人類の文明社会が機能停止した世界、雪の降る街…生き延びる為に目的を達成仕様とする人々の活動。
「Deaf of Winter」のご紹介です。
原題: Dead of Winter
日本語タイトル: 同上(日本語版ライセンス:アークライト)
デザイナー: Jonathan Gilmour & Isaac Vega
発売: 2014(米)
可能人数: 2~5人
プレイ時間: 15分程度
ボックスサイズ: 294×294×70(mm)
カードサイズ: 88×63(mm)
付記:
2014年 ゴールデンギーク賞 (BoardGameGeek Golden Geek) Best Thematic Game & Most Innovative 受賞
「協力型」「人類最後の砦」「正体隠匿型」「アクションダイス」
開封エントリの写真を取り終わってから打ち抜きを抜いて、カードをスリーブに入れたりしてました。結果…
ギッチギチです(笑)
やっぱりカードをスリーブに入れたのが大きいですね。薄いソフトスリーブ使っててもこれだけの量だと約40mmくらいのスリーブ厚みが発生、しかも空気が入るのでもっと凄くなる。あとはゾンビコマとかキャラコマとかをキッチリと入れられるかどうかで蓋が閉まるかどうか決まります(笑)
それはともかくゲームの準備しましょうか。結構準備することがありますよ。
あ、カード名称は適当です(笑)
まずは今回遊ぶシナリオを決定します。シナリオは全部で10個ありまして、このカードの裏面にはハードモードの条件が設定されてます。
このシナリオでゲームの目標とかセットアップに出しておくゾンビの場所と数、最大ラウンド数、初期士気などが決定されます。あと、カードの下の方に「時間」ってのがあるので目安にどうぞ(笑)
中央のボードとかの設定しますよー。
砦ボードに…
・さっき決定したシナリオカードを置く。
・危機管理カードをシャッフルして規定の場所に置く。
・各トークンを取りやすい場所に置いとく。
・時間トークン、士気トークンをシナリオカードの通りに配置する。
・ゾンビをシナリオカードの指示通りに配置。
・各ロケーションの探索カードを確認(各20枚)してシャッフル。他のロケーションのが混ざってないか注意。
・クロスロードカードをよーーーーーくシャッフル。
…多いですね(笑)
ここまでが中央ボード関係のセットアップです。次は個人ボード。
・個人用ボードを1枚受け取ってサマリ面を表にして敷く。
・個人用の密命カードを受取る。
・職能者カードを4枚受け取り、その内2枚を選び「隊長」「隊員」に1枚ずつ配置。さらに自分の有することになったキャラクターのコマを砦の所定の位置に置く。
・初期手札専用の探索カードを5枚受け取る。
・アクションダイスを3つ受け取る。
これでセットアップ終了です。お疲れ様でしたー♪
…ゲーム始まってもおらんがな(笑)
1つの「ラウンド」は2つの「フェイズ」で行われ、その「フェイズ」のいくつかの「ステップ」を順にこなしていきます。
○部隊フェイズ
1:危機発覚ステップ
2:ダイス用意ステップ
3:プレイヤー手番ステップ(←ほぼメイン手番となるステップ)
○砦フェイズ
1:食料消費ステップ
2:ゴミ確認ステップ
3:危機解決ステップ
4:ゾンビ追加ステップ
5:使命達成ステップ
6:ラウンド移行ステップ
7:順番変更ステップ
これだけ並べたんですが、「砦フェイズ」で行う各ステップはほぼ事務的に処理されるものですので「部隊フェイズ」でやることはかなり終わります(笑)
順にやっていきますよー
○部隊フェイズ
1:危機発覚ステップ
ここは危機管理カードを1枚めくれば終わりです。
このカードなんですが…「砦」で起こるトラブルを表します。「食料足りない」「資材足りない」…まぁ何かしら足りないんですね(笑)
このラウンド中に規定数だけ指定された物資を寄付すると後の「使命達成ステップ」で何事も無く済みます…多く寄付することで恩恵がある場合も出てきます。
