察ができたかもしれません。

ムネアカの女王というのが異様に膨らんだ腹部を
しており、どうなるかと思ったら一晩で大放出。
現在は石膏を掘って女王部屋で休んでます。

エゾアカには塚を作ってもらおうと思い、
麻の繊維を切ったやつを容器に入れたんですが
何の役にも立っていません。やはり芝の枯れた
やつなどを使うべきでしょう。

クロヤマ増えません。いまだ3匹。
ヨツボシに繭2つ。

あべさんに貰った蟻の資料には面白いことが
色々書かれています。なるほど…

交差点でアシュラテンプル拾ったよ

2005-07-19 23:03:05 | Weblog
ヨツボシの卵が増えました。ヤツは謎が多い。


通販でコオロギとか買ったんですが、なんとなくミルワーム買って来て
頭取って与えたらみんなやたら食う。こんな食ったっけ?






クロオオは女王自ら殻を砕いてワーカーが溜め込んで
幼虫に与える、てな具合なのに対してクロヤマは
幼虫の頭部をミルワームの切片に突っ込んで
セルフサービス体制を取っているのが面白いです。

エゾアカの卵は相変わらず増えたり減ったり。
毎日スキャナを使うんですが、その振動が容器に伝わって
あまり良くないと思うのです。置き場所変えようかな…