たぬきの美術研究室

たぬきによるたぬきのための、美術の考察だったり好きなものを紹介したり日常についてつらつら語るための場所。

【展覧会レポ】「田島征三の大地」展

2011-09-24 | 展覧会

「田島征三の大地」展、行ってきました。

 

絵本の挿絵家である田島征三の作品をたっぷりあつめた、小規模ながらもボリュームのある展覧会でした。

この人の名前だけではぴんと来なかったんですが、国語の教科書にも載っている「ちから太郎」の絵を見てこの人か!っと納得しました。

 

 

 

他にも様々な絵本の挿絵を描いており、なかでも「かまきりのカマーくんといなごのオヤツちゃん」と「ザ・ボーン」が私は好きです。

 

 

    

 

前作は、カマキリがいなごを明日のオヤツに大事に取っておこうと思ってたら、オヤツのいなご(通称オヤツちゃん)が様々な危険に晒されるおはなし。

オヤツちゃんが危険な目にあうその都度「タスケテェ」や「モウダメダァ」「サヨウナラ」とつぶやいているのがかわいくて面白い。そして自然の摂理なんかもしっかり組み込まれているのもまた良い。

 

後作は、世界中の生き物の骨が、骨の王様をお祝いするために集まるおはなし。

骨が出かけてしまったあとの動物が、みんないわゆる「骨抜き」状態でふにゃふにゃなのに対して、タコは平気でした、みたいなくだりが良い(笑)

最後の合唱で「ホネホネホネホネホネ・・・」「ホネは大切」「ホネはカルシウム」と骨たちが口々に歌っているのもにぎやかで楽しい!

 

展覧会で好きな作家が増える、というのは良くあるんですが、この人の展覧会は行ってよかった!と思えるくらい大満足でした。

一緒に展覧会に行ってくれた友人のおでんさんにも感謝。

展覧会は一人で見にいくのもいいけど、誰かとわいわい言いながら見るのも楽しいのです。

 

残念ながら今回の「田島征三の大地」展は9月25日で終了ですが、今の時期は絵本作家の展覧会をいろんな地域でやってるので、お近くで展覧会がございましたら是非一度見にいってみてください。

絵本の原画展はレベルも高いうえに、油絵や日本画よりも敷居が低く大衆向けなので、デートや家族でのお出かけにも向いてると思いますよ。

 

 

<たぬき>


気になること色々

2011-09-07 | つぶやき

再開したはよいものの、最近はろくに勉強もしてないので書くことが・・・

という訳で私が近頃気になってるものをつらつらあげてみようと思います。

 

・ニノ国

スタジオジブリと久石譲が製作に携わってるPS3用ゲームがでるそうです。

PV見た感じではポポロクロイスでした。ポポロクロイス好きにはたまらない世界観かも!と思ってます。

でも価格8800円は・・・つらい・・・

 

・ロン=ミュエク

ものすごく巨大で、ものすごくリアルな人形を作る現代美術作家。

数年前に、金沢21世紀美術館だったと思うんですが彼の作品を3億円で買取り話題になってました。

写真や記事で見る限り本物にしか見えない肌質と顔形が、かなり気持ち悪いけどかなり魅力的。

一度本物を見に行きたーい!

金沢21世紀美術館にも行って見たい。

 

・ボサノヴァ

音楽のジャンルのひとつ。ポアンポアンした感じの・・・カフェとかでよく流れてるのはこの系統らしいです。

最近聞くと癒されます。「space cowboy」という曲のアレンジ版が好きです。

 

・宮澤賢治とイーハトーヴ

岩手に行きたいです。賢治が目指した楽園を見てみたい。

 

 

以上、近況のようなごっちゃ煮のようなつぶやきでした。

 

 

<たぬき>