感譚

日々感じたこと、ふと思ったことをつらつら。

哲学と数学

2020-07-09 20:17:10 | 日記
僕は哲学的な話が好きだ。
物事の本質を、見定める目を持ちたい。

こんなことを言うと、きっとこれを書いている人は、頭の固いクソ真面目で、恋愛経験なしの、青春時代を思い返せば勉強しか出てこない、暗い青年を思い浮かべるかもしれない。
それは、ご想像にお任せしよう。


さて、哲学は、言葉で物事の真理を解明しようとする学問だ。
一方で、僕が専攻している数学という学問は、名前の通り数字で真理を解明しようとする学問である。
一見すると、対比的な反対に位置する学問のように思われる。

だが、どちらの学問もものすごく論理的である。そこが僕の気に入っているところだ。
僕は、論理的な性格なのだろう。
話に飛躍があったり、一旦理解できないところが出てくると、理解できるまで粘りたい。
納得したい。
そこが、僕の良さであり、今一つ突き抜けられない要因だったりもするのかな、と思ったりもする。

とにかく、数学も哲学も一つ一つ、納得のいくまで吟味し深く掘り下げていきながら、答えを探し求める。
その過程が好きだ。
間違うことが当たり前。間違いを正していく。
その一つ一つの間違いに、一歩一歩の成長を感じるチャンスがあふれている。
間違いや悩んでいたことが腑に落ちた時のあの快感はたまらない。病みつきだ。

ちょっと話がそれるが、僕は日本という国に、もっと間違いを望んでいる。
間違うから人は成長するのだ。
みんなもっと堂々と自信をもって間違えよう。


西洋の哲学者は、数学者でもあったりする。
やはり、哲学と数学は似ているのだろうか。


哲学、というと堅苦しいイメージで、とっつきにくいと思うが、実際に触れてみると全然難しいことは言っていないし、自分との対話ができるようで楽しい。
今の人たちは忙しく、なかなか一番大切な存在である自分と対話する機会などないだろう。
哲学の本でも読んで、自分と対話してみてはいかがだろうか。

最後にお勧めの哲学の本を何冊か紹介して終わる。
僕も、趣味で哲学の本を何冊か読んだだけなので、そんなに偉そうなことは言えないが、これを読んでいる人の世界が少しでも広がることを願って。

「14歳からの哲学」 池田晶子
「正義の教室」 飲茶
「嫌われる勇気」 古賀史健・岸見一郎
1冊でも気になるものがあれば。


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