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『真田丸』39話「歳月」 幸せな日々の向こうに

2016-10-04 15:59:32 | 大河
2016年大河『真田丸』39話「歳月」のざっくりあらすじ&ネタバレ感想のようなものまとめ。


 
つかの間の幸せ、九度山スローライフ。


※終盤に一気にきました。




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■昌幸ロス




トメに「真田昌幸・草刈正雄」がいない。
今改めてこみ上げる昌幸ロス。



■謎の象形文字


慶長16年6月。
九度山を訪れた信之に、父から託された兵法書を見せる信繁。

孫氏の兵法にも匹敵する貴重なものと信幸は期待するのですが。
「いいから見てみ?」
と信繁。



な ん だ こ れ 。

 
「全部こんな感じか?」
「全部こんな感じです」


兄弟のまとめ方ひどいwww




■九度山DASH村


九度山の暮らしも早や10年超。
信繁もモフモフを着るようになりました。

昌幸を真田の郷に帰すことが出来なかった信之は、当然それを悔いているのですが。
信繁たちは「こっちの生活に慣れちゃった」と。


(三十郎が佐助のきのこスケッチに対して、どんなコメントをしたのかがとても気になる件)



■内記の向かいには昌幸がいる


信繁も春もきりもみんなDASH村を満喫する中、ひとりだけまだ取り残されている人がいました。

 
内記の慟哭、切ない。
昌幸と過ごした時間が信繁や信之のそれより長い内記。



35回『犬伏』

関ヶ原の直前、というより関ヶ原で西軍が負けたという報がもたらされる直前まで昌幸の悲願成就を望んでいた内記。



心の中で昌幸と向き合って囲碁を打っている。



■子育ていろいろ


しかしまあここまで平和なスローライフを送りつつも、家族、とりわけ息子の大助とのコミュニケーションに戸惑う信繁。
兄上に相談してみました。

父に愛されていたのはどちらか論争。
思い返せば真田の郷からずっと続いていた話。
27回『不信』のときに、信之が爆発したときはガチ目に胃が痛くなりましたが。


「私に言わせれば大殿はどちらも愛していたと思われますよ。大殿は大殿なりにお二人を育て上げ、そしてお二人とも立派にお育ちになられた」

三十郎は うまく まとめた !



「大殿が立派な父親であったかは何とも言えませんがね」

三十郎は 正解を言い当てた!
だが 言い過ぎた !



「子育ては人それぞれ。自分にあったやり方を見つけるしかないのかもしれんな」

とりあえず うまくまとまった。




■悩めるお兄ちゃん


信之が訪れたのは京。
一流の文化人・お通さん。



お通さんの優しい語り口、とっても素敵。





■内記と大助


みんながDASH村を楽しむ中、ひとり沈んでいた内記。
その内記に大助の傅役を任せることにした信繁。


「大殿はよく仰せであった。この盤面には戦の全てがあると」
「囲碁というものをひと言で表すならば碁盤は土地、石は杭!」
「相手に四方を囲まれたら取られてしまうのはまさに戦と同じ!」


安房守が見ている。
内記と大助を、真田安房守が見ている。




■笑顔を託して


そのころ江戸。
どうやら江戸暮らしは薫ママンのお肌に合わないようです。

特にこれ。

京都みやげ定番のアレ。


そこにまつや茂誠殿、稲姫やこうちゃんらとワイヤイするところに、作兵衛がすえを連れてやって来ました。
会話の流れで昌幸の若かりし日々を想いだす薫ママン。


「殿はすてきな方でしたけどね。それは凛々しい若武者ぶりでございました」

内記も切なかったけど、薫ママンも切ない。
一緒にいたかったんだろうに。
37回『信之』のときの薫の心情を思うと、いっそのこと早く会いたいという思いもあったのかもしれません。


真田昌幸の妻・薫は、夫が死んで2年後、この世を去る」

薫ママンは昌幸への笑顔を託して。


高畑さんお疲れ様でございました。
また会える日を楽しみにしています。




■副業しよう、スローライフ


そこからさらに3年後。

九度山DASH村はそれなりにスローライフエンジョイしていました。


・内記の大人気ない囲碁講座


・きりちゃんの擬音多めのお裁縫講座


・佐助のわりと本格忍び講座



肝心の源次郎は何してんねん、というと。


ガチにDASH村。




■モテない佐助辛い



佐助は佐助で、別方向のこともエンジョイ。


「俺あの人が本気出すならやりますよ。どこまでもついていきますよ」

源次郎が本気を出すその日にきりちゃんはどこにいるんだろう。
……ていうかここで佐助フラグがたって、「きり=霧隠才蔵」説が俄然真実味をおびてきて。

きりちゃんの気を引くために信繁ageはわかるのですが。
ここで佐助が残念だったのが、信之disまで加えてしまったところ

 
「真面目なだけでくそ面白くないじゃないですか」
「一所懸命なのはわかるですけど、人としてつまらないですから」


モテテク間違えて、きりちゃんにドン引きされてる佐助に涙が出そう。



■ジャパネットさなだ


あれこれやってるけど金がない。
蕎麦はあるけど金がない。

というわけで、ありあまるそば粉で蕎麦がきをつくってみました。


「信州名物そばである!」
「一度食べたら癖になる、信州名物のそばはいかがかな?」


テレビショッピングかな??


