妄想ジャンキー。202x

あたし好きなもんは好きだし、強引に諦める術も知らない

『てるてる家族』17週 タカラジェンヌとヤングガイは命を懸けて

2016-08-06 17:36:39 | 朝ドラ
BSプレミアム・朝ドラアンコールにて再放送中、2003年BK制作の『てるてる家族』
17週目のネタバレ感想レビュー。

 

朝から宝塚見せてきやがった。頭おかしい(褒めてます)


※シン・テルコVSキツネザル、頂上決戦




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●なぜか春子最前線の岡谷君


先週復活を遂げた春子は、国体に出場中。
応援する照子も本気です。


「…跳び!春子!」


なぜか最前線にいる岡谷君。

フリーの見事なコンビネーションジャンプが決まり、優勝を果たした春子。
囲み取材に笑顔を見せて、照子が声をかけようとするのですが……


なぜか最前線にいる岡谷君(2回目)

照子、岡谷を目視。射程圏内に入れた。

マスコミが春子の彼氏の存在をガン無視してるのがジワジワきたwww

そんな『男の存在』を目の当たりにした照子。
一足先に帰ってきたのですが。


「……春子が行ってしまう」
「私から行ってしまう…」
「遠くに行ってしまう」


照子しっかり!!
あんた岡谷迎撃しないと!!





●泣いてる暇はない、立ち上がれ


そんな昭和42年1月。
冬子は何をしているかというと。


「あなた冬休みにどれだけレッスンしてきたんですか?」

いきなり壁にぶち当たっていました。

何のために宝塚音楽学校に入ったのか。
できないならできないなりに努力をしなさい、とまあ至極当然。

というわけでひとり練習する冬子。
そこにやってきたのは同期のみんなたちでした。


(てるてる界でもいびりあるのかなって一瞬びびった)

みんなからガンバレガンバレと言われ思わず涙ぐんでしまう冬子。……

いやいや私だったらちょっと無理だなこれ。
プレッシャーがハンパねえもん。
泣きたくなる気持ちもわからなくもない。


のですが、この人がいました。


「こら!泣いてる暇ないよ!」
「くじけたら私が許さないからね!」


……立川さんかっけえ!!
ここまで言ってくれると開き直れるもんです。

同期になったのも運命。
その運命を自分で切り開くのが自分だ。
最高のロケットダンスを見せなくてはならないんだ、と立川さん。

そして練習の成果もあって……


「これからもそうやって努力なさいよ!」

天性の才能はなくても、努力があれば、支えてくれる人がいれば壁を乗り越えられる。
そんな力強いエピソードが素敵です。




●理江ちゃんの憂鬱


が、ひとりネガティブオーラを出している同級生がいました。
理江ちゃん。



同じく成績振るわない理江ちゃん。
この学校に入れたら明るくなれると思っていた。
でも現実はそうもいかなかった。
才能がないんだからしかたない。


「理江ちゃん。そんなこと言うてたら、明るうなられへんよ。『明るうなろ』思たら、自分で自分を明るうしていくしかあらへんね」

体育座りで落ち込む理江ちゃんを励ます冬子ですが。


「冬ちゃんは逃げてるだけじゃない」

初めてぶつけられた冬子への悪意。

(悪意というほどではないのだけれど)

成績が悪いということは、人よりいい役がもらえないということ。
人より目立てないということ。
つまりそれは結局、才能がないということじゃないのか。

それでもここにいる意味はあるのか。

親の期待を裏切ることになってしまうかもしれない。
それでもここにいる意味はあるのか。

宝塚のことは詳しくはないのですが、『学校』とはいえそこはすでにタカラジェンヌの卵が集まるところ。
立川さんのように切り拓いていくタイプじゃないと、理江ちゃんみたいに潰されそうになってしまうんだろうな。


努力したら願いは叶うのに。
それを知ったばかりの冬子にはあまりにも酷な理江ちゃんの言葉です。




そんな落ち込んで帰宅した冬子を迎えたのは秋子。

普通の受験生、普通の高校生。
スケートやバレエ、ピアノ、歌唱力が飛びぬけてるわけじゃない。
ちょっと(かなり)博識な、普通の受験生やってる姉だけど。



普通だけどすごい姉。
(秋子の能力がハイレベル過ぎて、ほんとこの子はどんな女性になるのか)



