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【半休中】Beyond talk to oneself

子どもや日常、スポーツ回顧、時事の疑問に世の声の1人として触れていきます。競馬予想はあくまで履歴と仲間向けです。

【ロンドン五輪】【女子サッカーGL】 vs カナダ

2012年07月26日 20時36分00秒 | サッカー日本代表
ついに開幕したが、先日のトーナメント表は、以前のそれと少し違うのは
組み合わせが実際違ったことや、あれ以降の試合での修正が入ったため。
組み合わせ決定のときはなでしこは優勝予想だったんだよな。
是非そのままで良かったのだと言わしめられたいよ。
そんななでしこの初戦。仮眠してしっかり開始5分後に目覚めて見た。

結論から言うと60点の試合。勝ったけどその程度だと思う。
FIFAが賞賛したとか、褒められているようだが、やはり勝った分よく見ても
だけども65点がいいところかと。

まずカナダが主導権をとろうとするが、なでしこが落ち着いて与えない。
まるで「イニシアチブ、俺」というように、
哀川翔が♪チブチブチブチブチブチブチブ と歌っているような。
そんなザ・クイズショウを知らなければ解らない奇妙な言葉を書いたが、
とにかくこないだの男子のメキシコ戦と違って慌てない。
男子のそれはやはり権田が問題だったかと。
GKがDFにパスを出していけば、いつも通りだったが、
プレスの速さとコースカットに臆して前線にフィードしてばかりだった。
そこをびびったら自分たちのいつも通りが出来ないのでしんどい。
なのでメキシコ戦は奇跡的な勝利であり、中身的にはさっぱりの試合。
それがなでしこはランクは7位とはいえ、全く互角の戦績で
プチアメリカとしてのカナダを終始イニシアチブを持ったままに進められた。
それが一番大きな勝因だと思う。

だけど序盤は互いに好機を潰しあった。
まずは本番でのポジションチェンジ。
これはいい意味で良かったといえる。
というのは、宮間は左利きだから左に入っているが、
左を深くまでえぐれるがマイナスのボールのクロスしか上げられない。
でも右だと深くえぐっては上げられないが(宮間は左右利きなので出来るが)
ゴールに向かうカーブが掛かるクロスを上げることができる。
そういうことから多くのナショナルチームもクラブチームも取り入れている。
だから全然変ではなく、むしろ川澄と大野が同じサイドに居ることは
クラブチームでの阿吽の呼吸をそのまま代表でも出来るので、
前後を入れ替えたことは大した意味は無いが、そこは大きな意味があった。



その証がこの1点目だった。
大野が澤にパスを預け、エリア内に切れ込んでいく。
そこを澤が又パスを渡し、小柄だがウマいこと大野がキープし、
それを見た川澄がアウト側からスルスルと上がってきた。
大野のキープはまさにこれを待っていたので、
後ろ向きだったために、川澄は囮で、又澤に戻すだろうと
相手はそう油断したかもしれないが、大野はヒールではなく、
ソールで擦るように後ろ側のスペースに転がす。
川澄は待ってましたとそれを持ち込み、角度無かったが思い切り良くシュート。
サイドネットを揺らすことになった。
これは大野の出すタイミングと川澄のオフサイドにならない飛び出し。
ここが阿吽の呼吸以外何者でもなかった。それがなせた業だった。
ゆえに、この両名が同じサイドに居ることは良いと言い切れること。
画像は決めた後の川澄に駆け寄る宮間。



そして前半は1-0で折り返すかと思って、トイレにこもってしまったら、
ハーフタイムに終了間際に1点追加したと知らされたが、
鮫島のクロスになんと宮間がヘッドで決めた。
これ、先ほど長島が13本だかのパスを決めて、
その流れでの出し方や出しどころを探していたといっていたが、
それはそうとしても、このクロスはバックパスをダイレクトに鮫島があげた。
後ろに下げたので、少し後ろで回されるだろうと思った相手が
あ!!と一瞬焦ったかと思う。そんなバックパスをダイレクトに上げた
鮫島のクロスだったのだ。
それがゴール前に見事に上がってゆく。
これ、こんな小さな宮間が何で決められたと思うか!???
この画像を見ただけだと絶対に解らない。

