【半休中】Beyond talk to oneself

子どもや日常、スポーツ回顧、時事の疑問に世の声の1人として触れていきます。競馬予想はあくまで履歴と仲間向けです。

男女壮行試合で見えたもの

2012年07月12日 23時40分47秒 | サッカー日本代表
まず勝ったほうのなでしこから。

勝ったので問題が薄くなって見えづらくなったのが問題か。
とにかく1点目は普通はない。
壮行試合で、五輪に行かない豪州ではなく日本が点が取れずにいたので
勢いづかせるために笛を吹いたに過ぎない。普通は取らない。

2点目は凄く良かった。
A代表まで入れて全ての代表に欠けている攻撃。
左右からグラウンダーのアーリークロスをGKと最終ラインの間に入れ
そこに飛び込んでいくやつ。
A代表だと駒野が時折放り込んで居たが、サブとなった今はまず見ない。
大体世界と比較して高さで劣るのだから、低いところでどう崩すか。
その一環としてのひとつの手段としては大きく有効だと思うのだけどね。
ただ闇雲に相手の裏を取って普通にパスを受けるなら、
シュートを打ったけど枠を外したという気持ちでアーリークロスを入れて
受け手も触れるかどうかの瀬戸際に突っ込み、触ったらゴールという
ぎりぎりのプレーは勿体無くもやけくそでもリスキーでもないと思う。
ゆえにこの2点目は凄まじく光ったと思う。
だからこそ大儀見もあの「オー\(◎o◎)/」という表情だったのでは?

3点目は特筆すべきも無いけど、ゴール前の混戦を押し込んだ。
それを慌てずに押し込めたのがヨシであって、澤のゴールだからではない。
さらには押せ押せであったから相手ゴール前でのプレーだったのだから、
↓で書くけど男子の失点シーンのような、自陣付近でのプレーを
しているから失点につながったわけで、攻撃は最大の防御はサッカーでも
当てはまり、言葉通りに攻撃しかけている分にはベクトルは後ろ向きではない。
そういう意味でも言い切れるのが、相手のゴール付近ということは
せめて上がっている証だから、防御としても最高のポジション。
相手にちょっと蹴られたところでまず自陣のゴールは割らない。

そして希薄になった課題は、やはり両サイド。
今回の交代メンバーは6人だが、交代したのが…。

GK福本 → GK海堀
CB岩清水→ CB矢野
FW安藤 → FW大野
DH澤  → DH田中
FW大儀見→ FW丸山
OH宮間 → FW高瀬

こういう感じ。ほぼ同じポジションのスタメンとサブを入れ替えたのみ。
GKは試合毎に併用していくのだろうと思われるが。
これで浮き彫りにしたいのは交代してないところ。
OHも動きが多いので交代が少ないが、スピードもスタミナもある
筋肉ムキムキの川澄がOHの1枚なのでよほどでない限りは納得できる。
疑問なのは(居ないから仕方ないのだけど)前にも言ったSBだよ。
常に全試合近賀と鮫島はフルに出ないとならない。
しいて言えば高瀬が出来なくはないけど、
怪我や累積などで出られないときはどうするのか?
宮間や大野や川澄をSBに下げて豊富なFW陣から3名前線に置くのか?
SBがちびっ子ばっかってのも非常に物足りないというか、
振り切られてすっ飛ばされて崩されそうな感じがする。
鮫島とか華奢に見えて結構体幹がしっかりしてるし。
前回の米国戦では結構疲れさせられてぼろぼろだったが、
今回勝った為にそこの穴が目立たなかった。そこが本番で怖い。

もうこのメンバーだしどうしたらいいのか。
答えはひとつ。
序盤にさっさと先制して、常にリードして、60分ぐらいには
2点差以上付けていることが条件となる。
そういう状況をその時間までに作っていれば、
早い時間だけSBは上がりをすればいいだけで、
2点差以上付いたらもう上がる必要もない。守備一辺倒でよい。
そうなれば相手との追いかけっこも90分持つだろうかと。
それが点が取れずに必要なまま後半も中盤を過ぎれば、
攻撃参加で上がっていって、守備に一気に戻れば足は止まる。
そうなったら左右から崩し放題放り込み放題だ。
高さがある相手には、もはやあしたのジョーのノーガード戦法のように
ぼっこぼこのフルボッコ状態で守りきらないとならなくなる。
だからぐずぐずしてたらダメだし、先制されるのもダメだし、
されたらされたで即行追いついて、逆転しないとダメなのだ。
そんなリスキーなチームがなでしこジャパンだと理解していないといけない。