…出来なければ………まぁ、このカードの効果だけでいきなりゲームオーバーにはなりませんよ。うん。(コンボ派生で死ぬことはある)
2:ダイス用意ステップ
自分に渡されたアクションダイスを全て振って、出目を変えないように注意しつつ個人用ボード左下のダイスプールに置いておきます。
3:プレイヤー手番ステップ
各プレイヤーがメイン行動を順に行うステップです。
プレイヤーはスタートプレイヤーから順番にアクションダイスを使用するなどで自分の職能者を使ってゾンビ退治や探索などを行います。使用したダイスは個人ボード右下の使用済みダイスプールに移します。
やれることは後ほど列挙します…まぁ、個人ボード見れば載ってる事ですけどね。
全てのプレイヤーが手番を終えたらこのステップは終了します。
砦フェイズに移って各種処理を実行したら次のラウンドに入ります。
○砦フェイズ
1:食料消費ステップ
ここでは「砦」に残っている人物の数に応じて食料が消費されます。
足りないと士気が下がったりしますので気を付けましょう。
2:ゴミ確認ステップ
使用したアイテム類はメインボードのゴミ捨て場に置かれることになりますが、ここに10枚以上カードが溜まっている状態でこのステップに入った場合、士気が1下がります。
…これを防ぐには定期的に「砦内の清掃」を行ってゴミ箱のカードをゲームから除外することが必要です。
3:危機解決ステップ
「部隊フェイズ1:危機発覚ステップ」で発生した危機が解決されているかどうかを判定します。
条件をクリアしていれば良し、していない場合はゾンビが余分に発生したりいきなり発生したり砦内の人間が死んだりします。出来る限りクリアするべきですが…まぁ、他のプレイヤーや自分の密命との兼ね合いもありますな。
4:ゾンビ追加ステップ
字面の通り、ゾンビが増えます。
砦にいる場合「砦にいる生存者を数え、その半分(端数切り上げ)」体のゾンビが、各ロケーションに職能者がいる場合はその数だけその場所にゾンビが湧きます。
気を付けないといけないのは、砦のブースやロケーションには存在するゾンビの枠が決まっているということ。
ゾンビが増えた結果、この規定数より多くのゾンビが発生した場合、ヒドイコトニナリマス。ぐふふ。
正直手が付けられなくなるということはないと思いますが、発生した時の損害は甚大だと思ってください。
5:使命達成ステップ
シナリオの勝利条件を達成したらを確認するためのステップです。なお、各プレイヤーは大抵ここの勝利条件を達成したうえで自分の「密命」も達成しないと勝者となりませんので注意してください。
6:ラウンド移行ステップ
7:順番変更ステップ
この辺は事務的ですね。ラウンド終了処理やスタートプレイヤーマーカーの移譲などを行います。
…ここまでで1ラウンドです。
やることはいっぱいありますなぁ…まぁ1ラウンドやってみればプレイの感覚はつかめると思うのでやってみましょう。
ウチがそうでしたから(笑)
で、手番中にやれることですが…まぁいろいろとあります。その中でアクションダイスを消費するものとしないものもあります…全部紹介すると分量が物凄いので代表的な行動を4つだけ。
・移動(ダイス消費なし)
プレイヤーは自分の操作できる職能者をそれぞれ1ラウンドに1回砦や別のロケーションに移動させることが出来ます。
ただし、移動するキャラクターは「感染ダイスを振る」ことになります。
…この「感染ダイスを振る」はこの先何回も使います。どうなるのかは後ほど。
・攻撃(ダイス消費あり)
砦やロケーションに溜まっているゾンビと戦うことが出来ます。
職能者カードの右上アイコンの上側が攻撃力になってて、「数字以上の出目のダイス」を1個消費するごとに攻撃が可能です。ゾンビは攻撃をされた場合問答無用で倒されますが、攻撃1回につき「感染ダイスを振る」ことになります。
