【半休中】Beyond talk to oneself

子どもや日常、スポーツ回顧、時事の疑問に世の声の1人として触れていきます。競馬予想はあくまで履歴と仲間向けです。

五輪男女サッカー近3試合回顧とトーナメント表付き予想

2012年07月24日 23時56分08秒 | サッカー日本代表
今日はイチローの電撃移籍が青天の霹靂とばかりにあったが、
やっぱそれもそこまでなので、サッカーの話を。
日本を離れてから、女子1試合、男子2試合があった。

最初が男子のベラルーシ戦だったので男子から回顧。
この試合も記憶に薄れてきているが、
それだけ印象に薄い試合でもあった。
でもベラルーシは超ラッキーに欧州3位を獲得して本大会出場権を得た。
その欧州予選を簡単に振り返れば、グループリーグでざっくりと
有力候補は削がれることとなった。
ドイツ、セルビア、フランス、ポルトガルなどが3位以下で消えた。
2位の上位4カ国以外の振るい落しには、ロシア、ベルギー、スロバキア、トルコ
この辺りがかかって消えた。
そしてそこから予選の本大会(?)を賭けたプレーオフにて、
オランダ、クロアチア、スウェーデン、ギリシャ、イタリアなどが消え、
予選の本大会でイングランドが消えるが開催国でどっちみち出るが、
ウクライナが消えて、2位以下が全く同じ得失点差で並んだグループAは
直接対決だけの得失点差でベラルーシに勝ったデンマークを抑えて
(アイスランドがデンマークに3得点したのが大きかった)
そのベラルーシが漁夫の利的な出場権を獲得したのだった。
でもただツキだけで得たわけでもなく、そこまでの道のりで
倒すべき相手も倒しては来たが、プレーオフでイタリアを倒したことだけが
ビッグサプライズであって、最初の予選リーグは恵まれた枠だった。
しかし本大会に出る相手には違いなく、欧州3位は伊達ではないと考えるべき。

でもしかし、日本のほうがA代表のランクも上だし
弾みをつけないといけなかったが、相手も本番に向けて同じ思いだし、
そう簡単には行くわけも無く、でもだからといって快勝が望ましかったのに
意味合い的には大学生との調整試合のような内容で、
バックアップメンバーも含めて殆ど全員というほど選手を使った。
スタメンで交代しなかったのが酒井高徳だけ、
ベンチに最後までいたのがGKの安藤駿介だけ。
GKはバックアップメンバーの林は出たんだよな。
意味が解らないという多くのサポもどきのようなものたちがネットで
関塚に対して非難轟々。
確かに勝ち負けにこだわらないといけない試合なら、
意味が解らないだろうから不快感もあるだろうし、そうもいいたいだろう。
しかしこの試合、勝つことに殆ど意味がない。
もちろん負けていい試合など無い。
非公開の30分ハーフの調整試合をやってるのでもないからだ。
でもそれをやってのけていたと判断するのが妥当。
国際Aマッチは交代メンバーは3人まで。
親善試合だと6人までなどが良くあることだが、
今回のこれは無制限。そんなのある意味試合じゃないだろ?
さすがに下げた選手は出せないにしろ、いくらでもどうぞなんてのは
普通じゃないじゃないか。だったら普通じゃない試合なんだよ。
ならば普通に求める勝利とか、納得行く布陣とか交代とかも
求めちゃいけないんだよ。その辺を解らないといけないよな。連中も。

でもそれを踏まえてもなんかへんな思いもある。
それはバックアップメンバーを使う必要があったのかということだ。
そこはハッキリ言えば無いだろう。怪我で交代するような人も出てない。
そうなったら日本人なら浪花節だろうよ…。
それがいいか悪いかは別として、バックアップという緊急事態で無い限りは
出る幕が無い存在としての帯同をお願いして、申し訳なかったありがとう。
こういう意味でのせめてもの経験としてのピッチだったのだと。
今後のバックアップメンバー個人の飛躍のための経験として。
そういうことで理解は出来たよ。
(でも権田が怪我したら出るのは安藤なのにこれでいいのか!?)
ましてビジネスでとはいえ、現地に入って疲れもあれば、
正規メンバーもやたら無理はさせられないし、
特に勝つ必要性が殆ど無い調整の試合であるなら尚の事。
だからあんな交代があったということだ。
なのでこれ以上交代は無いぞという落ち着いた段階での後半に
点が入ったのだろうとも思える。
それだとしても前半に2点ぐらい入れて、3-0で終わって欲しかったが、
少なからずサプライズと言えば聞こえはいいが、
なんで指宿ではダメだったんだという同じ長身FWでいきなり召集の杉本が
召集されたんだから仕事してもらわないと困るわけで、
そこが点を取ったことに大きな意味はあったかと思う。
しかも前回ミスでボールを取られて、サッカーを見もしない素人が
あの画像だけ見て権田を非難してたようだが、その演出をしてしまった
村松がボールを奪ったことがきっかけであったことも、
村松もこれでリセットできるだろうし良かったと思った。
さらにはこの日さっぱり決まらなかった東が打たずに、
俺は今日は決まらないと思ったのか、冷静に杉本に出したのも正解だった。
収穫が無いわけではない試合だった。一応勝ったし。

