今日の一枚は後期印象派の画家ジョルジュ・スーラ(1859-1891)が
1884~86年に描いた「グランド・ジャット島の日曜日の午後」です。
これは教科書に載るべき名作ですね!
日曜日とタイトルにあるだけに、絵の中の皆さんは午後の休日をのんびり堪能しているようです。
彼はこの大作に2年を費やしました。結果1886年の印象派展で話題を集めたんだとか。
登場人物は50人ほど、色は全て点描画、色の点をぽちぽちとのせる画法で描ききっています。
拡大すると絵がつぶれるので断念しましたが・・・
実際は赤や黄色や青などといった原色の点の組み合わせで、光や陰の明暗を描き分けています。
スーラは「色=光の粒の集まり」だと考えていたので
絵の具の色を混ぜなくても、組み合わせれば目に見える鮮やかな色彩を再現できるはずである!
と日々研究を重ねていた画家でした。
この絵はアメリカ・シカゴ美術館に収蔵されています。
気が遠くなるような作業の末完成したと思われるこの大作、
点々の密集したカンバスの表面をじっと見つめてみたいなぁ。
<たぬき>
午後の日差しがキラキラとしてるし。
スーラの色の捉え方もすごい良いと思う><
構図も渦を巻くようになってて、奥行きと空間を感じます~!
おでんちゃんの言うとおり、
奥へと続く人の配置が活かされて奥行きもしっかり感じます。
部屋に飾ると気持ちがよさそう。