少女を絞め殺し、その首にハサミを突き立てる殺人鬼、ハサミ男。すでに二人をその手にかけ、三人目を殺そうとしたところ、標的としていた少女が、自分と同じ手口で殺さてしまう。しかも皮肉なことに、ハサミ男自身が第一発見者となってしまう。
少女はなぜ殺されたのか?そして犯人は?ハサミ男は調査に乗り出す……。
ハサミ男の視点と警察の視点の双方が交互に語られる形式。それぞれに真実に近づいていく物語。最初、読んでいてハズレを買ってしまったと後悔しました。特に大きな謎が提示されるわけでもなく、登場人物が靴底をすり減らして犯人を追い詰める、ZaKがあまり好きではない、いわゆる「社会派ミステリ」かと思ったからです。まぁ実際これはどちらかというと社会派だと思いますが。
しかし、最後に用意されたどんでん返しには、正直やられました。この本のほとんどの部分が、それに向けた大きな伏線になっていたわけです。この驚きで、今までの後悔は吹っ飛びました。
映画もありますが、伏線がバレバレなので、やはり、小説がおすすめです。
少女はなぜ殺されたのか?そして犯人は?ハサミ男は調査に乗り出す……。
ハサミ男の視点と警察の視点の双方が交互に語られる形式。それぞれに真実に近づいていく物語。最初、読んでいてハズレを買ってしまったと後悔しました。特に大きな謎が提示されるわけでもなく、登場人物が靴底をすり減らして犯人を追い詰める、ZaKがあまり好きではない、いわゆる「社会派ミステリ」かと思ったからです。まぁ実際これはどちらかというと社会派だと思いますが。
しかし、最後に用意されたどんでん返しには、正直やられました。この本のほとんどの部分が、それに向けた大きな伏線になっていたわけです。この驚きで、今までの後悔は吹っ飛びました。
映画もありますが、伏線がバレバレなので、やはり、小説がおすすめです。