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【半休中】Beyond talk to oneself

子どもや日常、スポーツ回顧、時事の疑問に世の声の1人として触れていきます。競馬予想はあくまで履歴と仲間向けです。

なでしこついに米国撃破…も!???

2012年03月06日 20時40分40秒 | サッカー日本代表
あまり馴染みがない女子のアルガルベ杯。
どこ?というとポルトガル南部で、リスボンなどの地名ではなく
おそらくだが関東地方みたいな地域名?米国で言う州?
その名称がアルガルベなので、アルガルベという町は見つからないが、
南端のマリンリゾートっぽいエリアがその印象に近そうな感じ。

それが70年代から毎年行ってきた女子の大会で、
W杯と五輪に次ぐ大会だということ。
なんでそんな大きな大会なのに知らないのかというと、
なでしこのあまりの弱さに放送がされなかったこともあろうかと
想像するが(ランク9位とかでも上とはとんでもない差があった)
そうではなく、呼ばれたことがなかったのだ。
女子だと北朝鮮かというと渡航費用がないからなのかそれは参加がなく
アジアからは常に中国が参加している状況だった。
そのように世界の上層クラスと毎年試合が出来ていれば
そりゃ強くもなれるよな。
でも3番目の大会だが、開催国のポルトガルは弱小だし、
強豪なのは北欧の4カ国がポルとともに皆勤賞で、
それに次ぐのが世界王者の米国とアジアで北と王者争いをしていた中国が
16回出場という常連で、意外にも欧州の王者ドイツは7回程度。
そう思うと開催国と北欧の大会にゲストで呼ばれるだけで、
大陸間王者同士の激突という感じでもないのだった。
日本は前回初めて呼ばれて今回で2回目の参加。
前回は米国に敗れて3位決定戦に勝利して3位だったのだ。
今回は準優勝以上は確定でさらに上昇したこととなった。

他にも3番目の大きい大会というのに疑問があるが、
それは交替選手が6人までというもの。
それはもはやただの親善試合レベルで、Aマッチは3人だろう?!と思う。
ただ五輪やW杯の前哨的な年の場合は、
実戦テストとしては6人まで替えられることは有意義かもしれない。
でもそこに意味が大きければそれは大会としては格は低い。
そんな感じなのに3番目なのだ。なんなんだろう?
やはり女子は世界的に層が薄いから?
さらにはラウンドロビン方式?格下の4国が入るグループCからは
絶対に優勝は出ず、最高位で7位が限界。
とにかく決勝はA・Bの1位しか行けないのだ。
その12カ国でってのもなんか妙。16カ国でやればいいのに。

そしてなんでポルで開催なのかが良く解らない。
ポルは女子だと何位ぐらい?今下がって43位か。
一つ上が台湾だぜ!?そんな激弱なのだ。
そんな国でなんでやるんだろう?
・・・多分強豪国で毎度開催となれば、その国が強いのは当然で、
強豪国どこからみてもセントラルという第三国が理想で、
北欧がうちら寒いから暖かいところでやりたいとして、
欧州の南側で強豪でもなく設備が整ったところ・・・
・・・ポルトガルだ!!!と白羽の矢が立ったのだと思う。

でもそういうわけでポルトガルは近年こそフィーゴやデコ、
そして今をときめくクリロナなどで力をつけたが、
男子も善戦してベスト8やあわよくばベスト4にはなるだろうと思われて
優勝候補にも挙がる国になってきたが、まだ足りないという感じもある。
でも女子と比べたらランクもうなぎのぼりだし、
メリットはピッチがいいということだが、
でもリスボンからは結構遠い海沿いのリゾート地の印象は
日常生活の中でみんなが見に行けるような場所でもなさげだし、
男子のサッカーには興味があっても、弱い女子には誰も興味なく
見に行く地元の民がいないという印象も否めない。
その証に、強い男子のスケジュールの合間に借りているピッチ。
だから現地の夜は男子のクラブチームが使うものを
どうにか昼間借りてやってるような感じらしい。
まぁ日本にとっては時差が大きいから好都合なんだけどね。
22:00や23:00から放映されれば、夜中の3:00よりは助かる。

