老舗のウマいもの

差し入れで美味しいものを戴いた。

それがこの包み。
包みのハンコからしても満足の行く場所のもの。

何がって、これ明治10年ぐらいから創業の
志乃多寿司の包みなんだよね。しかも出店先ではなく總本店の。
よく知ってるとは言わないけど、今半とかお土産向きの食べ物は
人形町にはあるんだよね。日本橋の隣でもあるからね。



開封～～～♪
のり巻き志乃多9ヶ入だった。
くれた人には失礼だけど、これは今の価格は700円。
安いでしょ！？
そりゃその辺のコンビニとか弁当屋だと350円～500円ぐらいの
代物が妥当なところかと思う。
でもそこは老舗の安定した味があるわけで、
その代金分だと思えば妥当か安いぐらいだよ。

これが稲荷の基本といっても過言じゃない。
甘みもしょっぱさも素飯の酸味も全てしつこくなく
それでいて薄すぎないベストの濃さとそれぞれのバランス。
他に近い物はあると思う。きっとこれに合わせているから？
それでも長年続いて来れたのは、歌舞伎のお弁当や楽屋の差し入れとか
そういうことも大きいと思うし、事実重宝されたのは味がいいから。

いい意味でのオーソドックスは基本中の基本。
とんがった部分は無くほんのりして優しい。
これが京都だったらはんなりって言葉がハマると思う。

身近なお寿司屋さんや総菜屋さんのそれは普段のお供。
こういう物は時々食べるから幸せに思うアクセント。
それでいて決して高くないのは本当に嬉しい。
老舗とか有名店って直ぐ高くするからね。
基本的に折り詰めはお弁当だから多種あるけどほぼ1000円以下。
押し寿司や太巻きが入ったり、数が15個程度とか多くないと
まず1000円は超えない。そういうラインナップがずらりなのが
ここのいいところで、気軽にお土産に出来るところだと思うよ。

うちの家族は稲荷大好きなんで、（最近かみさんが良く作る）
喜んで老舗の味を堪能したよ。くれた人ありがとう♪