で、2戦目はメキシコだ。
A代表でも以前より力つけた印象で、堅守であり組織に優れた印象。
この世代もそのとおりであると思わせたのは試合前から。
あの、このU-23日本代表が散々で帰ってきたトゥーロン国際だが、
日本は五輪に出ないトルコに0-2で負け、オランダには打ち合いで勝ち、
勢いに乗るかと思ったら、エジプトに打ち合いで負けて予選敗退で帰国。
そんな大会で、フランスには負けたがモロッコとベラルーシに勝ち、
準決勝でオランダを下し、決勝でフランスを破ってくれたトルコに勝って
優勝したチームなのだから、五輪前哨戦での優勝チームであり、
名だたる国以上の優勝候補とのマッチアップだったわけだ。
それが仮想スペインとはちょっと格が違いすぎるとも思ったが、
そう思えば常に相手に持たせての経験をしないとならないということで
ああいう展開ならいい。でも自分たちのサッカーをしようと思っても
出来なくてああなったのだというところが非常にヤヴァイことだ。
結果として勝ってしまったが、結果が全てじゃない。
どっちかというと日本のベラルーシ戦のような調整的に交代していた
メキシコだったので、ガチではなかった。
それでもボール支配率は80%近いのではないかと思わされる印象だった。
開始1分に点を取ってなければ負けてた試合だろうな。
あれがあったから終始持たれて押し込まれてもある程度対応できた。
その証に同点になった直後の日本の前がかりになった姿勢を見れば明らか。
あのようではもっと隙は生まれただろうから突かれていたと思う。
そういう意味でピッチがボールの勢いを殺していて、
両チームとも戸惑っていた時間帯に仕掛けられたことが大きかった。
また清武が自分でも打てなくは無かったが、右の永井に振って、
永井も打てなくは無かったが、DFの裏にグラウンダーのアーリークロスを
放り込んだ戦術もいつもしろと言ってきたやつだから良かったし、
それが決まって凄く良かった。東のタイミングも良かった。

でもそこから取られるのが怖いというのがみえみえ。
相手のプレスも早いしスペースも潰すし、ボールを取りに来るしで
自分らがもっと早くパス交換をしないとならないが、
それが不能と思ったのか、権田からはDFにパスが出て行くのではなく、
昔の日本代表を見るような大きくフィードさせたボールを蹴りまくった。
それは主にメキシコに取られて常に攻め込まれた。
そういう意味ではゴール付近に短いパスを出して奪われたらすぐに危険だが、
センターサークル付近からならボランチなどの中盤から守備に入れる。
そんなことを本能的に思っていたに違いない。
なので日本らしいパスサッカーは全く見ることが無かったのが残念であり
メダルは難しいのではないかということを感じさせる決定的なものだった。
やはり上がっていってもペナルティエリアが近づくと横が多すぎる。
正直この試合を見て清武は要らないと思った。
打ってもいいし切り込んでもいい。でもパスを出す。しかも横に。
それは往年のヤナギのようだよ。ヤナギはFWだったから問題が大きかったが
清武もMFだからっていいとは言えない。香川が欧州で大きな評価受けたのは
どういうことかを考えれば答えがわかるはずだ。かなりヘタレだと思った。
でもそれを払拭するのが斉藤だった。
斉藤のドリブルや突破などの仕掛けはパサーばっかりの中で光る。
和製メッシなんて呼び方はどうでもよくて彼の特性が秀でている。
やはり横は横でつないだり攻めあがるところでのもの。
誰かがどこかで縦に変化させないといけない。
攻撃開始はボランチ辺りが縦に速いパスを出して開始の合図を打つが、
それではないフィニッシュに向かう最後の縦の動きだよな。
エリアで倒されれば滅多にないにしろPK得られるかもしれないし、
シュートを打てば、誰かに当たってもそれが功を奏して決まるかもしれない。
それも縦に突破したり、シュートを打たなければ始まらない。
綺麗に決められないといって、ダメだダメだと誰もが横横横横と
パスを出しまくってたら、点なんて死んでも入らないし、
そりゃいつかは取られてしまうがね。
そんな印象を強めてしまっているU-23代表。
日本にスペインがセスクをトップにおいたゼロトップを大津に見立てて
やったようだが、格も技術も違うんだから無理だよ。
日本はワントップで確実にくさびになるFWがいないと、
目標が無く話にならない。
特にパスでつないで行けないなら尚更くさびが居ないとだめだろうに…。
そんな中、久々に途中出場になったその大津が、
杉本が競ったボールが来ると見越して準備していて、
あのボレーは見事だったといえる。綺麗に突き刺さった。
これはイメージがあったから準備ができていたことで、そこを褒めたい。
そして僅かながら、連続得点は止まったが、杉本と大津に期待を寄せる
きっかけはこの2試合で感じられたのが収穫かもしれない。
あとはセットプレーなどでボールウォッチャーになってマークが甘く
フリーにさせてしまいがちなところを十分注意してもらいたい。

