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音のパレット

2009年11月4年半にわたるウィーンでの留学生活を終え、日本に完全帰国。
体を壊した長いブランクを経て、始動、です。

このところの日課

2009-01-09 | 日本滞在記 料理
朝起きて、このサイトのレシピの前生地(Vorteig)を仕込み、発酵する夕方に、次の日の朝のパンを焼くこと。

昨日は黒豆入り、レーズン入り、ウィンナー入り、ノーマル、そしてピザパンを作りました。
ウィンナー入りは写真に収める前に、妹のお腹へ・・・(笑
黒豆入りは白パン版と食べ比べて、こちらに軍配!

ピザパンも昨夜焼いてしまっておき、今朝トースターで温めなおしましたがとても美味しかった







パン作りはコツさえつかんでしまえば、意外と『隙間時間』で作成可能。
発酵している間に買い物に行ったり、ピアノを弾いたり、お風呂に入ったり・・・
ウィーンでも学校や合わせの合間を縫ってよく作っていましたが、気分転換にもなるし、手作りのパンはやはり格別。

手作りのパンをじっくり味わっていると、小麦の香ばしい香りと、ほんのりとした甘みがじつに美味しいと感じます。
身近な人に、『美味しい!』と言って食べてもらうのも楽しみのひとつ。
『もっと美味しく作りたい』と、欲が出ます(笑

すでに今日は2つエントリですが、料理関連の草稿が溜まる一方。
今日は何をつくろうかな???

再利用計画その2 黒豆編

2009-01-09 | 日本滞在記 料理
おせち料理、ずいぶん頑張って食べたおかげで残すは黒豆のみ
もう甘く煮てある黒豆、レシピを探すとそれなりにたくさん出てきますが、結構冒険心旺盛じゃないとトライしにくいな、と感じるものばかり・・・。
そこで、ずっと作ってみたかった『豆パン』にしてみることに。
本当は金時豆とうぐいす豆の甘納豆で作ってみたかったのですが、今日は黒豆で(笑

生地は以前作ったことのあるこの白パンのレシピで作ることにしました。
今回はカロリーを少しでも抑えたかったので、サラダ油は未使用。
味自体はそんなにかわりませんが、油分が無いため乾燥しやすい!

一次発酵させ、生地を丸めたあと、成形の際に黒豆を2粒づつ織り込みました。
使用した黒豆は100g程度(一個につき7~8粒入)
あまり強く扱うと黒豆がつぶれてしまうので注意です





『白パン』の名前通り、焼く前(写真4連の右上)と焼いた後(写真4連の左下)の差があまり分かりませんね



しっとりもちもちの白パン生地に、ほんのり甘い黒豆が何ともマッチしていて美味しかった朝ごはんに間に合ったので3つ完食
もちもち食感が好きな人にはたまらないパンが出来ました

今日は主食を

2009-01-07 | 日本滞在記 料理
お菓子ばかり作っていると太ります。
なぜなら・・・
1.自分で作ったものは3倍増しで美味しく感じるので食べ過ぎる
2.おいしいうちに食べたいと思ってしまう
3.一回分のレシピが半端ない
4.その他にごはんもしっかり食べてしまう

どうせ作るなら、3度の食事になるものを作れば食べすぎないかな?
ということで、今日は妹のリクエストもあり、お昼ご飯にピザを作りました。


生地はまた
ここのレシピの生地








シンプルにケチャップと塩・コショウにハム・チーズ・ホウレンソウの組み合わせなのに思いのほかとっても美味しくて、妹とまるっと一枚づつ完食
2枚しか作らなくてよかった・・・

無いなら作る!

2009-01-06 | 日本滞在記 料理
もうこれだけハマると、止まらない・・・。
手作りの甘いものは、一体いつ打ち止めになるのか。
ピアノを弾くか、勉強するか、コンサートに行くか、の生活から

『ピアノを弾く』

という時間を失うと、必然的にぽっかりと空く時間。
それが全て料理へとつぎ込まれるこのごろ。

これを機に、

『ふとウィーンで食べたくなるも、ウィーンには無い(もしくは高価)食べ物』

を研究しようと決意
まず手始めに試したのは『あんまん』
甘党の私には毎冬欠かせなかったあんまん、もちろんウィーンの普通のスーパーには売られていません。日本食材店に行けば手に入りますが、驚くほど高い・・・。
ふわふわしっとり、中にはとろりと甘いあんがたっぷり入ったあんまんがウィーンで食べられたら最高!ということで、おためし試作第1回目です。







今回は皮のふわふわ感がもう少し欲しかった・・・ということと、あんの練が足りなかったことが反省点。トロリとしすぎて切り口から流れてしまいました
次はふっくらしっとりの皮&ねっとりあんを目指します

ちなみに、ウィーンに蒸し器はないので、日本でも加熱は炊飯器を利用。
炊飯器、大活躍です!

