悠の食虫植物 ネペンテス普及委員会 (和名 ウツボカヅラを世に広める会)

食虫植物のネペンテスを広めていくためのブログ。

ギリシャリクガメ その2

2008年09月20日 21時15分39秒 | 日常
 前回

 私のペットである

 ギリシャリクガメ

 の話しをさせてもらったのですが

 実はまだ外に放し飼いの状態でして。



 東北なので

 もっと早く冷え込み始めると思っていたのですが

 意外と大丈夫で

 昼間は汗ばむくらいの陽気になります。



 ずっと実家にいたので

 飯を食いに行きがてら

 様子を見に行ってきました。



 夏の緑の生育の早さは

 驚くべきものがあります。

 カメ小屋は植物でおおわれており

 近づくことすら困難になっていました。

 私の実家の庭は

 しばらく見ないうちに

 プチジャングルとなってしまったようです。

 
 母が無差別に花を植えたせいでしょう

 見たことない花々が咲き乱れている区画が

 点々と存在し

 やけに背の高い植物がそれを囲うように

 日光の恵みを謳歌していました。


 これはきっとアレですね

 カメ対策でしょう。


 母が遠出して

 買ってきては植える花を

 カメは片っ端から食べてしまったので

 激怒してしまったんですね。



 どこに何が植えてあるのか

 皆目見当もつきません。

 足を踏み入れるスペースさえ

 最小限にされているようです。


 仕方なく

 私はダンダンと足を踏み鳴らし

 パンパンと手を叩きました。

 
 おそらくカメ小屋の中で

 カメは爆睡こいてるに違いありません。


 しばらく続けていると

 カメ小屋の中から

 石のようなもの転がり出てきたと思うと

 弾丸のように私のもとへと一直線に走り寄ってきました。

 
 私のカメは食い意地がはってるので

 こうしてやると

 餌がもらえると思って

 遠くからでも吹っ飛んでくるのです。


 駆け寄ってきた所を

 なんなく、とっ捕まえて
 
 感触で重さを確かめます。

 何を食ってるのか、ズシっとした手応えで

 もの凄い力でジタバタと暴れて

 表情は変わらないのですが

 必死の形相で手から逃れようとします。


 甲羅に傷もなく、いたって健康そのもの。

 今度はひっくり返して

 裏側の傷のチェック。

 いつの間にか足を怪我していることがあるので

 入念に調べます。


 ご存知でしょうか

 カメはひっくり返ると

 カクカクと変な動きをして

 起き上がろうとすることを。

 私のカメだけかもしれませんが。


 手に持ったまま裏返すと

 当然この動きをやるわけですが、

 まるで

 やめろー このヤロー

 と暴れているみたいで

 とてもおもしろいのです。


 あ

 でも本人はいたって真剣で

 ひっくり返る=生死にかかわる

 ということなので

 間違ってもおもしろ半分でやってはいけません。

 あくまで

 健康チェックの時だけです。


 異常がないので

 すぐに庭に解放してあげます。

 しばらく首を出したり引っ込めたりしながら

 フンフンと鼻息荒く怒っていました。


 餌がないとわかったのか

 ふてくされたように

 カメ小屋に帰っていく私のカメ。

 結構

 頭がいいと思ってしまうのは私だけでしょうか。


 
 私のカメ

 ギリシャリクガメ

 という種なのですが

 なかなか賢いところがあります。

 
 何度も庭から脱走しては

 近所をウロウロしているところを

 私に捕獲されるのですが

 困ったことに

 脱走経路を突き止めないと

 瞬時に学習してしまう私のカメは

 また即脱走を試みてしまうのです。

 
 ブロックの石をちょっと積んだ程度の多少の囲いなら

 すぐに登って逃げ出すので

 非常にやっかいです。




 カメがおとなしいのは

 気温が低い時だけです。

 暖かくなった途端

 ハッスルしまくる生き物なのです。
 


 以前は

 ベランダで飼ってた時期がありました。

 せっかくスペースをあげたのに

 私のカメは

 どうしても部屋に入りたいらしく

 何度も進入しようと頑張っていました。

 

 部屋との間には段差があったので

 最初は

 登ってはひっくり返っての連続だったのですが

 カメの学習能力は凄いんです。

 一度

 部屋の潜入に成功すると

 もう失敗しません。



 当たり前のように

 部屋の中をうろつきだします。

 父はそれを見つけるたびに

 えい!
 
 と捕まえ

 ベランダに放り出します。

 


 すぐに登っては放り出されるのを

 数回繰り返すと

 私のカメは考えたのです。

 なぜか

 登ると

 元のベランダにワープしてしまう。

 ちなみにカメには

 人間によって運ばれる

 という概念があまりないみたいで

 いつの間にか戻ってきた

 という感覚に陥るらしいです。

 証拠に

 カメを持って歩くと

 カメも景色の動きに合わせて歩き出します。

 私のカメだけかもしれませんが。



 で、

 私のカメはヒラメキました。

 そうだ! 

 頭から行くから、戻ってきてしまうんだ!



 そう考えたのかは定かじゃありませんが

 私がテレビを見ていると

 性懲りもなく

 ベランダから忍び寄る影。

 また登ってきたのかと目を向けると

 どうも様子がおかしい。

 
 あれ、首はどこいった?

 
 甲羅しか見えないのです。

 よく目を凝らすと

 何と

 カメは逆立ちをして

 お尻から登ってきたのです。

 
 なんとか登ろうと

 プリプリと動く丸いお尻。

 私

 飲んでいた茶を噴出しちゃいましたよ。

 
 いつの間にか

 またダラダラと書いてしまいました。


 私のカメの武勇伝は

 また後日にでも。



 ではでは









 

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