![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/93/06c2f169fbf96a68363d809d7fde378e.jpg)
撮影/小口深志氏
7月6日の朝日新聞「福岡伸一の動的平衡」より一部を。
オシャレだけどこの違和感
電車で目の前にすらりとした女性が立っていた。
ダークグレーのスーツも青色のバッグも黒い靴も、
ブランド品で高額のものに違いない。
何かしら、うまく飲み込めない違和感が残った。
あれほど気合が入ったコーディネートなのに・・・・・・。
何日かあとに、街路樹のクスノキのこずえを忙しく飛び回るアオスジアゲハの
姿をみたとき、その違和感の理由に思い至った。
もし君(アオスジアゲハ)ならば、あんな色の取り合わせは、
決してしないはずだよね。
配色だけではない。たとえば、ウンモンスズメというガの一種のはねの見事さは
どうだろう。
(中略)
そう。私の審美眼の基準は、目に焼きついたチョウやカミキリムシの姿、つまり
自然が作り出したデザインに由来している。そこからの逸脱は違和感に映るのだ。
私は、人生にとって大切なことはすべて虫から学んだ。
と生物学者の福岡伸一さん。
この木曜日のコラムは蝶屋の息子に、読んでみてとたまにメールしています。
とっても共感!
アオスジアゲハはペパーミントグリーンが夏の青空に映えますね。
ウンモンスズメは図鑑で見たら、日本画のような着物のような柄。
でもやっぱりガはなんともゾクゾクしてしまいます。
チョウは今でも苦手ですが、自然の造形美「美しいなあ」と思えるのが
クジャクチョウ。息子の標本箱にありました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/8d/5fc83bfa1293fbc9a6d17a32c6899d80.jpg)
撮影/小口深志氏
アマチュア写真家の小口さんの写真を
使わせていただきました。