佐々木のミス過ぎた人選を選手らがどこまでカバーできるか。
帰国時に佐々木らに大叱責が投げかけられないことを心から祈る。


そして常にダメダメな男子。
もはや年上のお姉さんたちにビジネス譲れって言われるよ。

確かに乳児島だから格の違いもあって攻めまくったけど、
綺麗なパスなんかはうまく回るけど、最後のところの精度がダメで
機会は多かったが決めきれないものばかりだった。
これ、以前も書いたけど、チャンスがやたら多くて点が取れないチームは
基本的に負け試合をしていると思わないとダメ。
ツキがないのだと思えば、その無いツキ以上に仕掛けて、
下手な鉄砲理論でこじ開けないとダメだ。
そういう意味では怒とうの攻撃というほどではなかった。
だから1点しか取れなかったのだ。
どんなに惜しいシーンはあっても、何度もトライしないと。
1-0であんな早い段階から逃げようなんて気持ちが僅かでもあったから
あんな感じに負けたんだよ。
ドローだけどホームでやってんだし負けだよあんなもん。
いくら壮行試合でも相手がゲストじゃない。
相手も五輪に出場する国。そうなればどっちも勝ちに行くための
調整試合になるので、甘い考えじゃあんな内容になる。
やはりトップレスだかなんだか知らないが、
明確なくさびになるトップを置かないからではないのか?
大津も1.5列目の1枚同等でランダムな入れ替わりで
多彩に仕掛けていくということだが、幹がしっかりしてない枝、
柳の枝のようなものは、風が吹くたびにあっちにこっちに揺れてるよ。
ただその柳の木の枝は、細くてしなやかなので雪がどんなに積もっても
まず折れない。大木のほうが折れる。
それはそのしなやかさが、しなることで雪を落として又跳ね上がるから。
そういう意味での柳になってもらいたいね。

人で言うと、永井が最初から使われてそれなりに好調さをアピールした。
でもアピールしたに過ぎずに、やっぱJみたく行かないじゃん!
こう思われたことも確実だと思う。
そうなると大津もそもそも大迫の出られないときの代役的にスタメンした。
そういう意味合いが払拭できないと残った意味が無い。
そういう考え方だったら、そもそもこのチームは永井中心だった。
その永井は試合ごとに存在感を薄れさせていった。それも問題だな。
ただ人選が良かったといえる結果も出せた。
それがOAの徳永で、徳永に収まると落ち着いたし、
得点も徳永のシュートがきっかけだった。
さらに良かったのがサプライズ召集された杉本が押し込んだこと。
この辺が仕事したことは単純に良かったといえると思う。

そして失点の場面、もう少し突っ込んで解釈すると、
最終ラインの高い低いだが、低ければすぐゴールマウスだとして
高くすればカウンターが怖い。だからその通りだとも100%言い切れない。
だったらどういうことなのかというと、高いポジションでのボール回し。
これが引いてないという意味での攻撃的な高い位置だということで、
攻撃は最大の防御のサッカーバージョンと解釈するのがいいかと思う。
コーナーで時間稼ぎするのも相手のゴールラインのほうだし、
そういうことはしないまでも、センターサークル付近まで押しあがっている
最終ラインが中盤と回していれば、追いかけっこにはなるにはなるが
取られても目の前がゴールでもない。