ところで……


ナチュラルに和ちゃんに抱き着いてる冬子な。




●冬子のパン


自分のピンチを助けてくれた同期生たちへのお礼に、とパンを焼く冬子。


「私が自分で焼いたパン、みんなに食べてもらうねん」

しかし40人前ともなると店に出す分の生地がなくなってしまいます。
冬子、そういうことは少し余裕をもって言わないと。

しかしそこで助け舟を出したのが和ちゃん。


「ええやないですか大将。今すぐ僕仕込みますから」

冬ちゃんらしい、と和ちゃん。
和ちゃんもすっかり成長してるんだなあと。
和ちゃんが大きくなればなるほど、賢作兄ちゃんの姿を思ってしまいます。


「みんなに助けてもらったとは何があったのか?」と少し訝しがる春男。
冬子は理江ちゃんの話をしました。
理江ちゃんもまた父親に反対されて宝塚へ入ったこと。
それがどうしても夏子を思い出させること。
夏子が東京で出会ったてるてるパンに救われたように、理江ちゃんを助けたい。


「そんなん言うたらあかん。つらなるわ」

思わず涙を拭う春男。
春男の脳裏には夏子が浮かんでるんだろうな。
夏子を送り出したあの日。

冬子が何を見てここまできたかが大切にされていると思いました。
ここではきっと夏子を送り出す春男の姿と、東京でパンを頬張る夏子の姿。
それから夏子の言葉だったのかなあと。



「そやから理江ちゃんにも私のパン食べてほしいねん。元気になってほしいねん」

ああ、いやまあ。
そのパンは夏子だから効いたのであって……
まあいっか。



春男と冬子の会話を背中で聞いている和ちゃん。
やはり少し憂いを含んだ表情が印象に残ります。

少年というには大人びていて、青年というにはまだ幼い。
そんな若者の頃。




●冬子が悲しいとなんか悲しい




まあどうにかこうにか焼き上がり、焼きあがったパンを持って学校へ。
これパンの匂いすごそうwww


「ほんまにあきれるわ。あんたは……」

立川さんも思わずにっこり。

でも肝心の理江ちゃんはお腹が痛いと休んでいました。
ああ辛いんだろうなあ……。
きっとお腹と同じくらいに心が痛いのかなあ……。

みんなは「あの子はやめるやめる詐欺だ」といいますが、冬子は納得がいかず。
かといってどうしようもなく……。

冬子が悲しいとなんとなく悲しい




●お腹の空いた足立さん



帰り道、憧れの先輩・足立京子さんの声とピアノが聞こえた冬子。


「あの…おなかすいてはらへんかと思って…いやおなかすいていらっしゃらないかと思いまして」

敬語を言い直して、それでもたどたどしい敬語で話しかける冬子。


足立さんもにっこり笑って受け取ってくれました。

「おなか空いてるときに食べ物くれた人には並々ならぬ恩を憶える」という『O型あるある』がありますが。
誰かを打ち解けたい時に食べ物でつるってのは非常に有効な技。
もちろん冬子はそれを狙ったわけじゃないけど(そもそも理江ちゃんへ作ったものだった)、そんなあざとい技を嫌味なくこなす冬子のおぼこさよ。