 
「あーじーよーしのそーばー」

なんかはじめよったwww


……とのんびりしていたのはいいんですが、売れませんでした。残念。


「蕎麦がきを捕捉切ったもの、いわゆる現代の形のそばが全国的に定着するのはもう少し先の話である」

うどん、そばを語る。




■信繁強く生きろ


売れなかっただけじゃなくて問題がまた一つ。
仲睦まじい真田の人たちに妬いてるのが春ちゃん。


プスッ,プスッ,プスッ,プスッ..バリィッ!


「(……orz)」

金はない、引っ込み思案の息子、嫁がめんどくせえ。
そりゃ源次郎もため息つきたくなるわwww





■きりちゃんも汎用性高い



※めんどくさいときにお使いください。


※喝を入れたい時にお使いください。




■帰ってきた転校生


こういうときにめんどくさいことは重なるもので。(ソウイウコトイワナイ)
あの秀次様のご息女・たかちゃんが帰ってきました。


28回『受難』で登場したときは、「利発でおとなしいきりちゃん」と思っていたのですが。


どうやらルソンで結構な異文化体験をしたらしい。


衣装も雰囲気も舶来品なら、挨拶も舶来品。
「側室です!」と春ちゃんきりちゃんに挨拶をしたあと、ガバアッ!と信繁を押し倒す勢いでハグの挨拶をかましたら。


ああああああ!!!!!
(大谷吉継の御息女が、豊臣秀次の御息女に殺意を抱いている図です)



■ファンキーな妻たち


呂宋助左衛門譲りの商才か何かでしょうか。
お土産の品を披露するたかちゃん。
その中のひとつ、ネパエラの紐・サナールなのですが。

 

なかなか強度の高い紐のようです。
ほら早速活用されてる。


(春ちゃん、手に小枝メリケンサック仕込んでんじゃねえかなって)

そんなファンキーな妻たち(みんな信繁の妻なんだけど)の事情を知ってか知らずか。


サナールが、上田紬によく似ていると閃いた信繁。

でとりあえず織ってみよう、と春ちゃんきりちゃん。
きりが春に大人の対応を見せつつ……

 
ぎゅうううう。

 
パッ。


おかしいなあ、おかしいなあ。
これ信繁ハーレムのはずなんだけど、何かおかしいなあwww




■真田紐でがっぽがっぽ



そうこうして完成したのがあの真田紐。
サナダムシの由来になった真田紐。


信繁はこれを自分たちが生産するのではなく、村に託しました。


作り方を教えること。
はじめるにあたり、準備金として銭5貫を用意するを用意する事。
売上の一割を支払うこと。
それから真田紐という名称を使うこと。


……フランチャイズかな?


「必ず儲かる。いい思い、味おうてくれ」

……ネットでよく見かける怪しい商法かな?


まあその逸話はともかく。
秀次事件で信繁が命を助けたたかが九度山にやってきて、今度はネパエラの紐・サナールを託していく。
それが真田紐となり、信繁達ではなく九度山村に任さられたからこそ後世に残っていく。
うまくつながってるなあって思います。






■笑顔


たかちゃんは『サラマッポ』という言葉と、胃壁へのほんのちょっとしたかすり傷を残して、去っていきました。

真田紐の売上は上々。
久々の贅沢に、一同は明るく朗らかに笑います。

その宴の場をそっと抜け出した信繁。
大助に向き合って囲碁を教えてもらっていました。



大助と信繁の囲碁。
これはあとでテストに出そう。
(あの象形文字の兵法書、囲碁の棋譜?で書かれてて、大助が読みとく説とか)


父親らしいことをしてやれていないと悩んでいた信繁だったけど、十分すぎるほどに父親らしいよ。
だってほら、大助がこんなに表情が明るい。

そんな2人を見る影がひとつ。



安房守が見ている。信繁と大助を。
真田安房守が見ている。




■運命の使者


突然、風が変わった。

信繁を『左衛門佐』と呼ぶ者が現れた。
それは明石全澄。



内記が生きがいを取り戻した。
春ときりも仲良くなった。
大助は自分に笑顔を見せてくれた。
真田紐の商売もうまくいきそう。

ここまで描かれた『幸せな村』の生活。
その風向きが一気に変わりました。


忘れるな、まだ終わっていない。

そしてクライマックス「大坂の陣編」予告。

 

 

 

「皆がそれぞれ強みを持っている。だからこそ我らは強い」
「私は本当に負ける気がしないのです」


いよいよ、その日が近づいてる。
時代は信繁を再び戦場へ連れ戻す日が近づいている。




次回「幸村」
(第40回)

『幸せな村』を捨てて、信繁は幸村となる。



■おまけ








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