遺物と化したものから温故知新を突きつけられる

紹介しそびれていたお歳暮だが、こんなのが届いた。



剥がしたらこう。
しかし剥がしたやつって普通のラップだったよ。普通の。
梱包用の大判のやつでも厚手のやつでもなく家庭用のアレ。
多分箱はいいとして、のしが汚れたり破損しないためだけに
ラップ特有の粘着性もあるのでぐるぐる巻き付けたんだと思われ。
でもそのおかげでこんなに綺麗で気持ちがいい。
そんな綺麗な中身は何なんだろう？



のしを取ったらこう。
あぁ～～。重たいと思ったらお米か～。もう解ってしまった。
宮城だからコシだろうなと。



いざオーーーープン！！
（○o●;）あああああぁぁああああああっっっっ！！！！
これ！！コシじゃなくてササって見えるじゃん！！！



うわぁ～～～～！！懐かしいなぁ～～～！！
昭和の最高級ブランド米ササニシキだぜよ～～～！！
コシが一般化するまではこれが食卓を飾ってたよなぁ。
でも粘りだか甘みだか何がだかは幼かったので良く解らんけど
品種改良されたコシヒカリがはるかにウマいとして
その主役を取って代わられたんだよなぁ。
今ではコシがスタンダードになってササはほぼ壊滅状態。
育てやすさなんかもきっと関係するんだろう。
しかも今では育てやすさではひとめぼれなんかがあるし
コシより安くそんなに劣る味でもないと言うところで重宝され
ますますササは過去の遺物と化して行ったんだよなぁ。
今でも作っている農家があるんだなぁ。
いや、あるだろうけど自家消費とか、こだわりのある店との
契約農家であるとかだけで、一般に売るほどの量産は無いのだと
どこに行っても売って無いのでそう思っていたので超嬉しい！



裏はこう。焚き方なんかも書いてある。
いつも自分がやってるそれと殆ど同じ。

で、もうとっくに食い尽くした。
懐かしい感じのややコシには劣るアレが蘇るか楽しみ。

ところが期待は裏切られた。
何がって普通にウマい！！
実際クソ安いコシやひとめやこまちを食ってるからとも思うが
言っても本当にまずい米は食わない。そんなの買わないし。
なのでかなり安いがそこそこウマい米を食っているので、
そこからしてもいつもの関東産のコシなんかより
断然ウマい。甘みもあるし香りもいい。
水はいつもの我が家の浄水器の水だから一緒だし。

いやぁ本当にモチモチとしてつやつやでふかふかでウマかった！
焚きたても撮っておけば良かったが、
実際見た目はご飯はご飯で何も代わり無いので見ても解らん。
だから撮らなかった。
おにぎりにしてもウマかったなぁ。梅と鮭のスタンダードで。

そういうわけで昔食ってた安い（のだろう）ササとは
比べ物にならんぐらい、今時のやや劣るコシよりウマい
ササだったので懐かしさは味覚では味わえなかったが、
それでもササをい何十年ぶりに食った事実に大満足だった。
あの人は本当に憎い中元歳暮を毎回贈るなぁ。
本当にありがとう！！＼(^▽^)／