・探索(ダイス消費あり)
攻撃の時に参照した職能者カードのアイコンで、攻撃の下にある虫眼鏡アイコンが探索の技能値ですね。こちらも攻撃と同様に数字以上の出目のダイスを1個消費します。
こちらの効果は、探索を行った職能者のいるロケーションの探索カードの山札から1枚ひいて手札にすることが出来ます。必要なアイテムだったり、燃料だったり、時には生存者を発見できます。
基本的に仲間を増やすのはこの探索で生存者を見つけた時ということになります。6か所あるロケーションの中に数枚くらいずつ入ってると思います(未確認)
・アイテム使用(ダイス消費なし)
手に入ったアイテムを使用することでカードに描かれた効果を振ることが出来ます。
重要なのがこの「食料」ですね。
ラウンドの流れを紹介している時に「食料消費ステップ」というのがありましたけど、ここで消費する食料はこのようなカードの効果で誰かが置いてくれるのを待つしかないのです。基本的に協力プレイなので、誰が持つているのか、出せるのかは話し合って決めましょう。
…ただ、危機管理の方でも食料が必要になる場合があるので余裕があればある程度は持っておくのも言い訳としては成り立ちます。
他にもいくつかの行動を行うことが出来ます…バリケードを築くなどは余裕があったらやっておいた方が良い行動ですよねぇ…ゾンビものの定番ですし。
―感染ダイス―
さて、何回か出た「感染ダイスを振る」をそろそろ紹介しましょう。
この赤い12面体のダイスが感染ダイスと呼ばれています。「感染ダイスを振る」という指示が出た場合はこれをダイスロールして結果に従います。
半分の6面が何も書かれてない面で「無傷」。残りにはアイコンが入っていて「負傷」「凍傷」等です。
大抵はダメージ判定の時にこの感染ダイスを振るわけですが、「負傷」は1ダメージを受け、「凍傷」は次のラウンドの手番開始時から1スリップダメージを受けるという凶悪な効果です。
なお、大体の職能者は3ダメで死にます。
そして1つだけこんな目があります。
奥歯?
なんでこんなアイコンなのか解りませんが(歯として一般的なアイコンなんでしょうか?)ともかく、これだけは出したくない目でして…効果は「即死」です。どんなにライフが残ってても即座に死にます。
…ところでですね。
さっき、「移動」の時にも「感染ダイスを振る」って紹介しました。
そう、このゲームは「移動するだけで自分のキャラクターが死ぬ可能性が約8%ある」という物凄いゲームなんですね…
しかし、移動して店や施設で探索を行わないとシナリオをクリアする為の資材が手に入らないという厳しいゲームでもあります。
―死の連鎖―
さらに職能者が死亡する事自体が問題です。
職能者が死亡した場合「士気」が1つ下がります。「士気」が0になった場合もゲームオーバーですのでなんとか士気を上げなければなりませんね…
そして最も恐ろしいのが死の連鎖です。
職能者が死亡した場合、その亡骸は即座にゾンビとなり周囲の人間に襲い掛かることになります。
例えば先程の写真を再掲しますが、ここに感染ダイスで「即死」を振ってしまい死亡した人がいます(汗)
その直後、この職能者はゾンビ化し、生者に襲い掛かることになります。
…襲い掛かる対象は同じロケーションにいる中で「影響力」の一番小さいキャラクターです。「影響力」はカードの一番右上にある○で囲った数字のこと。これが小さい職能者がターゲットとなります。
ここでターゲットとなった職能者のプレイヤーは選択をします。
1:対象の職能者を見殺しにして連鎖を食い止める。
2:戦う。
1を選んだ場合、対象が襲い掛かる元仲間のゾンビを遠くまで引きつけてくれます。対象は必ず死亡しますが、犠牲者は増えません。
2を選んだ場合は感染ダイスを振ります。
ここで無傷が出れば対象は生存のままで済みます…
ただし、何かアイコンが出てしまった場合は問答無用で対象が死にます。
……
……
……死にましたね?