そんなことを踏まえて男子は厳しく判断してベスト8と見た。
あとでトーナメント表追記するかも?



なでしこのほうはW杯が終わった後からずっと言ってきたが
1年経ってようやく実現したフランスとの一戦。
正直協会とか関係者は馬鹿なんじゃないかと思ってる。
もちろん相手ありきだから断られていたのかもしれないし、
アマチュアだから予算が無いということでなのかもしれないが、
(でもW杯制した国がそんなことこの期に及んでいってたらおかしい)
いっつも米国とばかり。スウェーデンとばかり。
なんか1位を倒せばそれ以下は全部倒せるとでも思い込んでいるとしか
全く思えないのだよね。それって馬鹿丸出しでしょ?
仮に1位に常に勝ったとしても(もはや1位では居なくなるがとりあえず)
自分が2位だったとしても、3位以下に100%勝てるなんてありえない。
プロ野球にしても、1位でシーズンを制したチームには勝ち越しているのに
5位のチームを苦手として負け越したから優勝できなかった。
・・・こんな話、よく聞くことだよな?
そういうことが解ってないってことか!???

なんでこんな話をするかというと、
元々女子は常にダントツで米国が強い。
その後には中国や北朝鮮の東アジア勢、そして今はスウェーデンが最上位だが
ノルウェーやデンマークが上位に居て、アルゼンチンを見ればわかるように
南米勢はかなり弱く、今でこそブラジルは3~5位に居るが、
(ついに5位に落ちたなぁ。逆にスウェーデンが4位に上がって不気味)
アルゼンチンとは比べのものにないほど強かったが、それでも11位とかだった。
そんな中、米国と渡り合えたのがドイツだった。
今もランクは2位だが、この2カ国は別次元。3位以下は結構団子。
そういう図式が1997年ごろの女子だった。
まぁそれでも7位以下とは又少し壁があったが、
その7位にフランスがいて、8位がブラジル、9位が日本、10位がカナダ、
11位が中国(既に下降始まってた)、12位がイングランドだった。
その頃でもブラジルやフランスは格上で、カナダは格下も拮抗している。
しかもそのランクは当てにならないのは、米国には勝ったことがなかったのは
W杯決勝も公式リザルトではドローなので、その後の勝利が初勝利であり
1勝5分23敗というダントツの負けっぱなし。
勝ったのがW杯後のポルトガルでのアルガルベカップでの1-0のみなのだ。
そしてドイツに1-0で勝てた奇跡があってW杯優勝に繋がった。
あの時も米国とは対戦慣れがあるので勝てる可能性はあるが、
まず勝てないのがドイツなので、米国と当たる前にドイツに負けると
身近な人には宣言していた。だがそこに勝ったことでいい意味で歯車が狂った。
だから優勝できたのだ。それほどドイツも大きな壁。
その証にそのアルガルベカップでは打ち合いも3-4で負け。
3点取ったには取ったが、4点も取られて負けたのだ。
そしてノルウェーやスウェーデン、デンマークなどの北欧勢は
以前よりは力が落ちた。スウェーデンは逆に少し上がったが。
しかもスウェーデンとも良くやってるのでやる意味は薄い。
勝ち方も解ってるし、侮れないし慢心がいかんとしてもそれだけだ。
でもそれよりもランクの低い欧州勢とはどうなのか!?
そこが問題なのだよ。(対戦機会が多いアジアは別として)