これは昔中田ヒデが言っていたことで、キャプテンの宮本はNOと言った。
攻守の要の両者の考え方が相反したのであのチームはあそこまでだった。
ヒデは下げていたらすぐゴールマウスなのが怖いと言うが、
宮本は最終ラインとゴールまでの大きなスペースが怖いと言っていたのだ。
でもやはり取られてすぐゴールよりは距離があったほうがいい。
やはりヒデの考えのほうが妥当だと今は言い切れるかと。
実際村松もそんなに低い位置で奪われたわけではなかったが、
高い位置で回すことの付加要素としては、ボランチを含んだ
GKと最終ラインとひとつ手前の間に相手が誰もいないこと前提。
相手がいれば後ろで回すのは危険であって、
相手がいないほうに偏った左右のゾーンでの回すことが安全策となる。
でも村松が不幸だったのは、そんなに長くボールを持ってたのでもなく
前を向いて蹴りだそうという所で予期せぬ後ろから奪われた。
しいて言うなら壮行試合だし、もうロスタイムだし、
相手はこの時間帯に無理やり仕掛けてくることもないだろうと
思い込んだことが慢心。そんな体力も無いだろうと思ったことも。
どこかでそういう思いがあったから、安心して前に蹴り出そうとしていた。
だがその際も周りが声を出して「来てるぞ!早く蹴り出せ」とか、
何かのサポートは必要に思った。
もしかして言ったのだが、言ったと同時に取られたかもしれない。
それだけあの奪取は突然だったのは事実だった。

そんな感じで勝ちを確信してのボール回しをしていて
奪われて勝ちを失ったってのは確実にA級戦犯だよ。
しかもロスタイムのもう終わろうかって時間に。
ロスタイムほど他のどの時間よりも集中しないとならないのに、
一番してはいけない時間帯での失点だった。
1点の失点だが、正味5点ぐらいの失点ダメージと同じ。
マージャンだったらハイテイなら普通の上がりより1翻余分に付くんだ。
それと同じだよな。最低でも3失点程度のダメージがある。
だから特に許されないミスだとして大いに叱責されるべきだ。
もし代えられるなら代えたいほどの失態だと思う。吉田豊がいいよ。

権田が小突いている画像がアップされていて、
へらへらしているといけないのでと口をあけているとそう見えると
注意したそうだが、もっとリアルに言っていいんじゃないか?
この世代は草食ばっかなのか?だったら勝てねぇなぁ。
勝負の世界なんて弱肉強食なんだぜ!!??
しかも責めないことは相手を思うことだと勘違いしている。
むしろ何も言われないほうが、言われてしかりのことをしたのに
どう思われているんだろうと疑心暗鬼で居るほうがよっぽどきつい。
だったら罵声を仲間から思い切り浴びて、
ミスを責められたし、もう同じことはしないと誓ってくれただろうから
いつまでも言っても過去が変るわけ無いから意味無く、
言ったことでもうそれで終わりだと線引きができる。男の場合は。
そのほうが楽だしメリハリも無いじゃないかよ。
そんな傷を舐めあっている仲良しクラブじゃ、
政権を失ったかつての与党が言われていたようなものと同じじゃん。
やはりいいものはいい、悪いものは悪いと、
ハッキリとしたコントラストが必要だよ。そして引きずらないこと。

まぁいいと思えるのは、村松1人の責任ではなく
サポートし切れなかった周りとしてともに責任を感じたことは
人のせいにしていないと言う意味で良いと思う。
やはり中盤も含めた攻撃陣は、そういうわけでツキも無かったが
ことごとくあれだけのチャンスを活かせず点が取れなかったし、
守備陣も声かけやサポートにそばに行くことや、
ボールの出しどころに動いたり、その指示をしたりとか、
あるいは奪われた後の動きとしてもスルーされてフリーの選手に
決められた状況にしてしまったことなどを悔いて責任を感じるのは
それはそれでそう思ってもらわないと困るので。

関塚も五輪本番前なのに尻に火が付いたまま挑むんだな…。
やはり守備はもともとの大きな課題だったし、
OAで吉田が入ることで少しは報われるが、
前のほうは相変わらず大迫を外したことが失敗だったと
言い切れる内容と結果しか出ていない。
大迫ののろいが予選突破も果たせないかもね?
男女ともベスト8までという予想を最終メンバーを見て思ったが、
女子は私が米国監督なら崩す自信があるし、
それを踏まえてもうまく試合運びをし続けて3位決定戦までありそうだが、
リアルに男子は予選リーグ敗退かもね。0勝2分1敗とかになりそう。
やっぱ大迫と原口はでかいかと。高木と指宿もそんな気がするし。

女子は私が個人的に切望し続けたフランスとの一戦。苦手の欧州勢。
男子は2試合、本番に希望が持てる試合を2試合しないと絶対ダメ。
いったいどんな試合を見せてくれるか?
その結果如何で五輪の結果も相当見えそう…。

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