ではその犠牲者もゾンビ化し、また同じ場所にいる生存者に襲い掛かります。これは誰かが1の選択をするか、2の選択で「無傷」を出すか、もしくはその場にいる全ての人間が死ぬまで止まりません。酷な話ですが、たった1人が死んだだけで連鎖して砦が落ちることもザラにあるようです。
また、先程もチラッと流しましたが人が1人死ぬ度に士気が-1されます。0になったらゲームオーバーになります。
―クロスロード―
…まだ紹介していないものが1つあります。
-
これ。クロスロードカードです。これは各プレイヤーの手番開始時に「そのプレイヤーの1つ前の手番のプレイヤーが」引き、内容を確認します。このカードは手番プレイヤーのある行動や、場にあるキャラクターたちの状態や行動などをトリガーに発生するミニイベントという感じのものですね。
基本的に物語を読まないならば太字を読めば大丈夫。内容は「発生条件(トリガー)」「選択肢とその結果」が書かれています。
このカードを持っているプレイヤーは手番プレイヤーの行動を注意して観察します。また、場にあるキャラクターがいることがトリガーとなるカードもありますので場のキャラクターにも注意しましょう。
手番プレイヤーがトリガーを引いた場合、このカードを持つプレイヤーは処理を即時停止させ、クロスロードカードのイベントを割り込ませることになります。それが終わってからやろうとしていた行動を行わせてください。
…これだけ書くだけならまぁ良いんですけどね…
大体は「あるキャラクターがボードに存在する」「職能者が移動を行う」とかそんな感じのトリガーですが、たまに変なトリガーが混ざってます。
「プレイヤーの誰でもいいからあくびをした時」とかですね(笑)
ブロックアウトさんでプレイした時に1ラウンドキルをやらかしたのもこのクロスロードカードの効果によるものが大きいです…というか元凶ですね(笑)
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
このゲーム…最初の1回目でインスト込みでやると1ターンが物凄く長く感じてしまいますが、その後はそんなに苦労しないと思います。
選択肢の多さ、行動の多さ、主目的と自分の密命の兼ね合いなどで1回目のプレイはパンクしそうになりますが、1ラウンドを自分で体験し、他のプレイヤーのやることを見学することで「あぁ、こんな風にやればいいのか」というのがおぼろげにでも理解できれば大丈夫、次のプレイはもっと上手くやれます。
…こういうゲームで1回目から完璧にやろうってのは無理です(笑)
あと、このゲームには「裏切者」というルールがあります。
士気を0にすることが1つ目の目標という通常プレイヤーとは全く相いれない勝利条件だったりするわけですね(笑)
ついでに「追放者」ってのまでいたりするわけで…極限状況のエゴとかパニックものの映画でよくあるパターンが再現されてます(笑)そこまで紹介するのは難しいのでこちらでは紹介してませんけどね(汗)
クロスロードカード、全てのカードにフレーバーテキストが付いているので、それを読んでるだけでも楽しそう…今度じっくり読みます。それだけじゃなくてゲームとしても「突然発生するサブクエスト」「突然発生する強制2択」などのシチュっぽいので好きですね、こういうの。
…まぁ、これのおかげで以前に1ラウンドキル食らったんですが(←大事な事なので何回でも言います)
「Deaf of Winter」のご紹介です。
原題: Dead of Winter
日本語タイトル: 同上(日本語版ライセンス:アークライト)
デザイナー: Jonathan Gilmour & Isaac Vega
発売: 2014(米)
可能人数: 2~5人
プレイ時間: 15分程度
ボックスサイズ: 294×294×70(mm)
カードサイズ: 88×63(mm)
付記:
2014年 ゴールデンギーク賞 (BoardGameGeek Golden Geek) Best Thematic Game & Most Innovative 受賞
「協力型」「人類最後の砦」「正体隠匿型」「アクションダイス」
開封エントリの写真を取り終わってから打ち抜きを抜いて、カードをスリーブに入れたりしてました。結果…
ギッチギチです(笑)