2位ドイツ    1勝1分8敗
6位フランス   2勝0分3敗(先日の敗戦含む)
9位イングランド 0勝1分2敗
11位イタリア   0勝0分7敗
25位チェコ    0勝0分1敗(一応入れてみた)

ちなみに・・・豪州2勝6分3敗

このように欧州勢にはコテンパンなんだよ、コテンパン。
なんでW杯が優勝できたかというと、
未勝利のイングランドと予選リーグで当たったこと。
米国がフランスを撃破してくれたこと。
これが大きかったのだ。
なので最大の難関がトーナメント1回戦となった準々決勝のドイツ戦。
ここが全てだったのだ。
これに勝てば次は戦い慣れたスウェーデンで、次も米国と慣れた相手。
そういうツキが、凄まじく大きなツキがあったのだよ。
そんなことも知らんと、実力だけで掴んだ優勝と信じて疑わない
サッカーの素人さんはやんやとなでしこも佐々木も持ち上げるから
選手はそうでもないけど佐々木とかは自分の采配に酔ってるんだよ。
だから困ったものなんだよ。
この欧州勢との戦績を見て、どこよりも欧州の各国とやったほうが
よっぽどいいと思うでしょ?
仮に仮想○○だったらオランダなどもう一枚格下とやったっていいんだよ。
長年やってないせいもあるけど、勝ったことどころか引き分けも無いなら
イタリアとやったって全然いいじゃないか。そう思わんかね?
なので一番骨のある欧州勢として、対戦が少ないところではフランス。
正直ドイツでは力が違いすぎて対策が見つからないので、
そういう意味でも英仏なんかがいいんだよ。
勝てないからやらないなんて馬鹿のようだ。
負けても米国は桁違いだから言い訳が立つってか!??
そんなのいじめを認めたくない学校と体質が同じじゃねぇかよ!!!

とにかく私の切望が凄まじく遅く実現したところで、
彼らにとってようやく後頭部を殴られたのだろう0-2の結果。
1失点目は日本がやりたい速さを活かした中央から縦への
裏を取ったスルーパスに抜け出してのゴール。
↑の永井が入れて東が決めたやつが横のそれなら、
この縦のものも取り入れたい。高さが無いんだから速さしかないんだし。
それをこうやってやるんだとあっさり振り切って決めてくれた。
正直福元に迷いがあった。
一瞬ボールに向かいかかったが、DFに任せようと思ったのか、
PKを与えてしまうと思ったのか、結局下がった。
下がったから打たれて決められたのだ。この判断ミスはあまり言われないが
一瞬の判断で難しかったとはいえ、失点したので厳しい目で見ないといけない。
そして鮫島は決して遅くなく、むしろ早い選手だが、
これも振り切られる場面が多々見られ、あんなに振り回されて走らされては
そりゃ最後には足が止まる。どんなにタフでも乳酸は溜まる。
そうなればサイドはえぐりまくりで中央にクロスががんがん飛んで来る。
2失点目もマークが甘かった。
マークが甘くてクロスがガンガン上がってきたら…??
そんなもん大量失点しての大敗しかないがね!!!こうなるんだよ!!!
佐々木の人選は、SBのスペアは不在。馬鹿丸出しで危険な人選をしたと
これも時遅く気づかされたんだよ。
もっと早くやってりゃ良かったんだよ。
英国まで行くのでちょっとフランスに寄って…甘い!けち臭い!!
もっとW杯優勝国なんだから予算付けろや!?スポーツの支援金みたいなものも
国が援助しろや!世界を制したチームなんだぞ!!!
そんな馬鹿があまりにもあちこちに多く居るので後手後手の手遅れ状態で
本番直前にいろいろ気づかされて、挑まないとならなくなった。
そんななでしこは、いくら選手が頑張っても無理。
これもベスト8までだと思う。だってそこの対戦相手きっとフランスだから。



こう書いたものの、根本的に代表チームを応援しないわけが無く
予想を裏切ってひとつでも上に行って欲しいけど、
いろんな要素で楽観視出来ないし、世間一般の予想よりも
ある程度知ってるものとしては下方修正は必須だと思うね。

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