そんな良く知らなかったアルガルベカップを、私がこれだけ知ったことは
女子サッカー界として(?)の収穫だと思うが、
最大の収穫は昨日の試合だった。
あの米国についに勝ったからだ。
一般の素人さんはW杯で優勝したので全てに勝ったからの証だから
決勝で米国に勝ったと思っている。確かに勝ったのだ。間違いない。
でも素人はそれが何回目の勝利なのかは知る由もない。
さらにあの勝利が公式記録ではドローだということも知る由もない。
PK決着は雌雄を決することが絶対条件の戦いの中で、
ドローで終わってしまった場合のいわゆるじゃんけんに替わるような物だ。
無理やりに白か黒かを決めているだけなので、公式記録はドローなのだ。
だから昨日90分で決めた1-0というそれは、
紛れもなくW杯決勝の2-2とは違う、異なる数字が左右にあるスコアで、
これまで21回も米国が大きい数字だったのだが、
初めて日本が大きい数字を持ってのリザルトを得ることに成功したのだ。
これで通算成績1勝21敗4分という対米国戦成績になったのだ。
しかもあの絶対的な守備・攻撃・メンタルの核である
澤穂稀を欠いてという皮肉にも感じるメンバーでだから驚きも尚更。

いい意味で澤が居ないからという自身に対する鼓舞とか、
澤が居なかったからと言われたくない保身や、
澤が責められないためにとか、何かが力になったことはあったと思う。
まして澤依存症では困るわけで、いい年だから五輪以降は代表引退も
全然考えられるし、常に代表は世代交代をベースに入れ替わるわけで、
そういう意味でも澤だけのチームではいけないのだから、
この結果は超前向きなものとして受け止めたい。結果としてだけなら。

それは他所に短くコメントしたこれに集約される…

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ついに米国に勝利して1勝21敗4分になったことは
澤も居なかった中で相当な歴史的な出来事。
でも中盤のプレスはきつくなくボールを持たされていた中で
特に後半は縦への展開が全然なく、
出しどころがなければ横と後ろに回すだけで
相手に奪われピンチの連続。
美人FWモーガンがポスト直撃など
精度を欠いてくれたので助かったが、
PK献上でもおかしくない場面などもあり
実質おまけしても2-6での敗戦内容のゲーム。
ゆえに記録として喜ばしいことだが点をつければ
100点満点で22点程度。
五輪前のブラジル・米国と行う親善試合で
今一度本番前の力関係を確認したい。

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こういうことだ。

前半の入り方は佐々木監督も言っていたが、
五輪決勝の押せ押せでおらおら状態になったことを思うと
逆に最初から積極的に仕掛けていこうと思って、
そのとおりにしてくるだろうとは想像できていたから
何も驚かなかったし、その展開を受けた米国がどう出てきて、
最後までそういう姿勢で押し切るのかどうかに興味があった。

でも結局澤に替わって入った田中明日菜は結構可愛いが、
経験不足で周りが見えていない印象だった。
だとしたらその周りがもっと声出さないととも思うが、
観客が少ないので選手らの声はよく聞こえていたが、
声が両国入り混じって聞き取り辛かったのか、
それともテンパっていたのか、パスが横と後ろばかり目立った。
その分阪口が縦へ打開しないといけないのだが、
それも殆どなかったのが澤の逆効果か?
坂口は神童レベルの存在で幼い頃から来ているんだが、
絶対神澤のシャドウで研ぎ澄まされたものが丸くなったか?
それだけでもなく、受ける選手たちの動き出しもなくなった。
とにかく前半の15分程度だけだった。