そんな足立さん。
翌日、冬子を呼びとめて。


「パンとっても美味しかったわ」

まずは褒めて。


「(文化祭について)岩田さんが手伝ってくれるとありがたいんだけどな~」

『依頼』をして。


「遅くまで練習するから本当におなかすくのよね~」

『現状』を話して。

「パン本当おいしかったわよ」

さらにダメ押しで褒めるっていう。

足立さん……やりおる。



●すきやき


ところで。
対岡谷戦の迎撃態勢をとれていなかった照子。
春男に捨て台詞をはいていました。
「何があったかは本人に聞けばいい」と。

で、春子が1泊おいて(!)帰ってきていつものすき焼き。
みんな大好きすき焼き。

しかし不穏。


「おばあちゃんが死んでから初めてのすき焼きやな」

秋子が珍しいことを言い出しました。
目の前の事実をありのままに言ってしまうのが秋子なのだけれども、それが空気を調整する方向に働かない。

照子が仏頂面をしている横で、今日の主役・春子が突然言い出しました。


「あのな、お父ちゃん。今度会うてほしいひとがいてんねん」

「お母ちゃんは約束したからいいよね」と春子は言うも



よくなさそうだな。


「約束?えっ…な…なんや約束て」

うろたえる春男。

2人で話すことになり……


「結局その晩お父ちゃんと春子姉ちゃんはすき焼きを食べられませんでした」

残しておいてやらないのが岩田家クオリティ。
あれだな、照子が「食っちゃおうぜ」って言ったんだろうな。


そして翌日も


「次の日お父ちゃんは初めてパン工場を休みました」

春男、かなりのダメージの様子です。


別に春子と春男が話している内容は映し出されていません。
2カットくらい。
でも春男はきっと大ショックを受けたんだろうな。
それを語るナレーション。

何を描いて何を削るか。
何をナレーションに説明させるのか。





●岡谷、来襲。


翌日。春子が岡谷を連れてきた。

い ざ 決 戦 。



「岡谷信夫です。よろしくおねがいします」
「どうも春子の父です。こっちは母です」


岡谷が先制攻撃。
しかし照子には効いていない。


「ほう!おいしそうですね!」
「おいしいです!」


再び岡谷の攻撃、しかし春男はかわした!


「実は朝から緊張して何も食べられへんかったんです」
「ハッ。普通はここで緊張して食べられへんはずやけどな」

「ゴホゴホッ!!」

春男の一撃が岡谷にクリーンヒット!
呼吸困難に陥る岡谷!




そこへ弘子姉ちゃんがコーヒー持ってきた!
「かっこいい」と茶化す!
そんな弘子姉ちゃんに……



弘子姉ちゃんに照子が喝!
目を閉じたまま喝!!



「あの…お父さん」
「君にお父さんと呼ばれる筋合いはない!……なんていうたりせんとあかんのやろか?ハハッ、気恥ずかしいな」


……おや?

緊張をほぐすため、岡谷君は最近の市販のパンの話。
白く見せるために漂白剤を使っているのかっていう都市伝説トーク。
どさくさまぎれに「お父さん」って呼んで怒らせちゃったりもしたけれど。
秋子のトリビアトークで何やら和やかな雰囲気。

この人を覗いて。



岡谷の一言で、照子覚醒。

照 子 の 殺 気 が パ ね ぇ 。




●照子、迎撃


そしてはじまる照子の迎撃!


「岡谷さんは今おいくつですか?」
「そもそも岡谷さんは春子との付き合いをどう思てらっしゃるんですか」


しかし岡谷はめげない!
照子に体当たりを続ける!!


「春子さんが伸び伸びと練習できるように、夢かなえられるように、陰ながら精一杯応援していこうと思てるんです!」

照子の急所に当たった!
岡谷が考えてることは照子の考えてることと同じだ!!



「そやけど春子はまだ大学生や」
「照子」

「そやけど春子はスケートがあるし…」
「照子」

「そやけど稲本先生が何て言わはるか…」
「いや照子、もうええて」


照子のダメージが大きくなっていく!!



●照子、敗北


「そやけど春子はまだ子供や。何も分かってへんし…」
「お母ちゃん許して。お願いします」

照子のHPは残りわずかだ!
そこに春子が10万ボルト!!


「岡谷さんがいてくれたらもっと頑張れるような気ぃすんね。私が悩んだ時も岡谷さんが支えてくれた。お母ちゃんの事も岡谷さんはよう理解してくれた。」
「岡谷さんがいてくれたら、私はもっと大きい夢かなえられそうな気ぃすんね」





照子……
(あれ、お父さんは?ってなってる春男が可愛い)


「そやったらもう…勝手にしたらええやん」

照子おおお……



ああ去ってゆく照子……


照子……処してもいいのに……
でも照子……切ないよ照子。


店の方では松本くんと弘子姉ちゃんがイイ感じだし。
佐藤さん乱入しかけるし。
岡谷しっかりしてるし。

なんだ?あれ?春男?照子?
……照子?

あれ……?





「あーあ…親なんてしょうもないな……」

ぼやく照子の背中が弱く見えました。


本当は途中から気が付いていたんでしょう。
自分はイースト菌にならなければいけないこと。
春子は自分以外に支えてくれる人を見つけたということ。
子離れしなければいけないこと。



そんな照子を励ます春男が、春男らしくて。
「おまえ、これなら元気になるだろ?」っていう夫婦愛が温かくて。

やめろ、やめろ!!!
この岡谷血祭りのはずだったのに、涙腺壊してくる雰囲気やめろおお!!
しかもそのいい話もなんか笑いにもってくのやめろおおお!!!!
(褒めてます)






