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日々の雑記

これからの共通テストの戦略を考えよう

2022-01-18 16:24:00 | 日記
今年の共通テストの問題をやりました。来年受ける受験生たちを救いたい。
まぁ受験生がこのブログを見ているわけないが笑
トイレに行くたびに書き足してるのでまとまりがないかもしれませんが、ご了承ください。

はっきり言うと、センター試験と同じ対策では絶対に高得点は不可能です。一部のエリートはともかくかなり点数戦略を練らないととくに8割以上9割くらいを狙う人は簡単に死にます。

僕は理系のことはあまりわかりません。
国立文系についてだけ考えてみる。

まずは国語
兎にも角にも古文漢文優先である。理系でどんなに国語がやりたいくないとしたって、現代文に比べやれば伸びるところなのでここはやるしかない。
現代文もセンター試験とあまり変わらないように見えて、実はわかりません。この先何が起こるかわからないそれが共通テストだと言うことを肝に銘じといたほうがよい。

次に英語
共通テスト特有の勉強は必要ないが、英検の勉強(特にリスニング)をやるのがいいのでは無いかと思う。
英検を勉強の柱にした方がいい。いわゆる、今までの大学受験英語の座って読んで問題解いて和訳して〜みたいな勉強法よりもむしろ音読中心にしたほうが良い。

続いて社会
歴々(日本史世界史)がいいと思う。これはあくまで点数戦略上の話であり、問題の質や個人の好悪は考慮していない。
しかしながら地理の高得点はかなり難しいとみえる。
正誤の問題や、その場で考えなければならない問題が多いため、本番で思うように点が取れない可能性は高い。
公民に関しては使える大学があまりないので2次試験で使わない科目を新たに勉強する人は少ないかも。
歴々の場合はどちらも満点目指すべきである、というかちゃんとやれば満点近く取れるはず。

続いて理科基礎
どれを選んでも大した差は無さそうだが、参考書や問題集の豊富な生物基礎化学基礎地学基礎を受ける人が多いのかもしれない。
あくまで文系が受けると考えると点数は読みにくい。でも二つ合わせて85点くらいはなんとかなるのでは無いかと思う。

そして話題の数学1A2B
まずは1Aから
はっきり言ってセンター試験のように試験に慣れて対策をすれば文系でも9割満点余裕のテストだという考えは捨て去るべきである。無論それをほとんどの難関受験生が捨てられなかったがために、平均点がえげつないことになっているのである。
点数戦略上文系は70点を目標にした方がいい。これは大問まるまる一つ落としてもまだ達成可能な点数である。
その上で選択科目から手をつけることも重要。
これは全ての科目に言えることだが、努力が報われやすい方から潰した方が間違いないのだ。
確率や整数問題は難しかったとしても対策可能な難しさである。例えば今年のプレゼント交換の問題は類題を解いたことのあるも多かったのでは無いかと思う。
一方でデータの分析や、前半の1と2の瑣末な問題は対策しようにもどうにもならず、特に小数計算がからむようなものは最後の桁まで合ってないと点数がこないのだから、どんなに日常頑張っていたって本番でゴリゴリ計算した結果ミスったら終わりも終わりである。
運が良ければ点が入るくらいに思っといた方がよい。
したがって選択問題を20点×2で40点確保し、前半の問題でなんとか30点分取るくらいが戦略になってくる。
しかし、これは結局は終わった後に僕が考えただけで、本番そうできた人はたぶんいないのだろう。
前から順番に解いていってなんとか終わる。いつもなら9割近く取れる。そういう考えのもと進めると失敗する。
しかしながらこの辺の戦略はもはや数学力とはなんの関係もない。本番でいかにこれは今までの試験とは違うものだと気がつき、70点、最悪60点戦略に切り替えられたか、ここがもう運命の分かれ目だったと思う。
どんな問題であれ満点近く取れるようなトップ層はともかく、試験慣れと努力で突破しようとして頑張った人は軒並みダメだったのでは無いかと思う。もう、本当にエリートを選抜したいだけのテストになってしまったのかもしれない。

1Aに比べるとまだ、2Bの方が努力は報われやすいようにも思えるが、文章や式を選ばせる形式は思ったよりも時間を食う。
2Bの目標は文系なら75か80くらい。
選択問題で数列とかハマらなければ最初だけ解いて捨て、他の問題に移るのが得策かと思われる。

ただ見ただけで解いてもいないのに思考力を問う良い問題じゃないかとか言ってるツイートを見たが、見るだけならそう見えるだろうな。としか思えない。

まぁしかし、おいおい数学7割じゃ東大のボーダー割るじゃねえかって思う人もいるかもしれないが、自分がとてつもない天才だと思うのなら全科目9割目指していいと思うが、合格したいのなら共通テスト9割(特に数学)への対策は放棄すべきだ。
特に東大を目指すような人は2次試験勝負である。センター数学9割と7割の差はほとんど無い。だから共通テストは全体で8割5分くらいを目指し、それで2次試験の対策を徹底すべきなのでは無いか。
東大だとすると目標点のモデルとしては
国語160
英語R+L190
日本史世界史190
数学145(70+75)
理科基礎85点
これで770点
8割5分が765点だから十分妥当。仮にこっからさらに数学が20点下がってもまだ余裕がある。

これからはいかに共通テスト対策を減らして2次試験に合わせて勉強するかだろうな。

とにかく来年受けるであろう普通の人たち(notエリート)たちに言いたいのは、共通テストはセンター試験とは全く異なる試験だということである。これは本当にその意識を持たないと終わります。
もちろん大して変わらない科目もある。
が、数学などは特にまだ傾向すら何もわからない。
共通テスト対策を最小限に抑えて8割5分程度をとり、かつ2次試験に全ツッパすべきだ。
各々の大学の傾向ははっきりしているわけだから。

もし対策があるとするなら、それは特定の練習よりもむしろ、文字を速く読む能力を上げることになるかと思う。
文字を早く読んで理解して、計算を速くする。
地頭を良くする必要がある。
その方法はまた後ほど。


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