・・・・しかしいったい私は何個あんまんを食べたのか・・・
カロリーはとってもすごいことになっていることでしょう・・・



再利用計画実行中

2009-01-05 | 日本滞在記 料理
今日もいい天気で気分がいい一日でした。
今日は年明け最初になる病院のはしごをしてきました。
これだけ天気がいいと病院のためだけに遠出をするのはもったいない・・・と色々計画を立てたのですが、2つ目の診療所を出たところでエネルギー切れ
さっさと家路についてしまいました。
家に引きこもっているおかげで体力が落ちているかも・・・

さて、お正月気分もそろそろ終わり。
残ったおせち料理の行く末も気になり始めるこの頃。
というわけでまずは食卓を飾っていてくれた焼き鯛を使って鯛飯を炊きました。



研いでざるに上げておいたお米に、10センチ角のだし昆布・同量の水・出し割醤油大さじ2・塩小さじ1・焼き鯛を入れて普通に炊き上げただけですが、とっても美味しかった
本当は土鍋で炊きたかったのですが、我が家は私が留学してから台所のリフォームをしたためIHクッキングヒーターの勝手がわからず断念。
しかし、炊飯器で炊いても、おこげも楽しめ、美味しかったのでよし(笑

次なる再利用品は黒豆です

こんな日は

2009-01-04 | 日本滞在記 料理
お正月からずっと晴れ渡る日本、幸先良いスタートで気持ちがいいですね
さて、今日は昨日にんじんを入れ忘れて焼いたケーキでお茶を飲みつつのんびり・・・。
にんじんをたっぷり入れて焼くはずだったので少々しっとり感は欠けますが、たっぷりと入れたアーモンドプードルの食感が思いのほか美味しく、一切れ、ふた切れ、と進む味でした



最近日本でお菓子を作るようになって気づきましたが、日本はウィーンに比べ、製菓材料の価格が倍~数倍します。
粉砂糖、バター、アーモンドプードル、ベーキングパウダーなどなど・・・
たとえば、クッキーを作り比べるとすると、材料費だけでかるくウィーンの4倍はするのではないでしょうか。

これは手作り洋菓子が生活に密接か、そうでないかという伝統と文化の差もある気がします。
日本並みに製菓材の値段が上がって、ケーキやクッキーが値上ったら、ウィーンの人はもう少しスリムになったりして・・・(笑

余談ですが、今日父に

『帰ってきてからちょっとぽっちゃりしたんじゃない?』

と言われてしまった私・・・。

『でもま、それぐらいじゃないと、あっち(オーストリア)の人とは張り合えないか』

・・・・フォローしたつもりでしょうが、なっていません・・・。
これだけ甘いものを作っては食べ作っては食べ、とやっていては当然な結果ですが、言い訳は、『ずっと風邪気味だったので栄養を取らなきゃいけなかった!』ということに(笑

けがの功名

2009-01-03 | 日本滞在記 料理
父方の伯父は、数年前に退職して以来、本格的に野菜づくりをしています。
以来、四季折々の旬の野菜をたっぷりと届けてくれ、野菜好きの私は嬉しい限り。

そんな伯父の畑から葉つきのにんじんが届いたので、にんじんケーキをやくことに。

卵を泡立て、材料をまぜ、型に流し込みさあ焼くだけ!とオーブンに投入。
入れたケーキを数分眺めて、洗い物をしようと視線を変えると・・・

・・・あれ・・・?

・・・ケーキの中に入っているはずのすりおろしたにんじんがそこに・・・・。

そうです、にんじんケーキのはずが、にんじんを忘れて焼き始めてしまった!!!
時、すでに遅し。どうにもなりません・・・。

しかしせっかくのにんじん、どうにかできないかとネットでいろいろ検索。
その結果、にんじんパンを焼くことに。







しっとりと、ほのかなレーズンの甘みと上にかけたグラニュー糖がとってもマッチして美味しい!
にんじんがまるまる一本入っているのににんじんくささもなく、家族にも好評!
けがの功名でおもわぬ美味しいパンに出会いました。
ケーキのほうもちゃんと美味しく焼け、余った卵白でさらにココナツマカロンも作り、当分のお茶菓子は確保です