●もってけ泥棒


和ちゃんは工場で勉強をしていました。
恒夫が残していったパンノート。

岡谷はもう帰ったのか、と尋ねて。

「うん帰った。もうしんどかった!」
「何で冬ちゃんがしんどいの?」
「あんなお母ちゃん見てるのしんどいもん」


そうだよね、冬子。
見てるのしんどいよね。

冬子が落ち込んでいるとみてるほうも悲しいように。
照子が落ち込んでいるとみてる冬子も悲しいんでしょう。



「最後は『もってけ泥棒』いう感じやったけどな」

言 い 得 て 妙 。


自分の時はどうなるんだろうと思いを馳せながら、


「今日はお母ちゃんにとって長い一日やったんやろなあ」

普通なら反対するのは異性の親。
春子からしてみれば春男が強く反対するはず。

しかし春男は夏子の件で子離れはできている。
春子が世間知らずかもしれないから、岡谷に迷惑をかけてしまうかもしれないと心配までするほどの母性的な優しさ。



落ち着いて考えたらこの夫婦は、シャトーを開いたあたりで役割機能が逆転してたんですよね。
それでもお互いに信頼し合っている。
「男と女/夫と妻」というくくりではなく、「春男と照子」なんだなあと。




●冬子、奈落に落ちる


さ、春子の件はこれで一件落着。

ドタバタしていた岩田家でしたが、冬子は宝塚音楽学校の文化祭です。

宝塚通が楽しみにしている音楽学校の文化祭。
未来のスター今から発掘するという。


久世さんだ!


ヤング・ガイ!


すっげえ!!

冬子も感動して、舞台袖で涙目。

いやしっかし『あさが来た』の超高そうな小道具の応酬もすごかったけど、こっちの宝塚映像も朝見るには贅沢すぎる。
人形浄瑠璃といいまったくもうスタッフ頭おかしい。



ところで、この冬子が足立さんの衣装替えを手伝う光景。
観たことがあるんだよなあと思ったら、『あまちゃん』の奈落での風景でした。
『あまちゃん』っぽい雰囲気は前々から感じていましたが、まさに「冬子=アキ」だなあって。




●先を見て今からやる


無事に文化祭終了。

「舞台どうだった?」
「よかったです」
「私は?」
「よかったです」
「歌は?」
「よかったです」


冬子語彙力ぅ。


「もっと遠くを見て今やるべきことをやる」
「学校を出てからが本当の勝負だからね」
「その先を見て今からやっておかなくちゃ」


どこかで聞いたことのある足立さんの言葉。

前に照子が言っていました。
でも冬子がこれを聞くのは初めて。




●理江ちゃん


そんな矢先、問題の理江ちゃん。
辞めると言い出しまして。


「しかたないじゃない、才能がないんだから!才能がある人たちと一緒に頑張ったって叶うはずがない。私なんか…お呼びでないのよ」

理江ちゃんのお気持ちわからなくもないから、すげえしみる。
傷口にムヒをぬるみたいに、ヒリヒリしみる。
……でも『お呼びでないのよ』は少し狙ったね?(いいぞもっとやれ

そんな理江ちゃんについに冬子がおこ。
冬子暴走はよくあれど、おこは珍しい。



「そんなうじうじ考えてたてしゃあない!今やんねて!今やることやらなあかん!いまやんねてってもう!」

ピアノの前にりえちゃんを連れてきた冬子。
自分が理江ちゃんより上手な科目はピアノだから、ピアノを教えると連れてきたのでした。

それを拒否する理江ちゃん。
じゃあ声楽を教えてくれ、伴奏するから、と引き留める冬子。


「何で!?…なんで冬ちゃんそういうこと言えんの?なんでそういうふうになれるの?私自分が恥ずかしくなるじゃない」
「恥ずかしがらんとやらな上手になられへんよ。私見て?どんだけ恥かいてるか…」
「そういうことじゃない!そういう意味じゃない!」



「人の気持ちがわからないの?!どうしてそんなに優しくなれるのよ!私がどんな人間か知ってったら、そんなに優しくできるわけないじゃないの!」

理江ちゃん……。

理江ちゃんは冬子の明るさがつくる影のような存在なんだろうか。
いや、それも少し違う気がする。

理江ちゃんは理江ちゃんで、諦めてはいない。
だって冬子への対抗意識がある。
この子には負けたくないっていう意識があるから、この子に励まされたくないってういういい意味での対抗意識。
(きっと冬子はそれに気が付いていないけど)



