ヨウ素剤で刑事7人に踏み込まれる

ヨウ化カリウム、ヨウ素剤、安定ヨウ素剤、放射線防護剤、KI、Potassium Iodide

あなたは”ヨウ化カリウム”をいつ知りましたか?

2012-10-31 23:08:21 | 資  料

 あなたは”ヨウ化カリウム”をいつ知りましたか?

あなたは2011年3.11以前に”ヨウ化カリウム” ”ヨウ素剤” ”安定ヨウ素剤” ”放射線防護剤” ”KI”というものがあることを知っていましたか?わたしは3.11直後に知りました。そしてヨウ化カリウムに関連して現在、奇妙な事件に巻き込まれています。それについてもこのサイトで報告しています。

 ヨウ化カリウムは英語では単に KI(ケーアイ) と呼ばれます。略語で呼ばれるくらい一般的なサプリメントで、欧米ではサプリメントとしてふつうのドラッグストアでも手に入ります。

日本ではサプリメントではなく、医薬品扱い、しかも劇薬指定にされていて、医師の処方箋がないと手に入れられません。原爆を2つも落とされていても、3.11のときのような原発事故が起きても、国民は放射線防護剤の代表であるヨウ化カリウムを自由に手に入れることができない状態にあります。3.11後、このことを問題視するひとがあまりいないのがわたしには不思議でなりません。こういう国は珍しいのではないでしょうか。珍しいというより、これほど能天気な国民がほかにいるとはとても思えません。かりに、すべての家庭にヨウ素剤が備えてある国が世界に1つだけ存在するとしたら、どこだと思いますかと世界の人々に質問したとしたらどうでしょう。こういう質問をしたら、おそらく「世界で唯一原爆を、それも2つも落とされ、その上、福島原発事故を起こした日本に決まっているでしょ?」という答えが返ってくるはずです。当のその国民のほとんどが、ヨウ素剤を見たことがないどころか、ヨウ素剤、ヨウ化カリウムという名前すら3.11以前にはほとんど知らなかったということは世界の人々には決して理解できないでしょう。ましてや、3.11原発事故から1年以上経ち、もう喉元を過ぎて、必要も興味も感じていない国民に対しては言葉を失うはずです。「いや、ちゃんと備蓄があるからいいのでは」と言うひとがいるかもしれません。しかし、備蓄は配布ではありません。現に3.11福島原発事故の際に一部の自治体にあったヨウ化カリウムの備蓄のほとんどはそのまま配布されずに終わっています(1)。その結果、福島の子どもたちには甲状腺障害が多く発生しています(2) (3)

世界保健機構(WHO)は、原子力災害時にはヨウ化カリウムを服用することを推奨しています。そればかりか、各国政府に、国民がヨウ化カリウムを購入できるようにしておくように勧告していました(1999年改訂ののガイドライン)。アメリカだけでなく、ヨーロッパでもフランス、イギリス、スイス、スゥェーデンなどの原子力発電所の周辺住民はふつうヨウ化カリウムを自宅に常備しています。自治体が配布するか自分で購入しています。原発の周辺でなくとも、ヨウ化カリウムはドラッグストアで自由に買えるものです。特にチェルノブイリ原発以降はそれが世界の常識だったのです。日本では、原発の安全神話を疑わせるヨウ化カリウムが一般に出回らないようにされてきたフシがあります。放射線防護剤としてのヨウ化カリウムというものがあるということ自体が、万が一の原発の事故の可能性を指し示しているためです。つまり原発の安全神話の矛盾を突く存在だからです。日本国民は原発事故は他人事で日本は水準が高いから、ああいうことは起こらないという慢心と無知を利用されてきたのかもしれません。しかし、ヨウ化カリウムという放射線防護剤が街のドラッグストアの商品棚に堂々と置かれては、日本の原発列島化を推進する政府にとってはさすがに具合が悪いのです。そしてヨウ化カリウムは”劇薬”指定の医薬品にされて、一般の人々にはほとんど目にもふれず、手にも届かないものにされてしまいました。その同じヨウ化カリウムは、チェルノブイリ原発事故の際にポーランド政府が、1,050万人の子供たちに服用させましたが、副作用の報告はほとんどありませんでした(4)