やっぱりカードをスリーブに入れたのが大きいですね。薄いソフトスリーブ使っててもこれだけの量だと約40mmくらいのスリーブ厚みが発生、しかも空気が入るのでもっと凄くなる。あとはゾンビコマとかキャラコマとかをキッチリと入れられるかどうかで蓋が閉まるかどうか決まります(笑)
それはともかくゲームの準備しましょうか。結構準備することがありますよ。
あ、カード名称は適当です(笑)
まずは今回遊ぶシナリオを決定します。シナリオは全部で10個ありまして、このカードの裏面にはハードモードの条件が設定されてます。
このシナリオでゲームの目標とかセットアップに出しておくゾンビの場所と数、最大ラウンド数、初期士気などが決定されます。あと、カードの下の方に「時間」ってのがあるので目安にどうぞ(笑)
中央のボードとかの設定しますよー。
砦ボードに…
・さっき決定したシナリオカードを置く。
・危機管理カードをシャッフルして規定の場所に置く。
・各トークンを取りやすい場所に置いとく。
・時間トークン、士気トークンをシナリオカードの通りに配置する。
・ゾンビをシナリオカードの指示通りに配置。
・各ロケーションの探索カードを確認(各20枚)してシャッフル。他のロケーションのが混ざってないか注意。
・クロスロードカードをよーーーーーくシャッフル。
…多いですね(笑)
ここまでが中央ボード関係のセットアップです。次は個人ボード。
・個人用ボードを1枚受け取ってサマリ面を表にして敷く。
・個人用の密命カードを受取る。
・職能者カードを4枚受け取り、その内2枚を選び「隊長」「隊員」に1枚ずつ配置。さらに自分の有することになったキャラクターのコマを砦の所定の位置に置く。
・初期手札専用の探索カードを5枚受け取る。
・アクションダイスを3つ受け取る。
これでセットアップ終了です。お疲れ様でしたー♪
…ゲーム始まってもおらんがな(笑)
1つの「ラウンド」は2つの「フェイズ」で行われ、その「フェイズ」のいくつかの「ステップ」を順にこなしていきます。
○部隊フェイズ
1:危機発覚ステップ
2:ダイス用意ステップ
3:プレイヤー手番ステップ(←ほぼメイン手番となるステップ)
○砦フェイズ
1:食料消費ステップ
2:ゴミ確認ステップ
3:危機解決ステップ
4:ゾンビ追加ステップ
5:使命達成ステップ
6:ラウンド移行ステップ
7:順番変更ステップ
これだけ並べたんですが、「砦フェイズ」で行う各ステップはほぼ事務的に処理されるものですので「部隊フェイズ」でやることはかなり終わります(笑)
順にやっていきますよー
○部隊フェイズ
1:危機発覚ステップ
ここは危機管理カードを1枚めくれば終わりです。
このカードなんですが…「砦」で起こるトラブルを表します。「食料足りない」「資材足りない」…まぁ何かしら足りないんですね(笑)
このラウンド中に規定数だけ指定された物資を寄付すると後の「使命達成ステップ」で何事も無く済みます…多く寄付することで恩恵がある場合も出てきます。
…出来なければ………まぁ、このカードの効果だけでいきなりゲームオーバーにはなりませんよ。うん。(コンボ派生で死ぬことはある)
2:ダイス用意ステップ
自分に渡されたアクションダイスを全て振って、出目を変えないように注意しつつ個人用ボード左下のダイスプールに置いておきます。
3:プレイヤー手番ステップ
各プレイヤーがメイン行動を順に行うステップです。
プレイヤーはスタートプレイヤーから順番にアクションダイスを使用するなどで自分の職能者を使ってゾンビ退治や探索などを行います。使用したダイスは個人ボード右下の使用済みダイスプールに移します。
やれることは後ほど列挙します…まぁ、個人ボード見れば載ってる事ですけどね。
全てのプレイヤーが手番を終えたらこのステップは終了します。
砦フェイズに移って各種処理を実行したら次のラウンドに入ります。
○砦フェイズ
1:食料消費ステップ
ここでは「砦」に残っている人物の数に応じて食料が消費されます。
足りないと士気が下がったりしますので気を付けましょう。
2:ゴミ確認ステップ
使用したアイテム類はメインボードのゴミ捨て場に置かれることになりますが、ここに10枚以上カードが溜まっている状態でこのステップに入った場合、士気が1下がります。
…これを防ぐには定期的に「砦内の清掃」を行ってゴミ箱のカードをゲームから除外することが必要です。
3:危機解決ステップ
「部隊フェイズ1:危機発覚ステップ」で発生した危機が解決されているかどうかを判定します。