米国のプレスはそんなに早くもなく、
でもボールは持たされていたので、相手の足はそこそこ使わせたが
もっと煽る事は全然出来たのに、あの宮間がパスコースを探して
ボランチの位置で受けたボールのだしどころをきょろきょろと探している
ようでは、誰も全然動いていないからであって、
最低限米国がパスコースを消すのに動いたことが積み重なって
疲労蓄積となり足が止まってきただけ意味はあったが、
そもそも交代枠が3つならそれも有効だが、
6枚もあるテスト色が強い戦いにおいて、
疲れたらフレッシュな選手を6人も替えられるんだから意味が薄い。
最後は男子A代表のウズベク戦のような感じで、
画面的に攻める方向である左に体が大きく傾いて見ていた。
攻めあがって欲しいのに行かないとこうなっちゃうんだよな自然と。
ボクシング見てて自分もスウェーバックしたり、左右に避けたりなど
してみる人それなりにいると思うけど、そんな感じ。
これやる人どれぐらいいるのかね?結構いる?
もっとも順調に攻めて満足しているときはしてないけどね。
もっと攻めろやという無意識の姿勢なんだろ思うのだよな。

とにかくそんな後半に得点があるとは全く思えなかった。
だってCKだって攻めあがらなかったらありえない展開。
相手のゴールラインを相手が割って出したからもらえるものだ。
それが最終ライン前後でボール回しあって、
センターサークルすら越えてこないなら絶対にありえないからだ。
米国はW杯の時に王者らしからぬサッカーをいまだにやってて
そんなチームに負けんじゃない!と鼓舞したのだが、
それは窮地でもないのに相変わらず体格任せのパワーサッカーで
縦一本で打開しようとするそれはいかにも米国人らしい
点が入ればいい、勝てばいいという美しさが何も無い。
バルサの華麗なパスサッカーが世界中で認められ魅了しているのをうけて
それが多少は意識しだしているものの、器用さがないのでできない。
すぐに縦一本入れてねじ伏せようとする。
サッカーで縦一本で一気に局面を展開させるのは弱小チームのやること。
ロスタイムで負けているときなんかはどこのチームもやる。
それすらなかったウズベク戦のA代表は大きく非難されて当然だし
(勝てば要らないが、それすらないまま負けたんだから)
まだ戦術的にいくらでも崩せる段階で、しかも格上チームが
それをやりだしたらそれは非難されても当然。みっともない。

なのでそんな米国を負かしてほしかったのは事実だが、
あの内容は結果的に勝っただけで内容は22点。
ボールを持って回していたのではなく、持たされていて、
なのに全然展開できずに後ろでごちゃごちゃするだけでは
素晴らしいパスサッカーだったなんて誰が言えるんだ!?
そう見てやりたいのは関係者の親心で甘いぞ!
最終ラインは低いし、そこで回しているだけだから相手に読まれて
ボールを奪われてしまえば、すぐそこにゴールマウスだぜ!?
相手がことごとく外して下手だったから勝てただけの話で、
もっと精度がよければ完璧に負けてた試合だよ。
この様子では決勝のドイツには勝てないと思う。

しかし相手の制度の悪さは際立ってた。
特にパイレーツの西本はるか似のモーガンは
ポスト直撃以外に2本は決められてた。
福元との交錯のときはPKかとも思ったけどね。
そこも不運だったかもしれない。こっちは助かったが。
オフサイドだった幻の得点は、嫌いな縦一本からだったが、
あれももしゴールとされていれば4点だし、
他の選手でも2~3点は決められたのあったぞ。
なのに決められない米国に勝ちを貰っただけ。
日本は得点機なんて殆どなく、その少ないチャンスに決めただけ。
決めた高瀬はマイナスに戻りつつ少し前に出ながら
最後はゴール方向に体重を寄せて決めたが、
その動きは完璧だった。マイナスの動きからは難しいし、
マイナスだけにボールは弾けても力は入れにくい。
なのにそれを見事にこなしたのだから。
そこは単純に褒めたい。もちろん宮間のCKの精度も。

ということで、あんな展開で後半に日本が先制できたのは奇跡。
やはり縦への展開合戦は体力を消耗するので無駄にやりたくないが、
無得点で縦方向にパス出せないなら、そのときは縦一本のロングを
入れることはやったほうがいい。
この所永里のくさびは結構うまく行ってるので、
そこから打開できたかと思う。

なんにしても明日どこのチームもだが疲れまくりの状況で決勝。
女子の大会は中1日という過酷スケジュールを早くやめるべき。
誰かが死なないと解らんのかな?可哀想過ぎる。
でもその予定なので、しっかり修正して優勝して欲しい。

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