ふたたび。

2008-12-30 | 日本滞在記 料理
小麦粉を1キロかけて焼いたパン、思いのほか好評で、24個焼いたパンは3日で残り1つに

このパンですが、使うのは小麦粉、水、砂糖、塩、バター、イーストのみで卵と牛乳を使わないところがポイント

日本で売られているパンはとっても高カロリーで、牛乳だったり、卵だったりバターがたっぷり!
主食をパンにしておかずも食べると、パンをたくさんたべたい私はカロリーオーバー。
主食のパンに牛乳や卵を使っていないパンを用意できたら・・・と思い、いろいろレシピを調べていたところ、このセンメルのレシピを発見したんです。
もともとそのサイトの料理をよく作っていましたが、うっかり見落としており、この冬初めて作ったレシピ、とっても美味しいパンが出来、大満足

と、いうわけ(明日の朝食用に)でまたパンを製作





今回はイースト菌の予備発酵時間をさらに伸ばし、ぷっくりと生地が膨れ上がるまで待ってみました。
するとパンの手間をかければかけただけ美味しくなると判明。
もちもち感やふくらみが増え、前回よりさらに美味しい!
成型でもちょっと遊び、いろいろな形を作ってみました。

・・・友達に突っ込まれたりもしますが、最近、すっかり料理ブログと化しているこのブログ・・・これも私の日常、ということでお付き合いいただけると嬉しいです。

そしてもうひとつ、『パン作って手、痛くないの?』とのご心配も頂きます。
ひと月以上にわたる痛みとの闘いの末、私は様々なことを左手のみでこなす技術を身につけ、包丁を持つ料理以外ならほぼ左手でOk!
こねるのも、成形するのもすべて左メイン!
全く問題ないのでご心配なく(笑

センメル

2008-12-28 | 日本滞在記 料理
日本もずいぶん冷えてきました。
しかしウィーンでマイナスの世界をすでに味わっている私にとってはまだまだ序ノ口(笑

ただ日本ではウィーンにいるときのように厚着をしておらず、外に出るのは寒いので、家の中でまったり・・・。
となれば楽しみはやっぱり料理・・・と、今日は一日パン作り。
小麦粉を1キロ使って、ウィーンでメジャーな食事パン『センメル(Semmel)』を焼きました。
このパン、洋食なら何でも合う、シンプルだけど、とても香ばしく美味しいパンでウィーンに住んで以来、かなり食べているパンですが作るのは初めて!



焼く直前



焼き上がり



野菜たっぷりのスープとともに焼きたてを堪能。
やっぱり焼きたてパンは美味しい!

今日はちょっと手間をかけ、イースト菌を5時間かけて事前発酵。
この事前発酵させたイースト菌を使うと、ただ材料を混ぜ込んで時間どおり作るよりも、焼き上げた際のパン独特の香ばしい香りが増します!
1キロ分のパン、半分は焼きたてをすぐに冷凍庫へ。
これで年明けまでパン作りはおあずけ・・・なはず(笑

ちなみにこの以前にも書きましたが、この『センメル』、ドイツでは『ゼンメル』とにごります。
ウィーンではパンを買う際に『ゼンメル』と発音してもなかなか分かってもらえないことが多いのでご注意を。



いちごのジャム

2008-12-26 | 日本滞在記 料理
我が故郷はいちご栽培がさかん。
毎年、この時期から春先まで、甘く大きいいちごが直売ハウスにたくさん並びます。
伯母さんからたくさんいちごを頂いたのでジャムを作成。
以外にも中学校の家庭科の以来のジャム作り。








甘さを控えて、いちご1.5キロに対し、砂糖400gでやわらかめに仕上げ。
更にパンも作って早速味見しましたが、焼き立てパンにほんのり甘いジャム、おいしくて止まらない




最近、時間を持て余すので料理ばかりしていますが、作って楽しく食べておいしい、料理で気晴らしは最高です

魔女の家

2008-12-24 | 日本滞在記 料理
クリスマス時期になると日本でも見かける『お菓子の家』
ドイツ語では『Hexenhaus(魔女の家)』という名がついています。

今日はこの『お菓子の家』づくりに挑戦してみました。(ヒマ人だと言わないように・・・)

まず、クッキー生地を寝かせている間に、型紙づくり。
設計から自分ひとりで挑戦
はさみを左手で使うだけでも一苦労



型どおりに焼けました



今回はココア生地と抹茶生地、そしてプレーン生地の3種類で作成。
つなぎにはアイシング(卵白に粉砂糖を混ぜたもの)で家を造り上げ、さらにあまった生地で焼いたアイスボックスクッキーで飾りつけ。
つなぎ合わせる工程は、まさに工作!
・・・右手をかばう分、いつも以上に時間はかかりましたが、いつか作ってみたいと思っていたこの『お菓子の家』、出来上がりに大満足アイシングがちょっと生地に残ってしまったのはご愛敬で(笑
明日もう少しデコレーションを足す予定ですが、クリスマスイブに間に合いました!

友達からもらったザルツブルク土産のモミの木を添えて・・・。




皆さんも素敵なクリスマス・イブを