これ、実は宮間の前に大儀見が居るんだよ。
相手DF2人が大儀見がヘッドで決めに来ると思って、
厳しいマークにいっているのだ。
一人は前に壁になり視界さえも奪い、
もう一人は後ろから肩に手を掛け、高く飛ばさないように押さえて。
そしてGKもそんな味方の行動を見て、大儀見に合わせてきたと、
そこに向かって突進してきた。
だけど2人のDFは大儀見にうまいことだまされた。
実際それよりもクロスが大きかっただけであるかと思うが、
どう考えても空中戦が全く苦手だろう宮間はノーマークで、
大儀見に集中するのは昨今の試合での得点かあるからだ。
ところが相手DFもろとも己も高さが合わないので、
潰されるというよりは、ボールの邪魔をしないように、
この瞬間は身をかがめて反転するようになっていた。
そして宮間はGKの飛び出しが多分ボールに間に合わないと感じていて、
高さ的に飛び越えて自分に来ると確信していて、
あわせればGKが出てきたから入ると思って居てのヘッドに行く瞬間だ。
10番のバックヘッドも触れず、GKのパンチングもかわしたボールは
小さな宮間の頭に見事にヒットし、無人のゴールに転々と向かったのだ。
そんなダイジェストでは解らないし、画像でもわからない、
大儀見の隠れた大ファインアシストがあったのだよ。
得点の半分大儀見にあげたいぐらいだ。
W杯のときは何の役にも立たないと、散々こき下ろしたが、
その悔しさを跳ね除けてドイツでもまれて大きく成長してくれたのは
非常に嬉しい限り。これがこの2点目の大きな意味だった。

でもしかしこんなに褒めててなんで60点なんだってこと。
それは相手の交代を見れば解る。
後半31分に3枚目のカードを切ってしまった後の40分に、
チャップマンが足を痛めたか、ボールとは関係無いところで痛がり
そのままベンチ裏に下がってしまい1人少ない状況に。
そんなツキがあったから全く目立たなかったのだが、
相手の監督はもしかして私のブログを読んだのかもしれない。
(っつか、ある程度サッカー解る人なら気が付くということだ)
1・2枚目は同時に後半25分に切ったのだ。
それは左右のSBをまとめて交代したのだ。
・・・そう、鮫島も近賀もスペアがいなく、走らせまくられたら
足が止まり、サイド崩壊でクロス上げ放題となるといったあれだ。
それをしようと左右からの分厚い攻撃を仕掛ける狼煙を上げたのだ。
ホラ見たことか!!!既に私はそう思っていた。
でも1人欠けた事と、ボール支配率がそのためますます上がったことで
カナダのなでしこ崩しの野望は実現することは無く終わったのだ。
でもそれをやろうとしてきたことは事実であり、
なでしこの弱点はここだと解っていることは間違いが無かったのだ。
そうなると他国も同じだと思っていても良いと思う。
毎試合以前言ったように、先制して突き放してSBを上げない展開を作る。
それをやり続けるしかないのだ。
昨日はそれに近かった。
30分以上掛かったが先制して、出来ればといっていた通りの前半での加点。
2点差をつけて60分をやり過ごしたら、SBは守備一貫で上がらず、
2点差を守りきって90分終わらせる。
1点返されてしまったのが、やや残念だが、ほぼその通りにできていた。
でも恐ろしいと、気が付いてないのだなと思ったのは、
2点差になり、相手が両SBを入れ替えた後にも
鮫島なんかがガンガンオーバーラップしていたので、
アフォか!?相手の思う壷じゃねぇか!!!と危惧していた。

他には失点の場面は、熊谷が自分の役割はSBなので中央なんだと
ボールを持っている右サイドの相手選手に一番近かったのに、
スルスルとゴール前のほうに行ってしまった。
そこで追いかけてきた2選手が飛び込むが触れずにクロスを入れられて
それを熊谷もわざわざ己のポジションに行ったのに弾き返せず。
あの場面は自分はボールに行って、守備に戻る選手に
自分が居たい中央に行くように指示すればよかったんだよな。
以前も同じようなシーンあったんだよな。
熊谷は性欲全開にむさぼるのならば、こういうのを学習してからにして欲しい。

そしてあの主審は殆ど笛を吹かなかった。
だから大きなものは別として、ある程度競って倒しても大丈夫だから
積極的に取りに行こうと思っていたのが澤だけだった。
その辺の審判団の空気感も早めに察知して対応しないとならない。
逆だったら、カードをすぐに出す主審なのにガンガン行ったら、
イエローもレッドも出まくりで試合にならなくなる。
そういうのは絶対ダメなわけだから、審判団の判断も重要。
そこが澤以外ダメというのは心配に思った。

とにかく次戦のスウェーデン戦は昨今同等の結果を出してもらいたい。
1位通過は絶対なのだ。
その前に今日の男子か。
メキシコ戦を見る限り全く期待出来ない。4-0で負けると思う。
でもそれが大前提だとしたら、0-0でも値千金かも!?
まずは勝ち点を1でもいいからとって欲しい。0はダメだ。


画像(Thank You):gorin.jp

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