そこへやってきた立川さんや恵美子さんら。


「岩田はね、アホなんよ」
「…は?」


いきなり何をwww


「岩田を見てみい。希望なんてなくても明るい。その明るさが希望や」
「褒めてるのよ」

「うそや!」

恵美子さんまでwww

冬子は自分の好きな世界を見つけようとしているんだ、と。
冬ちゃんみたいな人が舞台である日突然変わったりする、と。

立川さんや恵美子さんの言葉。
冬子のことを言っているようであり、照子のことを言っているようでもあり。
このドラマそのものを言っているようであり。



「これが宝塚音楽学校同期生の力であります。私たちはほんの小さな事で、よく一緒に泣き一緒に笑いました」

まあ、一件落着。
でもよかった、理江ちゃんが自分の力で立ち上がって。




●そして新しい春が来た


『けったいな友達』として理江ちゃんに(きっとほかのクラスメイトにも)紹介されたローリー。



あまりに冬子から冷たくあしらわれるので、秋子に鞍替えしてました。


「君はもともといてるだけでナンセンスなとこあるね」

生きてるだけでナンセンス。

秋子、誰が上手いこと言えとwww



●月9にさせない有薗マジック


和ちゃんもそろそろ進路選択が迫ります。
喜介さんのお店で相談をしていました。



ってもギターを手放さない喜介さん、ああ喜介さん。
しかも選曲が「お嫁においで」と、岩田家の情勢を案じているような一曲。


「僕はただ普通に暮らしたいだけです」
「普通に一人で生きられるようになりたいんです」


誰にも迷惑をかけないように、ひとりで、普通に暮らしていきたい。
大将(春男)の力にもなりたい。
恩を返したい。




でもこのままじゃいけない。
じゃあどうするんだ?岩田家を出れば済む話なのか?と悩む和ちゃん。
そもそも冬子と結婚するんじゃないのか?と煽る喜介さん。


「友達ですやん。昔からの友達ですやん」
「いやだからそういう好きとちゃいますて」


この否定っぷり……和ちゃん今まで意識してなかったんだな。


てか喜介wwwwやめてその口笛www



そして急に冬子を意識し始めた和ちゃん。



錦戸亮&石原さとみっていう中の人考えたら月9になるはずなのに。
なぜか仕上がらせない有薗口笛マジック。






●米原さん


春子の件も一件落着、平和の訪れた岩田家にやってきたのは……。



唐 突 に 米 原 さ ん ( ゚д゚)
あの岡本太郎っぽい画家の人。→『てるてる家族』10週 普通に情熱、芸術は爆発だ!

秋子のヌードを描いた画家だ!と大騒ぎする弘子姉ちゃんと春男。
あ、そっか。
家の人たちは真相を知らないのか。
ともかくその誤解は無事に解けました。

秋子からもらった手紙の内容を話す米原さん。


「うちらのお父ちゃんはとても弱い。弱いけど強い。」

秋子のその言葉で自分も変わった、と続けます。


「自分の弱さを認めようと思ったんです」
「家族を照らすのは自分の強さだけではない。弱くても一生懸命生きていれば照らせるんだと」


まさか先週から続く「イースト菌たる親の姿」の話を、米原のおっちゃんでゆるっとまとめてきやがるとは。




●変わる


米原さんは家族で大阪に引っ越して、絵本作家をしているとのこと。
その画風があまりに変わったという話。

 
「みんな変わるもんなんやなあ」
「大事なもんに気づくということと、変わるということは違うんかも分からへん」


両親や姉たち、妹のことを一歩引いてみていた秋子の言葉。
気付くことと変わること。


この週は米原さんの言葉で終わります。


「人の価値を点数で測ることしかできなくなったら、本当に怖い社会ですよね。最近は者を作る喜びよりも、作ったものがどれだけ売れたか、その数でした喜びを感じられなくなっているような気がするんです。それって不幸ですよね。点数何てこの世の中からなくなっちまえばいいんだ!」
「米原さんは相変わらず熱い人でした」


みんな変わっていくけれど、大事なところは変わらない。
米原さんの画風は変わったけれど、その心根は変わらない。
米原さんは大事なものに気づいただけ。

秋子はそれを悟ったのかもしれません。


……てかなんで米原さんで終わるんwww
いいよいいよ、そういう懐かしの人たちシリーズすごい好きwww






●次週の予告もよくわっかんねえwww


次回は……また秋子が踊り出しそうな予感。









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