条件をクリアしていれば良し、していない場合はゾンビが余分に発生したりいきなり発生したり砦内の人間が死んだりします。出来る限りクリアするべきですが…まぁ、他のプレイヤーや自分の密命との兼ね合いもありますな。
4:ゾンビ追加ステップ
字面の通り、ゾンビが増えます。
砦にいる場合「砦にいる生存者を数え、その半分(端数切り上げ)」体のゾンビが、各ロケーションに職能者がいる場合はその数だけその場所にゾンビが湧きます。
気を付けないといけないのは、砦のブースやロケーションには存在するゾンビの枠が決まっているということ。
ゾンビが増えた結果、この規定数より多くのゾンビが発生した場合、ヒドイコトニナリマス。ぐふふ。
正直手が付けられなくなるということはないと思いますが、発生した時の損害は甚大だと思ってください。
5:使命達成ステップ
シナリオの勝利条件を達成したらを確認するためのステップです。なお、各プレイヤーは大抵ここの勝利条件を達成したうえで自分の「密命」も達成しないと勝者となりませんので注意してください。
6:ラウンド移行ステップ
7:順番変更ステップ
この辺は事務的ですね。ラウンド終了処理やスタートプレイヤーマーカーの移譲などを行います。
…ここまでで1ラウンドです。
やることはいっぱいありますなぁ…まぁ1ラウンドやってみればプレイの感覚はつかめると思うのでやってみましょう。
ウチがそうでしたから(笑)
で、手番中にやれることですが…まぁいろいろとあります。その中でアクションダイスを消費するものとしないものもあります…全部紹介すると分量が物凄いので代表的な行動を4つだけ。
・移動(ダイス消費なし)
プレイヤーは自分の操作できる職能者をそれぞれ1ラウンドに1回砦や別のロケーションに移動させることが出来ます。
ただし、移動するキャラクターは「感染ダイスを振る」ことになります。
…この「感染ダイスを振る」はこの先何回も使います。どうなるのかは後ほど。
・攻撃(ダイス消費あり)
砦やロケーションに溜まっているゾンビと戦うことが出来ます。
職能者カードの右上アイコンの上側が攻撃力になってて、「数字以上の出目のダイス」を1個消費するごとに攻撃が可能です。ゾンビは攻撃をされた場合問答無用で倒されますが、攻撃1回につき「感染ダイスを振る」ことになります。
・探索(ダイス消費あり)
攻撃の時に参照した職能者カードのアイコンで、攻撃の下にある虫眼鏡アイコンが探索の技能値ですね。こちらも攻撃と同様に数字以上の出目のダイスを1個消費します。
こちらの効果は、探索を行った職能者のいるロケーションの探索カードの山札から1枚ひいて手札にすることが出来ます。必要なアイテムだったり、燃料だったり、時には生存者を発見できます。
基本的に仲間を増やすのはこの探索で生存者を見つけた時ということになります。6か所あるロケーションの中に数枚くらいずつ入ってると思います(未確認)
・アイテム使用(ダイス消費なし)
手に入ったアイテムを使用することでカードに描かれた効果を振ることが出来ます。
重要なのがこの「食料」ですね。
ラウンドの流れを紹介している時に「食料消費ステップ」というのがありましたけど、ここで消費する食料はこのようなカードの効果で誰かが置いてくれるのを待つしかないのです。基本的に協力プレイなので、誰が持つているのか、出せるのかは話し合って決めましょう。
…ただ、危機管理の方でも食料が必要になる場合があるので余裕があればある程度は持っておくのも言い訳としては成り立ちます。
他にもいくつかの行動を行うことが出来ます…バリケードを築くなどは余裕があったらやっておいた方が良い行動ですよねぇ…ゾンビものの定番ですし。
―感染ダイス―
さて、何回か出た「感染ダイスを振る」をそろそろ紹介しましょう。
この赤い12面体のダイスが感染ダイスと呼ばれています。「感染ダイスを振る」という指示が出た場合はこれをダイスロールして結果に従います。
半分の6面が何も書かれてない面で「無傷」。残りにはアイコンが入っていて「負傷」「凍傷」等です。
大抵はダメージ判定の時にこの感染ダイスを振るわけですが、「負傷」は1ダメージを受け、「凍傷」は次のラウンドの手番開始時から1スリップダメージを受けるという凶悪な効果です。
なお、大体の職能者は3ダメで死にます。
そして1つだけこんな目があります。
奥歯?
