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まかり通るエアコン手抜き工事の実態/ミドリ奈良イトーヨーカドー店

2011-12-03 16:52:05 | つれづれ

2011年12月3日(土)記

エディオンへの書面


この記事は、2011年7月の出来事です

エディオングループのミドリ奈良イトーヨーカドー店で購入したエアコンの取り付け工事で手抜き工事と思われる問題が見受けられました

この事について、2011年8月16日付で、株式会社 エディオンの代表取締役社長である 久保 允誉 様宛に書面で改善を申し入れましたが、十分なご回答は得られませんでした。(左は、その改善申し入れ書面、クリックすると拡大します)

当初の回答は、ミドリ小泉センターから電話でありました。センターから訪問して工事が正しく行われたか点検したい。との事でした。当方としては訪問よりも書面よる回答を希望しその旨伝えていたところです。

最終の回答は、8月22日に、ミドリ小泉センターの所長の つのだ 様から電話があり、個人宛には書面の回答はできない。との事でした。

センターからの訪問を、なぜ、断ったかと言えば、このセンターが工事の日程や業者の割り振りを行っている総元締めです。つまり、工事業者の親玉と思えるところです。
つまり、泥棒に入られて、その泥棒の親玉が来て、何も取られていなかったので良かったですネ。と、聞かされても誰が信じるものですか。との思いです。(エディオンが用意する中立な第3者の立ち会を求めました。しかし、これも断られました。)

対応の全般的な印象と、書面での回答が出来ないとの事を総合するに、筆者は、この会社はこれからも手抜き工事を続けていくものと確信しました

改善申し入れ内容

1.取り外しを行ったエアコンのガスの回収がされていない。
  このエアコンは、R22のガスを使用しておりオゾン層破壊に直接影響がある。
2.新しいエアコンの配管に巻くテープが物理的に水が浸入する巻き方を行っていた。
3.工事後、ドレインの排水が流れる事の確認がされなかった。
4.壁面に腕をついて作業を行っている。

これらの事について、 工事業者への適切な指導は当然とし、本年を含め近年に行われた工事についても販売店の責任において、工事内容の確認、もし不適切な工事が行われていたならば、再度、工事のやり直しを行うなどの、真摯な対応をされるようお願いしています。

 

 

――――― 問題の工事です ―――――

今年の7月初めに十数年使用したエアコンがついにダウンしてしまった。室内機からは風が出るのに室外機のコンプレッサがまったく動かない。つまり、まったく冷えない。

修理をとの思いも一時はあったが、なにせ古いエアコンなので修理してもどれだけ持つのか、省エネはと考え買い替えることになった。

たまたま、株主優待券のあったエディオングループのミドリ奈良イトーヨーカドー店で購入を決めた。

取り付けは、こちらの都合もあり7月16日となった。

まずは、ミドリから工事屋さんが来て古いエアコンの取り外し
ちょっと、待って。
フロンガスの回収はされたのですか?
ミドりの工事屋によりエアコン取り外し

この古いエアコンのフロンガスは、今、オゾン層破壊で問題になっているR-22と呼ばれるタイプのフロンガスなんですけど。

どうみても、室内機と配管に残っていたフロンガスは大気中に放出されてしまったようです

 

 

 

そんな、こんながありましたが新しいエアコンの室内機の取り付けが終り、
配管のテーピングとなりました。
配管テーピング

でも、これもちょっと気になります

 

 

 

 

 

そのテープの巻き方だとテープの重ね目は、右の絵のドライバが示すように
雨水が入り込むような巻き方ではありませんか?
テープの巻き方が違います

工事屋さんに、そのテープの巻き方では雨水が入り込むのでは?と質問したところ、

きつく巻いていますからそのような事はありません。との事でしたが、

物理的に雨水が入り込む巻き方は良くない事を説明した上で、

工事の方法について指導はなかったのかと質問したところ、販売店からも、どこからも指導はなかった。と答えていました。

 

 

 

下の2枚の絵を見比べてください。
左の絵
は、ミドリの工事屋さんが工事した、雨水の入り込む誤ったテープの巻き方です。
右の絵は、正しいテープの巻き方です。これですと物理的に雨水は入り込みません。
テープのよくない巻き方と正しい巻き方

 え、画像を上下反対にしただけでは?と、思われるかも知れませんが、まさしくその通りです。

テープを巻く方向が逆なのです。
上の写真をよくご覧ください。ミドリの工事屋さんは配管の上部から足元へ向かってテープを巻いている事がわかります。

正しい巻き方は、足元の方から上部に向かってテープを巻きます。
そうすると、右の絵のように物理的に雨水が入り込まない巻き方になります。

このテープの巻き方は、エアコン取り付け工事の初歩中の初歩ので、工事の実習教育では真っ先に教えることです。
工事の経験の無いとおっしゃっていたミドリ奈良イトーヨーカドー店の店長さんですら、ご存知の事なのです。

では、どうしてミドリの工事屋さんは、雨水の入り込む誤ったテープの巻き方をしたのでしょうか?

これは、推測ですが、上部から足元へ向かってテープを巻く方が楽なんです。
なにを隠そう、筆者も相当昔に20年ほど家電の修理に携わっていました。修理のみならずエアコンの工事も業務としてやりました。その経験から、そう、言えるのです。

 

壁面には肘を付かないようにして欲しいものです。
新築中ならば言うまでもなく、そうでなくとも喜ばれるものではありません。
壁面には肘を付かないで!!

 

 

 

 

 

 

工事屋さんは、取り付けが終るとエアコンを運転状態にして、しばらく、このまま運転を続けてくださいネ。と言って帰ってしまいました。

普通ならば、運転を行う前に室内機から外へ水が十分流れるかどうかのテストを行うはずですが、余程か工事に自信があったのでしょう。ドレンのテストもありませんでした
これをやらないと、室内機から水が溢れ室内の壁や床を水浸しにしかねません。

まあ、工事屋さんにも言い分はあると思いますョ。水準器で室内機の傾きを調べて正しく設置しているので排水は大丈夫です。と。

でも、最終的な確認として水を流して調べるのが必須です。
なぜなら、室内機で発生した水を外へ排水するのがドレンの役目ならば、確実に外へ水が流れる事を確かめる必要があります。室内機の傾きが正しく調整されていてもドレンホースが詰まっているかどうかの確認は、やはり水を流してみるしかありません。

こうした、ほんの僅かな作業も抜けている。即ち、手抜きであると総合的に判断せさせるを得ない所以でしょう。

 

最後に。
筆者は前述のとおり、多少なりとも工事の経験があったので、何が悪く、どうするべきかの心得が僅かでもありましたので、問題として指摘することが出来たものと思います。

しかし、筆者も経験が無いような事柄であれば、きっと、手抜きがされようと、間違った工事方法であろうと、気が付かなかったものと思います。

このblogをご覧の皆様で、気になった方は少なくともテープの巻き方だけでも、今一度、点検してください。もし、正しく巻けていないのであれば工事のやり直しをしてもらってください。

実のところ、過去、5台(今回を含む)の工事で3つの業者が工事を行いましたが、正しいテープの巻き方を行った業者は皆無でした。(当然、指摘してやり直しをして頂きました。)

いずれも、2011年7月16日撮影

 

 

 


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