悠の食虫植物 ネペンテス普及委員会 (和名 ウツボカヅラを世に広める会)

食虫植物のネペンテスを広めていくためのブログ。

行動科学で人生を変える

2010年08月07日 00時51分41秒 | Cランク
行動科学で人生を変える (Forest 2545 Shinsyo)
石田淳
フォレスト出版

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 本書は、ぜひともご紹介させていただきたい1冊です。私はかれこれ、「継続」に関す

る類の本を十数冊は読み漁ってきましたが、本書は一つの「継続に関する結論」を導き出

した初めてのビジネス書ではないかと思います。


 
 どうやったら物事を継続できるか。

 継続は力なりというのは、何となくわかってはいるのですが、いかんせん続かない。も

う何をやっても続かない。このブログを毎日更新すると決めた日から2ヶ月が経過し、結

局はブログを毎日更新するぞという内容のブログを更新して終わったというぐらい、本当

に私は物事が長続きしません。


 そんな私ですから、もういかにして「継続」を「継続」させていくか、関連書物を読み

まくりました。なんか十分に継続しているような気もしますが、とにかく三日坊主を治し

たい病にかかってしまった私は、「続ける力」を夢中で研究したわけです。


 そして、ついに一つの結論に達したのです。その結論とはズバリ



俺には無理



という潔しなものでした。読んできたほとんどの本は精神論的なものから始まり、時間術

や人生観ベースの考え方、習慣化の方法、もしくはThe・オレ流みたいなのばかりでし

た。

 そして読み終わった瞬間は情熱がふつふつと湧き上がり、よーしやるぞーと取り合えず

気合は入ります。三日坊主は今日で終わりと心に決めるわけです。

 その直後に、お決まりの三日ボーザーの力が発揮されてしまうのです。

 よーし! やるぞー!


明日から!


 そして翌日は仕事から帰ってテレビを見てゴロゴロ、ゲームをしてゴロゴロ。壁掛け時

計を見上げては、やべ時間だもう寝なきゃ。


おやすみなさい


としか言いようのない毎日が続いてくわけです。
 


 そんな悩める三日坊主以下の私に、ついに1冊の本が現れたのです。それが今回ご紹介

する本、「行動科学で人生を変える」なわけです。


 「行動科学」となにやら小難しい題が銘打ってありますが、中身はいたってシンプルで

す。専門用語はほとんど出てきません。パラパラとあっけなく読み終わってしまい、余韻

も何もないくらいです。ではこの本のいったい何が凄いのか。

 
 その1 装飾がない

 よくある著者の成功体験談や、その周囲の成功体験談など余計な(?)ものは、本書に

限ってはほぼありません。電化製品の取扱説明書なみに中身を凝縮して必要なことだけが

書かれている印象があります。私事ですが、読んで時間を無駄にしたという感じはまった

くありません。


 
 その2 誰でもできるという奇跡を、淡々と解説していく


 主題が行動科学であるということが、本書の最大の売りです。行動を、科学する。科学

の定義とは、本書から引用すると「いつ、どこで、誰がやっても同じ効果が得られる」こ

とであると同時に、「誰が見ても明らかなもの」でなければならないらしいのです。

 つまり、人間の行動を分析し、誰でも「継続」という行動を科学的に可能にするのが本

書なわけです。

 そのため、最初の三日を乗り越えろとか、未来の自分をイメージしてうんたらかんたら

な内容は綺麗に省かれています。システム的に継続の行動を促していくため、きつい感じ

がありません。なおかつ、わかりやすい。ここ、重要です。



 本書は私の勝手なランキング付けでは、現時点で「継続」に関する内容の頂点に位置す

る一冊だと思います。
 
 他の「継続論」と合わせて使うと効果は倍増するかもしれません。保証はできません。

 オススメです。何かを始める、何かを止めるとお考えの方は、参考までに一読いかがで

しょうか。
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