なんでこんなアイコンなのか解りませんが(歯として一般的なアイコンなんでしょうか?)ともかく、これだけは出したくない目でして…効果は「即死」です。どんなにライフが残ってても即座に死にます。
…ところでですね。
さっき、「移動」の時にも「感染ダイスを振る」って紹介しました。
そう、このゲームは「移動するだけで自分のキャラクターが死ぬ可能性が約8%ある」という物凄いゲームなんですね…
しかし、移動して店や施設で探索を行わないとシナリオをクリアする為の資材が手に入らないという厳しいゲームでもあります。
―死の連鎖―
さらに職能者が死亡する事自体が問題です。
職能者が死亡した場合「士気」が1つ下がります。「士気」が0になった場合もゲームオーバーですのでなんとか士気を上げなければなりませんね…
そして最も恐ろしいのが死の連鎖です。
職能者が死亡した場合、その亡骸は即座にゾンビとなり周囲の人間に襲い掛かることになります。
例えば先程の写真を再掲しますが、ここに感染ダイスで「即死」を振ってしまい死亡した人がいます(汗)
その直後、この職能者はゾンビ化し、生者に襲い掛かることになります。
…襲い掛かる対象は同じロケーションにいる中で「影響力」の一番小さいキャラクターです。「影響力」はカードの一番右上にある○で囲った数字のこと。これが小さい職能者がターゲットとなります。
ここでターゲットとなった職能者のプレイヤーは選択をします。
1:対象の職能者を見殺しにして連鎖を食い止める。
2:戦う。
1を選んだ場合、対象が襲い掛かる元仲間のゾンビを遠くまで引きつけてくれます。対象は必ず死亡しますが、犠牲者は増えません。
2を選んだ場合は感染ダイスを振ります。
ここで無傷が出れば対象は生存のままで済みます…
ただし、何かアイコンが出てしまった場合は問答無用で対象が死にます。
……
……
……死にましたね?
ではその犠牲者もゾンビ化し、また同じ場所にいる生存者に襲い掛かります。これは誰かが1の選択をするか、2の選択で「無傷」を出すか、もしくはその場にいる全ての人間が死ぬまで止まりません。酷な話ですが、たった1人が死んだだけで連鎖して砦が落ちることもザラにあるようです。
また、先程もチラッと流しましたが人が1人死ぬ度に士気が-1されます。0になったらゲームオーバーになります。
―クロスロード―
…まだ紹介していないものが1つあります。
-
これ。クロスロードカードです。これは各プレイヤーの手番開始時に「そのプレイヤーの1つ前の手番のプレイヤーが」引き、内容を確認します。このカードは手番プレイヤーのある行動や、場にあるキャラクターたちの状態や行動などをトリガーに発生するミニイベントという感じのものですね。
基本的に物語を読まないならば太字を読めば大丈夫。内容は「発生条件(トリガー)」「選択肢とその結果」が書かれています。
このカードを持っているプレイヤーは手番プレイヤーの行動を注意して観察します。また、場にあるキャラクターがいることがトリガーとなるカードもありますので場のキャラクターにも注意しましょう。
手番プレイヤーがトリガーを引いた場合、このカードを持つプレイヤーは処理を即時停止させ、クロスロードカードのイベントを割り込ませることになります。それが終わってからやろうとしていた行動を行わせてください。
…これだけ書くだけならまぁ良いんですけどね…
大体は「あるキャラクターがボードに存在する」「職能者が移動を行う」とかそんな感じのトリガーですが、たまに変なトリガーが混ざってます。
「プレイヤーの誰でもいいからあくびをした時」とかですね(笑)
ブロックアウトさんでプレイした時に1ラウンドキルをやらかしたのもこのクロスロードカードの効果によるものが大きいです…というか元凶ですね(笑)
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
このゲーム…最初の1回目でインスト込みでやると1ターンが物凄く長く感じてしまいますが、その後はそんなに苦労しないと思います。
選択肢の多さ、行動の多さ、主目的と自分の密命の兼ね合いなどで1回目のプレイはパンクしそうになりますが、1ラウンドを自分で体験し、他のプレイヤーのやることを見学することで「あぁ、こんな風にやればいいのか」というのがおぼろげにでも理解できれば大丈夫、次のプレイはもっと上手くやれます。
…こういうゲームで1回目から完璧にやろうってのは無理です(笑)
あと、このゲームには「裏切者」というルールがあります。
士気を0にすることが1つ目の目標という通常プレイヤーとは全く相いれない勝利条件だったりするわけですね(笑)
ついでに「追放者」ってのまでいたりするわけで…極限状況のエゴとかパニックものの映画でよくあるパターンが再現されてます(笑)そこまで紹介するのは難しいのでこちらでは紹介してませんけどね(汗)
クロスロードカード、全てのカードにフレーバーテキストが付いているので、それを読んでるだけでも楽しそう…今度じっくり読みます。それだけじゃなくてゲームとしても「突然発生するサブクエスト」「突然発生する強制2択」などのシチュっぽいので好きですね、こういうの。
…まぁ、これのおかげで以前に1ラウンドキル食らったんですが(←大事な事なので何回でも言います)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます